ケモミミ生活 ~獣耳作品情報ブログ~

獣耳のいる生活をはじめてみませんか?
獣耳キャラクターに関連する最新情報と懐かしい情報を織り交ぜて紹介していきます。

※世界で唯一(?)の獣耳評論サークル・S猫出版部のブログです。
※『総解説・猫耳史』『総解説・狐耳史』『総解説・兎耳史』等を頒布しています。
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懐かし情報

猫耳男の娘は結構昔からいるんだね~1984年・服部あゆみ『オレンジトリップ0926』

服部あゆみ氏は80年代から2010年代にいたるまで、様々な媒体で活躍されている漫画家。
代表作《風水斎》シリーズのほか、約30年近く続くコバルト文庫の(というか少女小説・ラノベ全体でみても)最長級シリーズ、《星子》シリーズのイラストを手掛けています。


また、元・アニメーターとして『ミンキーモモ』のキャラデザを手掛けていたことが良く知られています。


その服部あゆみ氏のデビュー作が、スペースパトロールの男女二人のドタバタを描くSF漫画『オレンジトリップ0926』です。
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『オレンジトリップ0926』表紙(服部あゆみ/徳間書店)










SPSS(スペースパトロール・スペシャル・セクション)に属するアクティブ・・・・・・というより猪突猛進に近い女性捜査官のセラと、彼女をサポートする猫型種族の捜査官・タマサブローが、超種族の古代遺物「火星人路(マーシャンロード)」に関わる事件に巻き込まれていくというお話。

常に怒っていてやたら突撃的なセラも面白いのですが、ケモミミブログ的には、見た目がほぼ女の子にしか見えないタマサブローの特徴的なキャラクターが目を引きます。

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『オレンジトリップ0926』P50(服部あゆみ/徳間書店)








タマサブローは喋り方も立ち振る舞いもかなりフェミニンな感じなのですが、服装は女装ではない(ボーイッシュな格好をした少女という雰囲気)というところが、今の視点で見てもかなり絶妙なバランスの男の娘になっています。

過去に『幸運猫』の記事で、「三毛猫の男の娘」キャラクターは「ネコミミ」が「男の娘」属性と出会ったことで生まれた新種の萌え属性なのではないか、と考察していたのですが、三毛猫ではない猫耳男の娘は、猫耳漫画の原点『綿の国星』から早くも5年程度で出現していたということなのですね。



21世紀の萌え属性はどんなに新奇に見えても、すでに80年代の誰かがやっている、ということが多いのだなあとつくづく感じる今日この頃です。



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自画像をケモミミにするという表現のはしり。 1979年・猫十字社『黒のもんもん組 番外編』

『黒のもんもん組』は、現在、ファンタジーや動物漫画の描き手として知られている猫十字社氏が、1970年代後半から80年代にかけて発表したギャグ漫画です。
発表当時はかなり先鋭的なギャグ漫画として話題になった作品ですが、今の時代の視点で見るとギャグの部分より80年代的なノリや時事ネタの部分に興味を惹かれる作品になっています。若人はぜひ一読してみることをオススメ。今のゲーム文化やケモミミ文化はだいたいこの時代から始まっているので。

さて、ケモミミ的視点から見た時の本作の最大の特徴は、主人公三人組の紅一点「とらじゃ」が兎耳尻尾の付いた姿でしばしば描かれること。
とらじゃは番外編ではほぼ作者の分身のような位置づけになっていて、「漫画作者が自画像をケモミミキャラとして描く」という表現の先駆けになっています。
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『黒のもんもん組』1巻P165(猫十字社/白泉社)








同時代の漫画で「作者が自画像をケモミミキャラとして描く」ということをやっている作品としては、現・映画評論家の三留まゆみ氏が描いた『いりおもてやまねこなんてこわくない』(1983~85年)など。
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『いりおもてやまねこなんてこわくない』P50(早坂みけ/白夜書房)






近年だと島生活エッセイ漫画『流されて八丈島』の作者やよい氏が、作中で自身を猫耳キャラとして描いていたりしますね。


女性作家が自身を猫耳キャラとして描くパターンはしばしば見かけますが、自身をウサミミとして描くのは、意外と珍しいかも。



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水玉螢之丞氏のエッセイから見る「人外」という用語について。

