ケモミミ生活 ~獣耳作品情報ブログ~

獣耳のいる生活をはじめてみませんか?
獣耳キャラクターに関連する最新情報と懐かしい情報を織り交ぜて紹介していきます。

※世界で唯一(?)の獣耳評論サークル・S猫出版部のブログです。
※『総解説・猫耳史』『総解説・狐耳史』『総解説・兎耳史』等を頒布しています。
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懐かし情報

作者本人が描いている商業作品の関連同人誌(3)

商業誌に掲載されたケモミミ作品において、作者本人(または関係者)が同人誌として設定資料集・追加イラスト・総集編を頒布していることがあります。

また、商業作品になる前のプロトタイプや、商業作品の「その後」の物語が、同人誌として頒布されているパターンもあります。
ここではそのような同人誌について、簡単に紹介していきます。

●『おんたま! 灯原温泉郷繁盛記』シリーズ

狐耳ヒロインがまだまだ一般的でなかった1990年代初期にみやさかたかし先生が描いた、ひときわ光る狐耳娘漫画『もののけPRESENT』の実質的続編になります。
共通する狐っ娘ヒロインである涼子(すずね)さんが登場します。
もののけPRESENT 1 (ラポートコミックス)
みやさか たかし
ラポート
1993-07T


だいたい毎年新作が発表されているので、昔からのファンの人のみならず、新たにもののけPRESENTの世界に触れたい人も要チェックです!


●『妖怪っぽい』シリーズ
photo_2008




















『ねこむすめ道草日記』のプロトタイプ、もとい先行版にあたる同人誌シリーズです。
2021年現在で第28弾まで頒布されています。
ねこむすめ道草日記(5) (RYU COMICS)
いけ
徳間書店(リュウ・コミックス)
2014-01-31


本編に登場するキャラクターが、先行してこちらの同人誌に登場することが多いので、『ねこむすめ道草日記』ファンの人は必読の一冊といえるでしょう。

獣人度の高いモフモフ狐巫女の朱音ちゃんといった、ややマニアックな属性に訴えかけるキャラの登場率が高いのも特徴ですね。


ケモミミクリエイターの注目すべきインタビュー記事

ケモミミ作品を読んだり考察したりするうえで、おススメのインタビュー記事を紹介します。
一見、そこにインタビュー記事が収録されていると分かりにくい本をピックアップしています。

●『大阪芸術大学 大学漫画vol.5』(蒼英社 2006年)

高橋留美子氏の20ページ近いロングインタビューが掲載されています。
『犬夜叉』をどういう信念で描かれたのかが詳しく語られており、ファンならば必読のインタビューです。
他の高橋作品と違って、ヒロインではなく「男の二枚目キャラ=犬夜叉」を全面的に目立たせようと意図されている等、興味深い話がたっぷり。

●『藤島康介のキャラクター探求室~フジキャラたん~』(一迅社 2010年)

『狼と香辛料』の原作者、支倉凍砂氏への10ページ近いロングインタビューが掲載されています。
狼と香辛料 (電撃文庫)
支倉 凍砂
KADOKAWA
2013-11-11

必読の箇所は、『ホロに耳と尻尾がある理由』。

支倉氏が電撃小説大賞を受賞し、出版に向けて手直ししていた時、編集から「ホロが狼の耳と尻尾を持つ理由が全くない」と指摘されており、支倉氏のケモミミへの強いこだわりがなければ、狼耳尻尾がホロから消えていた可能性があった、という逸話はとても興味深いです。


作者本人が描いている商業作品の関連同人誌(2)

商業誌に掲載されたケモミミ作品において、作者本人(または関係者)が同人誌として設定資料集・追加イラスト・総集編を頒布していることがあります。

また、商業作品になる前のプロトタイプが、同人誌として出版されているパターンもあります。
ここではそのような同人誌について、簡単に紹介していきます。

●『捨猫神社』(2009年版)
photo_2006


















『捨猫神社』の第一話(商業誌では2013年発表)のプロトタイプと推定される話が読めます。

ストーリーの流れ、セリフ、コマ割りはほぼ同じなのですが、絵柄がやや異なります。
作者の絵柄の変遷を感じることのできる一冊です。
あと、黒乃が黒猫じゃなくて、白猫っぽいんですよね・・・!


●『にゃっと!Artworks』
photo_2007



















飼い猫変身えちえち漫画『にゃっと!』の表紙イラスト・特典イラストの総集編。
カラーページが半分近くを占める豪華な一冊です。
さらに各イラストに作者のしぐにゃん氏のコメントがつけられており、そのイラストが描かれた事情、作者の思い入れ等を知ることができます。

メインヒロインであるこんぶ率が非常に高く、彼女が好きな方にはおススメですね!


