ケモミミ生活 ~獣耳作品情報ブログ~

獣耳のいる生活をはじめてみませんか?
獣耳キャラクターに関連する最新情報と懐かしい情報を織り交ぜて紹介していきます。

※世界で唯一(?)の獣耳評論サークル・S猫出版部のブログです。
※『総解説・猫耳史』『総解説・狐耳史』『総解説・兎耳史』等を頒布しています。
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狸耳

ついに完結!!狸よ永遠に・・・!『ぶんぶくティーポット+』8巻

SNSでバズって有名になろうと目論む女子高生、屋島ふみの正体は化けタヌキ!
化けてない狸の兄と、化けている狐・猫・コウモリの同級生と共に、今日もごく普通??の高校生活を送っていましたが、ここにきて異常事態が・・・!(いつも異常なのでは?と言ってはいけない)
キュートでシュールなアニマルコメディ『ぶんぶくティーポット+』もついに最終巻!
単行本8巻目が11月30日より発売中です!
最終巻ということで、これまでのキャラクターの再登場が多いです。
特に最終話の『世界で最高のお兄ちゃん』はぶんぶくキャラ総集合のお祭り回的な雰囲気になっています。もともと繰り返しネタが特色の作品なので、再登場の場面もきっちりネタになっていてシュールな笑いを誘います。
この世界では「狸小屋」が最凶の敵なんだな、、、


これまでもSF的なネタが多かったですが、最後の最後までそういう仕掛けを施しているところが流石です。
「化け狸」という要素を見事に使った史上唯一(たぶん)の狸SFになっています。

※ ※ ※

最終話でふみたち仲良し四人組がケモ耳尻尾を出して戦うのも素晴らしい!
ちゃんとケモ耳漫画しています。

それにしても、これで『ぶんぶく』シリーズが終わってしまう(ふみたちが見られなくなってしまう)のはとても寂しい。
いつもの自分の日常と並行して、ふみたちのヘンテコな日常が流れている感じだったので、なんだか喪失感を覚えます。

とはいえ、「森長あやみ」先生がいなくなったわけではないので、次作にもシュールでブラックな笑いを期待したいです!

※ ※ ※

本作は「狸警察」ネタ、もとい「タヌキとアライグマと混同するな」というネタを広めるのに一役買った作品でもあります。
タヌキとアライグマの混同の歴史は自分でも少し調査したことがありますが、本作の影響範囲がどれくらいあったのか、完結を機にあらためて評価してみたいですね。

西洋風ファンタジーにもタヌキが増えてきたかも。『不徳のギルド』12巻

モンスター討伐を仕事とする「狩人」としての生活に嫌気がさした青年キクル。
引退するつもりで、彼は獣人武道家ヒタム・キャンをはじめとする新人たちに仕事の引き継ぎを行っていたのですが・・・いつの間にやら新人たちを鍛えることに熱心になっており、なんだかんだで全然「狩人」の仕事から離れられません。

前回、キクルの師匠・ハツドリ氏のもとで三日間の激しい特訓をくぐり抜けた新人たち。
多少成長して強くなったということで、新人たちは今回はわりとハメを外してます!
おりしも世間は守護神「界樹」を讃える大きなお祭り「界樹祭」を控え、誰もが浮ついている頃。
そんな中、キクルについての怪しい噂が世間に流布されますが、その真相は――

新展開に向けて胎動する狩猟ファンタジー風エロコメディ『不徳のギルド』の12巻目が好評発売中です!

前巻11巻がギャグ強めの修行シーン中心だったせいか、12巻は修行の後のはっちゃけシーンが多めで、ひさびさにイチャイチャでフェティッシュな展開が戻ってきた感があります。
11・12巻ともに次の大きな戦いの前の準備回といった雰囲気が強いのですが、今回は特に後の展開に繋がりそうな重要なエピソードが多いですね。

私としては「この世界になぜ銃器が存在しないのか」という技術のアンバランスさ加減にわざわざ説明があり、かつわりと重要な世界設定として語られていることに、驚きを感じてしまいました。
本作、主題はエチエチなお色気コメディなのに、各巻でしっかり骨太のファンタジー世界観を構築しようとしている点がなかなか面白いんですよね。

