ケモミミ生活 ~獣耳作品情報ブログ~

獣耳のいる生活をはじめてみませんか?
獣耳キャラクターに関連する最新情報と懐かしい情報を織り交ぜて紹介していきます。

※世界で唯一(?)の獣耳評論サークル・S猫出版部のブログです。
※『総解説・猫耳史』『総解説・狐耳史』『総解説・兎耳史』等を頒布しています。
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新刊情報(小説・その他)

ケモミミ描きたい人だけでなく、ケモミミイラストのトレンドを知りたい人にもおススメの一冊!『ケモミミキャラクターデザインブック』

玄光社の《超描けるシリーズ》より、ケモミミに特化したモフモフ150%のアイデア&テクニック参考書『ケモミミキャラクターデザインブック』が3月29日より発売中です!
同出版社からは3年前にもケモミミイラスト参考書が出ているのですが、それよりも内容がさらにパワーアップしています。
猫・犬・狐・狼・兎の「よくいるケモミミ五属性」を筆頭に、ヒツジやトナカイといった有蹄類、ネズミ、シマリス、パンダやアライグマといったケモミミとしては少数派の動物の擬人化に加えて・・・。

獣人キャラのくくりで鳥類と爬虫類の擬人化。
そして、ドラゴンや天使といった幻想生物の擬人化法まで紹介されています。

さらに猫や犬といったそれぞれの五大属性についても、マンチカンやアメリカンショートヘアー、ドーベルマンや柴犬、ニホンオオカミやホッキョクオオカミと言った風に、品種ごとの描き分け方まで細かく解説されており、役立ち度は高いです。

イラストを描く人だけでなくて、ケモミミイラストのトレンドを考察したい人にも参考になる事例が多数収録されているので、とにかくケモミミ好きなら「買い」の一冊です!

 ※ ※ ※

個人的に、「西遊記の猪八戒の擬人化イメージはイノシシ娘になる」という事例が、今まで見たことの無いパターンで興味深く思ったり。



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エルフ(トラック)も出るけど、ネコミミも出るんですよ!『異世界最強トラック召喚、いすゞ・エルフ』

これといって取り柄もないコミュ障女子高生・ナギが異世界転移!
例のごとく、転移者の特権で特殊能力「召喚魔法」を使えるようになった彼女。
さっそく異世界らしいもの(例えばエルフとか)を召喚しようとしたところ・・・なんとELF(いすゞ製トラック)を呼び出してしまいます!!

異世界でトラックがどう活躍するの・・・?!

驚きのいすゞ公認・異世界転移ラノベ!『異世界最強トラック召喚、いすゞ・エルフ』3月19日より発売中です!
友達のいないコミュ障気味の女子高生・鈴原凪(スズハラナギ)さん。
彼女がある日突然転移した異世界は、獣の耳と尻尾を持つ獣人たち(他に翼や鱗を持つ者もいる)が暮らすレーヴェブルク王国でした。

彼女は転移してたどり着いた場所「トーア神殿」で、いきなり強大な「竜」の襲撃に遭います。
猫耳を持った女騎士が竜に襲われそうになっているのを見たナギはとっさに、転移したことで身に付いた特殊能力(クラフト)――召喚術を発動します!

現れ出たのは、白き光沢を帯びた鋼の巨躯を持つ・・・いすゞ・エルフ!
ヘッドライトのハイビームで本当にビームが出て、竜をあっという間に撃退します!!

なぜかトラックが最強魔法属性として信仰対象にまでなっているこのレーヴェブルク王国で、「トラックとファンタジーじゃ全然絵にならない」とぶつぶつ文句を言いながらも、ナギはトラック召喚術を使って様々な活躍をしていくことになるのでした・・・!

※ ※ ※

懐かしのバカSF小説的というか、とにかくヘンテコなインパクトに全振りした作品です。
絵を想像すると本当に笑えるシーンが盛りだくさん。

さらに本作、実在のトラック、いすゞ・ELFをガチでモデルにしている関係で、ナギが商品プロモーションのごとく妙に詳細にELFの性能について解説するんですよね。ファンタジー世界とのアンバランス感が凄まじくて、そこがさらなる笑いを誘います。

あとナギがそもそもちょっと変な子で、来訪者協会(冒険者ギルドのようなもの)で人見知りゆえにパーティーを組むのを嫌がったり、自分の深層心理から生まれた精霊「みまもりくん」がカエルの姿であることについて「性質がジメジメしているから・・・」と妙にネガティブになったり、そういう部分もまた面白みになっています。

女の子の一人称による異世界転移小説が読みたい人にもおススメの一作。

※ ※ ※

メイン登場ケモミミとしては、猫耳種族の神殿神官長にして王国第二王女のミアと、猫耳の姫騎士・アラシの2人。

特にナギはアラシと仲良くなっていく・・・というか、物語のメインは実はそっちの方にあります。

アラシは王女かつ「討魔の姫騎士」として人々から絶大な支持を得ていて、本人も近寄りがたい雰囲気を漂わせていますが、実際は色々と不器用な普通の女の子だったりして、その点がコミュ障のナギと気が合う所があるようです。

あと「伝説の存在トラックが超怖い」という属性が、彼女にさらなる可笑しさと可愛らしさを付加しています。

困った時に自分の猫耳に触れたりする仕草もキュートなんですよね!

