ケモミミ生活 ~獣耳作品情報ブログ~

獣耳のいる生活をはじめてみませんか?
獣耳キャラクターに関連する最新情報と懐かしい情報を織り交ぜて紹介していきます。

※世界で唯一(?)の獣耳評論サークル・S猫出版部のブログです。
※『総解説・猫耳史』『総解説・狐耳史』『総解説・兎耳史』等を頒布しています。
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懐かし情報

自画像をケモミミにするという表現のはしり。 1979年・猫十字社『黒のもんもん組 番外編』

『黒のもんもん組』は、現在、ファンタジーや動物漫画の描き手として知られている猫十字社氏が、1970年代後半から80年代にかけて発表したギャグ漫画です。
発表当時はかなり先鋭的なギャグ漫画として話題になった作品ですが、今の時代の視点で見るとギャグの部分より80年代的なノリや時事ネタの部分に興味を惹かれる作品になっています。若人はぜひ一読してみることをオススメ。今のゲーム文化やケモミミ文化はだいたいこの時代から始まっているので。

さて、ケモミミ的視点から見た時の本作の最大の特徴は、主人公三人組の紅一点「とらじゃ」が兎耳尻尾の付いた姿でしばしば描かれること。
とらじゃは番外編ではほぼ作者の分身のような位置づけになっていて、「漫画作者が自画像をケモミミキャラとして描く」という表現の先駆けになっています。
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『黒のもんもん組』1巻P165(猫十字社/白泉社)








同時代の漫画で「作者が自画像をケモミミキャラとして描く」ということをやっている作品としては、現・映画評論家の三留まゆみ氏が描いた『いりおもてやまねこなんてこわくない』(1983~85年)など。
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『いりおもてやまねこなんてこわくない』P50(早坂みけ/白夜書房)






近年だと島生活エッセイ漫画『流されて八丈島』の作者やよい氏が、作中で自身を猫耳キャラとして描いていたりしますね。


女性作家が自身を猫耳キャラとして描くパターンはしばしば見かけますが、自身をウサミミとして描くのは、意外と珍しいかも。



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水玉螢之丞氏のエッセイから見る「人外」という用語について。

 2014年末に急逝した水玉螢之丞氏のSFイラストエッセイ総まとめの第二弾が先月発売されております。

(ちなみに第一弾はこちら)
SFまで10000光年
水玉 螢之丞
早川書房
2015-07-23


 水玉螢之丞氏はSFに関連して「人外」キャラの良さについて結構色々語っていらっしゃるわけなのですが、氏の言う「人外」は、どちらかというとロボット・人造人間を指していることが多いのが、時代の移り変わりを感じてしまいます。
 今は「人外」という語は、ケモミミorケモノな獣人や妖怪、もしくはモンスター娘を指す言葉になっていて、ロボ娘に対して「人外」という言葉は使わなくなりました。
(たとえば今、初音ミクを「人外」キャラと言う人はあまりいないのでは?)



 水玉螢之丞氏は1990年代のエッセイにおいて「外見が人間で中身が人間じゃないもの」=「人外」という定義で使っていて、もしかすると元々の意味はこちらの方だったのかな?とも思ったりします。(「中二病」の意味が変わったのと似たような感じで)
 「人外」キャラの歴史をきちんと調べてみるのも、いつかやってみたいところ。

 ※ ※ ※

 ちなみに、水玉螢之丞氏はケモミミではなくて「(エルフ耳のような)とんがり耳フェチ」だったことで有名ですが、何点かネコミミ娘のカットも描いていますので、ケモミミ好きの人も一見の価値はあるかと。氏のイラストに懐かしさを覚える方はぜひ単行本を手に取ってみてはいかがかと思いますよ。



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1980年代の猫耳同人に関する一資料。 1985年『映画の友増刊 ギャルズアニメPART2』

 1985年に出版された近代映画社の『ギャルズアニメ PART2』という古雑誌を入手しました。
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『映画の友増刊 ギャルズアニメ PART2』表紙(原画くらむ・ぼん/近代映画社)