※ ※ ※

表紙にもなっているように、タヌキ獣人の曲芸師「プンプク・チャノマ」が初登場!
犬系のひたむき、狐系のオックリことビー兄妹と合わせて、これで本作の登場人物の約四分の一がケモミミというなかなかな割合に。
さらに狐お面着用のミシェリーもいるので、プンプクが登場する第69話などはケモミミ漫画かと思うほどに画面がケモミミだらけになっています。
不徳のギルド 1巻 (デジタル版ガンガンコミックス)
河添太一
スクウェア・エニックス
2018-03-22

不徳のギルド 6巻 (デジタル版ガンガンコミックス)
河添太一
スクウェア・エニックス
2020-08-11


今回、プンプクは顔出し程度の登場で、実力や目的はまだまだわかりませんが、体格的には(ひたむきほどではないですが)むちむち丸っこく、性格的にはお調子者という、いかにもタヌキ感のあるキャラクターとなっています。

『盾の勇者の成り上がり』のラフタリアや『搾り取らないで、女商人さん!』のダニエラといった、「タヌキの存在が世界観に合わない西洋風ファンタジーで、タヌキ獣人の代わりにアライグマ獣人を登場させる」傾向がここ近年あったのですが、本作のようにダイレクトにタヌキ獣人を西洋風ファンタジーに登場させる例も、少しずつ増えているような気がします。

ナイスしっぽ!ナイスもふもふ!!『ぶんぶくティーポット+』7巻

料理大会で賞金GETしようと目論む女子高生、屋島ふみの正体は化けタヌキ!
化けてない狸の兄と、化けている狐・猫・コウモリの同級生と共に、今日もごく普通??の高校生活を送っています。
キュートでシュールなアニマルコメディ『ぶんぶくティーポット+』の7巻目が4月28日より発売中です!
今回は結構ふみたちのケモミミな姿が描かれる話が多いです。
仲良し四人組が本来の動物の耳と尻尾を出して解放感を満喫した末の顛末を描く『やがて尾が出る耳が出る』。

海に遊びに来たはずが、なぜか無人島に漂着してしまった四人組がサバイバル生活をする『水平線と夏の味』(つばさが珍しく蝙蝠娘形態になります)など。
その他、呪いの手形につきまとわれたり、宇宙大将軍ならぬ大皇帝が訪れたり、学校で校長先生に対する反乱が起きたりと・・・。
今日もいつも通りの高校生活を営んでいるのでした!!

※ ※ ※

今回の表紙は校長先生。
教育者らしからぬ俗人ムーブで、学校を私物化してメチャクチャしていることが多いのですが、意外と本人がメチャクチャされているパターンも多い気がします。
ふみに銃で脅されてたこともあったしね・・・。

そんな校長先生が大活躍(?)する『ヤキソバゲート』は7巻必読の一篇です。
なぜか校長先生をサポートするようになったパソコン部の男子も、何度かチョイ役で出ているうちに、だいぶ味のあるキャラクターになったなー

※ ※ ※

トンデモ料理バトル漫画はいろいろあるけど、本作の料理バトルのトンデモさも、なかなか類を見ない感じで凄い。『ぶんぶく』らしいエグさというか・・・。

※ ※ ※

ケモミミ尻尾でいうと、ふみたちの高校の先生、二ホンカワウソの化け動物でもある川瀬先生のカワウソ耳尻尾姿も見られるので、今回要注目なのですよ!
カワウソ豆知識もためになります。

タヌキアニメの感想。『うちの師匠はしっぽがない』第11話~第13話

まめだから狸成分をたくさん摂取できて、とても良かった!

●第十一話
ケモ文狐かわいいもふもふサービス回。
アニメ版は若い文狐と兄姉弟子との場面が少し増えていて、文狐もいろいろ試行錯誤しながら今の立場になったことをうかがわせる内容になっています。
犬食いする文狐はちょっとヤヴァイね。なんか変な性癖が目覚めそうになる・・・!


●第十二話
圓紫から学んだ「芸は一期一会」と、この回で歌緑から学ぶ「君が面白くちゃ意味がない」「君じゃなくて、君の中の人間に会いたい」は、以降のまめだの芸の根幹を成すようになっていくので、まめだの落語家人生(狸生?)にとって重要な出会いだったのだなあと感じます。
実質、先代大黒亭から他の落語家に広がった芸を、まめだが再び一つに結集するような流れになっていますし。
圓紫が身構えるシーンは、アニメ版は猫の鳴き声を入れて直接的に猫っぽさを付与しているのが面白い。原作だと「爪が猫みたいに伸びる」で猫っぽさを表現していました。