※ ※ ※

どうでもいい話ですが、異世界に戦闘車両じゃない普通の自動車が転移してかなり無双する作品って、海外ドラマの『対決!スペルバインダー2』(古い上にドマイナー・・・)を思い出してしまったのですが、分かる人いますか~



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狐っ娘が超いい子で尊い・・・青春恋愛キツネミミ小説!『おいなりさんは恋をする。』2巻

男子高校生・神上愛(かみじょうめぐみ)が、子供の頃にちょっと変な方法で助けた子ギツネが、狐耳尻尾の女の子の姿になって恩返しにきました!

でも実はその狐っ娘、愛のお姉さんである神上立(かみじょうりつ)が、他の女を近づけることなく自分が弟を独占しやすいように、「弟の恋人候補としてコントロールしやすい女子」として見つけてきた娘で、それゆえに複雑な恋愛模様が繰り広げられるのですが・・・。

第7回講談社ラノベ文庫新人賞・優秀賞受賞作のド直球狐っ娘ラブコメ『おいなりさんは恋をする。』。
2巻目が3月2日より発売中です!
今回の舞台は海!

姉・立(りつ)の謎の配慮で、海辺の旅館に行くことになった愛といなり。

それまで海を見たことの無い いなり にとっては全てが初めての体験でテンションが高く、愛もいなりに泳ぎを教えるといった普段とは違った体験をすることに、大きな満足を感じています。

前巻で いなり に強い感情をぶつけられたこともあり、愛は永遠に一緒にいることはできない いなり との関係を真剣に考えることが多くなっていて、今回の旅行もしっかりと「二人の思い出」にしていこうと努めて振る舞っているのでした。

そんな中、ある出来事を経て、旅館の手伝いをしている同年代の少女・姫宮七海(ひめみやななみ)と、愛といなりは親しくなっていきます。

七海が抱えている悩みを知った愛は、なんとか彼女の力になれないかと考えますが・・・。

※ ※ ※

1巻はラブコメの「コメディ」部分が濃かったですが、2巻はかなり真剣な青春・恋愛を描く内容になっています。

とにかく、狐っ娘いなりが良い子すぎて眩しい・・・!
純粋で無垢、といった部分もありますが、彼女なりに真剣に考えて答えを出している部分もあるので、彼女が愛に向ける発言のひとつひとつに大きな重みがあります。

今巻から登場の七海は、いなりとは別のベクトルで純粋なせいで、深く傷ついてしまっているタイプで、七海といなりの対比が非常に巧みに描かれています。

近年のラノベでこういう直球の青春小説が描かれるのは、やっぱり珍しいと感じます。
狐っ娘だけでなく、ライトノベルの多様性に興味を持つ人にもぜひ読んで欲しい作品です!

※ ※ ※

『うどんの国の金色毛鞠』『狐のお嫁ちゃん』と同じく、本作も「人外の存在が現実に生活していく上で立ちはだかる大きな問題」が描かれています。
このあたりを描いていく所は、近年の妖怪小説のトレンドを汲んでいる感じですね。



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ユキヒョウ男子いいよね。『ソード・ワールド2.5リプレイ トレイン・トラベラーズ!2』

和製TRPG代表作『ソード・ワールド2.0』の10年ぶりの改訂版『2.5』を使ったリプレイ集です。

魔動機文明時代の鉄道網を復興させたドーデン地方を舞台に、微妙にお金に困っている冒険者たちの波乱万丈・一攫千金(?)の旅が始まります!
リプレイ集『トレイン・トラベラーズ!』電子版2巻が2月19日より発売中です!(ちなみに書籍版は先月から発売中ですよ)

剣と魔法の世界ラクシア。
今回の舞台はその世界の一地方、魔動機文明時代の鉄道網を復興させたことにより独特の文化を発達させたドーデン地方です。

そんな地方を、移動式冒険者ギルド「魔動列車」で旅をする冒険者四人

短命な植物種族メリアでありながら、常に愉しいものを見つけることに人生を賭ける、とにかく底抜けに明るい妖精使いの少女・ジュジュ。

ジュジュ以上に楽天的な価値観で生きる性別不詳のグラスランナー、吟遊詩人のピロティ。

様々な不幸に遭いながらも、それを感じさせない明るさでパーティーを盛り上げる大剣使いの魔法戦士アシュトン。

そして、滅びつつある故郷のために仕送りを続ける苦労人のユキヒョウ・リカント(獣人)、双剣士テオです! 