最古のネコ少女同人誌?『CAT PEOPLE』について(2)

コミケットの創設者のひとり、米澤嘉博氏のコラム集『漫画同人誌エトセトラ'82~'98』の中で触れられている、ネコ少女専門同人誌『CAT PEOPOPLE』。
もしかすると最初期の(もしかしたら最古の)獣耳キャラ漫画アンソロジーではないかと推測されるこの『CAT PEOPLE』に関する記事の第二弾です。

今回は1985年発行のvol.7の内容について記述します。
photo_2003
































表紙が裸のネコ少女たちのイラストになっているのですが、成人向け内容ではありません。

巻末の原稿募集のお知らせでも、「エロ・グロ・SM抜き」と成人向け表現は明確に禁止されています。

vol.2よりも参加者数がさらに増えており、相当に活動が活発だったことがうかがえます。
この時点でも「猫耳少女」ではなく、一貫して「ネコ少女」の呼称が使われている点は要チェック。

個人的に注目は、F6Fヘルキャットのようなネコ科の名称がついた兵器の猫耳少女化(擬人化)がこの本(1985年時点)ですでに行われている点。

兵器の美少女擬人化は『艦これ』などのコンテンツが生まれた2000年代から流行し始めた感がありますが、創作ジャンルとしては結構昔から存在していたみたいですね。

※ ※ ※ ※

『CAT PEOPLE vol.7』
●発行日:1985年12月5日
●編集人:金子順、水野伸作、矢野良太、福田浩、泉田督
●ページ数:128P

●収録作品
イラスト みけねこみゃう
『とらわれのお姫さま』 牧村ひろみ
  → ネコのお姫さまを助けに向かう勇者だが・・・
『ATOMIC ENEGY』 シン・ツクル
  → 巨大ロボットでバトルするネコ少女
イラスト K・7SAWA
イラスト じんけらむ
『ぼくはJOGだニャン』 おろやかぶ
  → レンタルビデオ店(時代ですね・・・)でバイトするネコ少女の話
『Cat VS ・・・』 OH!
  → 劇画調の戦士とロリ~な絵柄のネコ少女の対決
『フリートークスペシャル』 赤石沢貴士
  → ネコ少女の服装に関する考察。綿の国星風のエプロンドレスと、
    当時流行し始めていたファンタジー風戦士の恰好
イラスト 千一夜
イラスト ひがあきこ
イラスト 船戸均
イラスト よきわたる
『IZUMI』 MAKI TAKAMATSU
  → 野良猫カップルを擬人化した話。
イラスト 矢野良太
  → F6Fヘルキャット、F7Fタイガーキャット、
    ティーガー戦車のネコ少女擬人化
『無題』 影次ケイ
  → ネコ少女と蜘蛛人間
イラスト 伊藤まさや
イラスト 迷企羅
イラスト 緑野翼
『人類代表ケースNo.3』 出口由美子
  → 人類にコンタクトしてきたネコ少女型宇宙人
イラスト NaTa
イラスト ぴろしき
イラスト 牙狼風雪
『わがまま見聞録』 皆川博都
  → うる星やつらのラムをネコ少女化したら・・・
イラスト たかはしちこ
イラスト やまざきとしあき
イラスト 人見猫
『理想?てかーーー』 樋ろ美
  → ネコ少女を「こんな化け物のどこがいいのよ」という女の子。
    でも、男はネコ少女を選ぶ。
イラスト OH!
イラスト 加山悠紀
イラスト 鹿流紫鳴
『ネコ少女殺人事件』 海王浩
  → ミステリー風の話。タイトルと違ってネコ少女は殺されない。
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編集後記




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作者本人が描いている商業作品の関連同人誌(1)

商業誌に掲載されたケモミミ作品において、作者本人(または関係者)が同人誌として設定資料集・追加イラスト・総集編を頒布していることがあります。

また、商業作品になる前のプロトタイプが、同人誌として出版されているパターンもあります。
ここではそのような同人誌について、簡単に紹介していきます。

●『紅殻のスキマ』シリーズ
photo_2004



















『紅殻のパンドラ』の様々な設定・小ネタを紹介している本。
紅殻ファンにはわりと有名な同人誌シリーズかと思います。

16巻に登場したクラリオンシリーズ第2~20号機の各号機の解説といった、本編ではほとんど描かれなかったけれど知りたかった情報が満載で、読み応えのある一冊です。



●『ねこのこはな もうひとつ』『もうふたつ』
photo_2005



















『ねこのこはな』のうち、事情により出版されなかった原稿が収録されています。
なぜボツになったの!?と思うくらいクオリティの高い話が読めるので、ファンの人は必読です!

セーラー服じゃなかったプロトタイプデザインのこはなイラストなども見られます。

内容の一部は作者のツイッターでも読むことができますね。


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