 近代映画社はアニメ情報誌の『ジ・アニメ』を出していたところですね。


 当時の美少女アニメの解説に加えて、後のガイナックスのメンバーが手掛けたSF大会・DAICONⅣのOPアニメの特集があったりして色々参考になる記事が収録されているのですが、本書、後半の方に当時の同人サークルの会誌を紹介した「こみっくすてぃしょん」というコーナーが設けられています。

 このコーナー中でひときわ目立つのが、「あおりんご軍団」というサークルが出していた猫耳同人誌『桃色子猫』。解説では「可愛い少女に猫の耳や、しっぽをつけても全然違和感のないことを知り感動しました」と述べられていて、まだ猫耳キャラが珍しいものであったことをうかがわせます。(少なくとも、このコーナーの解説者は猫耳キャラを見るのが初めてだったのではないかと思われる、、、)

 「あおりんご軍団」というサークルについて調べてみると、インターネット黎明期からケモミミを扱っている有名なケモミミイラストサイト『狼どもの熱き砂漠』のあきら☆M氏(当時は牧村ひろみ名義?)のサークルのようで、これほど昔から猫耳/ケモミミで活動されていたということにかなり驚きです。
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 ケモミミの普及には、商業作品以外にも、同人サークルとしてこだわり続けてきた人たちの貢献があるのかもしれませんね。



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【調査中】バニーガールの格好をしたことのあるキャラクター 一覧

 今年の冬コミに当選しておりまして、「S猫出版部 31日木曜日 東地区 "ピ" 49a」で 兎耳&バニーガールの歴史の本を出す予定です。
 決定稿じゃないのですが、こんな感じの本になる予定。
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 ※ ※ ※

 この本の記事のひとつとして、『バニーガールの格好をしたことのあるキャラクター』をまとめようとしています。

 ●公式かそれに準ずる媒体から発表されているもの。公認されているもの。(つまり同人を除く)
 ●普段はバニーガールの格好はしていないこと。

 上二つを条件にまとめている最中なのですが、情報お持ちの方はコメントなどで教えていただけますと嬉しいです。(90年代~2000年代くらいの情報量がまだまだ弱い感じ、、、)

 ※ ※ ※
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1980年代の独特なウサ耳の描き方。~1984年・森野うさぎ『Mr.スティブの長い夢』/87年・めるへんめーかー『にんじん畑のミス・バニキン』

 約30年前の1980年代のウサ耳キャラの描き方には、ひとつ特徴的な傾向が見られます。
 それは、人間の耳がそのままウサ耳になるように描かれる傾向があった点。

 80年代のロリコンブームの時期にケモミミキャラを多く描いていた森野うさぎ氏によるSF短編『Mr.スティブの長い夢』では、宇宙船のアシストパイロットである兎型宇宙人のミルケットが、人間の耳のあるところからそのままウサ耳が伸びるような姿で描かれています。
 Mr.スティブの方は完全な犬科の獣人なので、どちからというとケモミミというよりケモノジャンルな作品かもしれませんが、森野うさぎ氏はネコ耳キャラのうえらに関しては、人間の耳をケモミミにするような描き方をしていないので、ウサ耳キャラに限って特徴的な描き方をしていたと見てよさそうです。
スティブの長い夢





『プチアップルパイ 美少女漫画ベスト集成7』P95(森野うさぎ/徳間書店)







 80年代のメルヘン少女漫画の旗手、めるへんめーかー氏もケモミミキャラを比較的多く描いている漫画家ですが、この方もウサ耳キャラに関しては人間の耳をそのままウサ耳にするような形で描いています。
 ウサギの婦人と人参農家の青年とのやりとりを描いた短編『にんじん畑のミス・バニキン』では、ウサギ婦人のミス・バニキンが、人間の耳のところから伸びるようなウサ耳を持っています。
にんじん畑のミス・バニキン





『時の国のアリス』P65(めるへんめーかー/白泉社)








 このようなウサ耳に近い描き方は、近年では2012年発表の『うさぎの神様とボク。』において見られます。ウサギ神・白虹のウサ耳の根元は、人間の耳のあるあたりに描かれていました。
 ただ、21世紀以降ではこういう描き方(ケモミミの根元が見えるような描き方)は、やはり珍しいといえそうですね。


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