今回も線路を破壊する前文明の魔動機退治にまい進したり、
魔動機文明の放棄された工場を探索したり、
それらの冒険で獲得した貴重な資金を
一夜のカジノにつぎ込んですってんてんになったり!?と、
TRPGならではの波乱万丈の展開がてんこ盛りです!

 ※ ※ ※

ゲームとしての描写だけでなく、作中に出てくる料理(ドイツや欧州の固有料理がモデル)がやたら美味そうなのが特徴的なリプレイ集です。

当ブログの注目点はユキヒョウのリカント、テオ!

同じソードワールド2.5リプレイ集の系列にある『水の都の夢みる勇者』でラーテルのリカント娘・ラティが登場していましたが、最近の2.5リプレイ集はちょっと変わった動物由来のリカントがよく登場している感じがします。


これまでファンタジーにおける獣人といえば猫獣人・犬(狼)獣人が主流でしたが、近年の動物擬人化モノの影響で裾野が広がったのか、ファンタジーに登場する獣人もバリエーションが増えているように思います。
今、好評アニメ放映中の『盾の勇者の成り上がり』のヒロイン・ラフタリアがアライグマの獣人だったりとか。
※ ※ ※

テオも猫科獣人の例にもれず、攻撃力高く、素早く、そして紙装甲というスピードファイターなキャラクターになっています。

ネコ科はネコ科でもユキヒョウなためか、ネコっぽい怠惰な雰囲気はなく、冬の厳しさを感じさせる生真面目なキャラクターなのが面白いですね。

再び旅に出るホロとロレンス!でも昔とは少し違って・・・『狼と香辛料XXI』

傑作獣耳小説『狼と香辛料』の短編集第4弾!
温泉地ニョッヒラに腰を落ち着けていた賢狼ホロと行商人ロレンスが再び旅に出る!
“旅の続きの物語”が描かれる『狼と香辛料』の21巻目が1月10日(電子版は2月9日)より発売中です!

これまでの最長獣耳小説シリーズ『あそびにいくヨ!』の記録が20巻だったので、ついに『狼と香辛料』が最も巻数の多い獣耳小説となりました!
このまま記録を伸ばしていってほしいところ。
あそびにいくヨ!20 (MF文庫J)
神野 オキナ
KADOKAWA / メディアファクトリー
2015-03-25


21巻の収録作は2018年に『電撃文庫MAGAZINE』で発表された四つの短編『狼と湯煙の向こう』『狼ともうひとつの誕生日』『狼と秋色の笑顔』『狼と森の色』と、力の入った書下ろし中編『狼と旅の卵』の、全五編から構成されています。

ホロとロレンスが旅に出た娘のミューリを追いかけて、自分たちも旅に出る話が中心になっています。

『狼と湯煙の向こう』はホロとロレンスから湯屋「狼と香辛料亭」の留守をまかされた狼娘セリムが不安で憂鬱になってしまう話。

『狼と秋色の笑顔』は久々の旅でロレンスの野営テクニックが錆びついてしまっている様を穏やかな筆致で描く話。

『狼と森の色』は世界が平和になり交易が盛んになったがゆえに、森が壊され始めている、という新たな問題を描く話。

『狼と旅の卵』は「あること」をしてもらうためにお金が必要になったホロが、パン屋の売り子になってみたりと色々金策に駆け回る話。

『狼ともうひとつの誕生日』はミューリが旅に出る前の頃。湯屋「狼と香辛料亭」十年目かつ、ミューリ十歳の思い出の日を描いた話となっています。

これまで大きな問題のなかった「狼と香辛料亭」での生活にいったん別れを告げて、再び波風のある旅の日々に身を投じたホロ&ロレンス夫妻。
一攫千金か破滅かで綱渡りのような生活をしていた行商時代とは違い、だいぶ資金面でも余裕があるせいか、緊張感はだいぶ薄れて本当に「夫婦旅行」といった感じの雰囲気になっています。

冒険の旅ではない「ただの旅行」を描くファンタジー作品って、ラノベの歴史全体を見渡しても希少だし、こういう作品が一つくらいあっても良いと思うので、『狼と香辛料』に関してはこの路線を維持してほしいなあと思う次第です。

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