●第十三話
あらためてアニメで見てみて、このエピソードは文狐の変化(へんげ)能力の高さを示している話でもあるのだなと気付いたり。お金に変化させた葉っぱが、何十年経ってもそのままであるという点で、集中が乱れるだけで変化が解けてしまうまめだとは月とスッポンほどの能力の差があるわけで。
文狐はまめだにとって落語の師匠であるという以上に、化ける獣の先輩という一面もあり、それがこの後の原作の物語に繋がっていくわけなのだなあと。


1クールのアニメとして構成するとき、四天王編で終わらせるのが区切りがいいことは非常に納得なのですが、本作、本当に面白いのはここからなので、アニメで興味を持った人はぜひ原作を読んでいただきたいですね!
できれば二期で、猩猩亭三ん生とまめだの対決をアニメとして見てみたい・・・!

 

タヌキアニメの感想。『うちの師匠はしっぽがない』第1話~第10話

アニメ版もそろそろ大詰めですが、感想書いていきますよ!とりあえず第10話まで。

●第一話
文狐師匠は原作通りのクールビューティですが、まめだは悪戯っぽさよりも可愛さが増した雰囲気になっています。声優のM・A・Oさんの演技によるところが大きいのかな。
あと狸形態で動いているときが可愛い。


●第二話
基本原作通りの展開です。
狸形態のまめだが可愛い。この話、原作漫画だと狸形態のシーンはそこまで多いわけではないのですが、アニメだと三分の一くらいはまめだが狸形態なので、狸好きな人にはたまらないのではないでしょうか?


●第三話
お茶子のお松さんはそういえばこういう人だったなあと。原作だとお松さんがまめだをからかっていて、まめだが勘違いしているというギャグの雰囲気だったのですが、アニメだとお松さんがわりと本気になっている雰囲気があります。原作だと印象的なのは席亭の作次郎さんなのですが、アニメだとお松さんの方が目立ってる。


●第四話
しららの前座噺、見台を張り扇と小拍子で打ってリズムよく勢いをつけて喋る感じ、これは音があるアニメだからこその味わいですね。このアニメで演じられる噺の中では、今のところ一番好きかも。
そういえばこの話でも、「狸鼓を打てば猫又舞う」で狸と猫の確執が強調されているんですよね。よくある狸vs狐ではなく、狸vs猫を強調するのは本作の特徴。


●第五話
化け狸という点に注目した、ケモ耳好きには一番おススメの回ですね。
全ケモじゃないまめだの狸娘姿も出てきますし。裸のまめだを弄り回す(語弊)シーンもありますし。
「狸でなし」という狸以外には使えない用語が好き。


●第六話
泣くまめだが可愛い回。
原作のTNSK氏は迫力ある大ゴマで緩急をつける手法が特徴的な漫画家ですが、常に画像が動いているアニメではその手法が使えないので、細かい所で色々工夫が見られます。
まめだが最後に決意を語るシーンが、文狐の寝床に押しかけている形になっている所とか(原作では文狐は書斎にいる)。思い余ったまめだの勢いが表現されています。
あと、オマケの『しっぽなのしっぽ』の中で、まめだが臆さずに演じている姿を見せている所も良い。


●第七話
天神様はのじゃロリ感が強くてよいのですよ~
年齢とか考えるとロリババァなんですが、精神的にもかなり子供なのでのじゃロリ。ちなみに私が好きなのは後者の方。(でもよく考えてみると、天神様が女の子なのか不明だったり。男の子だとしても一切矛盾ないので男かもしれん)
あと、雷に打たれた時のまめだの骨がちゃんと狸になっている所が良い!
文狐が化けたまめだが見られなかったのがちょっと残念。


●第八話
ほぼ原作通りの展開ですが、借金取り追い返しネタのディテールが色々追加されてます。
尻、もとい白檀治のインパクトが強すぎて、まめだ他の登場人物の印象が薄いです。


●第九話
圓紫のあの喋り方はアニメだとどうなるのかな?と思っていたら、本当にそのままの感じの喋りで笑ってしまいました。メトロノームの効果が、やっぱり声と音がある方が分かりやすいですね。
この話では「まめだの真似をする文狐」が見れて満足でした。


●第十話
圓紫は原作でも猫耳付きで描かれているコマがありますが、猫イメージのキャラクターなんですよね。アニメ版のアイキャッチでも猫と一緒に描かれていて、その印象がさらに強まっています。
そして、本作においては狸・まめだと猫は天敵なわけで・・・。
アニメ版、圓紫と先代・大黒亭文鳥とのエピソードが追加されていて、少し原作と印象が変わってます。
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