 2014年末に急逝した水玉螢之丞氏のSFイラストエッセイ総まとめの第二弾が先月発売されております。

(ちなみに第一弾はこちら)
SFまで10000光年
水玉 螢之丞
早川書房
2015-07-23


 水玉螢之丞氏はSFに関連して「人外」キャラの良さについて結構色々語っていらっしゃるわけなのですが、氏の言う「人外」は、どちらかというとロボット・人造人間を指していることが多いのが、時代の移り変わりを感じてしまいます。
 今は「人外」という語は、ケモミミorケモノな獣人や妖怪、もしくはモンスター娘を指す言葉になっていて、ロボ娘に対して「人外」という言葉は使わなくなりました。
(たとえば今、初音ミクを「人外」キャラと言う人はあまりいないのでは?)



 水玉螢之丞氏は1990年代のエッセイにおいて「外見が人間で中身が人間じゃないもの」=「人外」という定義で使っていて、もしかすると元々の意味はこちらの方だったのかな?とも思ったりします。(「中二病」の意味が変わったのと似たような感じで)
 「人外」キャラの歴史をきちんと調べてみるのも、いつかやってみたいところ。

 ※ ※ ※

 ちなみに、水玉螢之丞氏はケモミミではなくて「(エルフ耳のような)とんがり耳フェチ」だったことで有名ですが、何点かネコミミ娘のカットも描いていますので、ケモミミ好きの人も一見の価値はあるかと。氏のイラストに懐かしさを覚える方はぜひ単行本を手に取ってみてはいかがかと思いますよ。



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1980年代の猫耳同人に関する一資料。 1985年『映画の友増刊 ギャルズアニメPART2』

 1985年に出版された近代映画社の『ギャルズアニメ PART2』という古雑誌を入手しました。
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『映画の友増刊 ギャルズアニメ PART2』表紙(原画くらむ・ぼん/近代映画社)













 近代映画社はアニメ情報誌の『ジ・アニメ』を出していたところですね。


 当時の美少女アニメの解説に加えて、後のガイナックスのメンバーが手掛けたSF大会・DAICONⅣのOPアニメの特集があったりして色々参考になる記事が収録されているのですが、本書、後半の方に当時の同人サークルの会誌を紹介した「こみっくすてぃしょん」というコーナーが設けられています。

 このコーナー中でひときわ目立つのが、「あおりんご軍団」というサークルが出していた猫耳同人誌『桃色子猫』。解説では「可愛い少女に猫の耳や、しっぽをつけても全然違和感のないことを知り感動しました」と述べられていて、まだ猫耳キャラが珍しいものであったことをうかがわせます。(少なくとも、このコーナーの解説者は猫耳キャラを見るのが初めてだったのではないかと思われる、、、)

 「あおりんご軍団」というサークルについて調べてみると、インターネット黎明期からケモミミを扱っている有名なケモミミイラストサイト『狼どもの熱き砂漠』のあきら☆M氏(当時は牧村ひろみ名義?)のサークルのようで、これほど昔から猫耳/ケモミミで活動されていたということにかなり驚きです。
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 ケモミミの普及には、商業作品以外にも、同人サークルとしてこだわり続けてきた人たちの貢献があるのかもしれませんね。



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【調査中】バニーガールの格好をしたことのあるキャラクター 一覧

 今年の冬コミに当選しておりまして、「S猫出版部 31日木曜日 東地区 "ピ" 49a」で 兎耳&バニーガールの歴史の本を出す予定です。
 決定稿じゃないのですが、こんな感じの本になる予定。
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 ※ ※ ※

 この本の記事のひとつとして、『バニーガールの格好をしたことのあるキャラクター』をまとめようとしています。

 ●公式かそれに準ずる媒体から発表されているもの。公認されているもの。(つまり同人を除く)
 ●普段はバニーガールの格好はしていないこと。

 上二つを条件にまとめている最中なのですが、情報お持ちの方はコメントなどで教えていただけますと嬉しいです。(90年代~2000年代くらいの情報量がまだまだ弱い感じ、、、)

 ※ ※ ※
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