ケモミミ生活 ~獣耳作品情報ブログ~

獣耳のいる生活をはじめてみませんか?
獣耳キャラクターに関連する最新情報と懐かしい情報を織り交ぜて紹介していきます。

※世界で唯一(?)の獣耳評論サークル・S猫出版部のブログです。
※『総解説・猫耳史』『総解説・狐耳史』『総解説・兎耳史』等を頒布しています。
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狼耳

獣人と妖精のいる日常。『ポーション、わが身を助ける』4巻

ポーションを作る特殊能力だけでなんとか異世界生活を切り抜けてきた女子高生のカエデ。
元の世界へ帰るためのたった一つの手がかり――カエデのポーション作りの秘訣である「レシピ本」の謎を巡って作者を探す旅を始めることになりますが・・・。

世界を救ったり英雄になったりはしないけれど、普通の女子高生と狼獣人と妖精が精いっぱい冒険する異世界転移ファンタジー『ポーション、わが身を助ける』の4巻目が8月31日より発売中です!

現代日本から、獣人や妖精がいる異世界へと転移してしまった女子高生のカエデ。
彼女はなぜか最初から持っていた「レシピ本」に書いてあったポーションのレシピを使ってポーションを作り、それを売ることによって、どうにかそれなりの生活ができるまでになりました。

大柄な狼獣人の女奴隷・カルデノを護衛として迎えたり、希少種族の妖精カスミと出会ったりと、異世界の生活もだいぶ充実してきてはいます。

しかし、カエデは日本に帰りたいという気持ちを忘れたわけではありませんでした。

前回、カエデの持っていたレシピ本が普通の人には内容を読むことができない「隠匿書」であることが判明しました。
このレシピ本の作者ならば、日本に帰る方法を知っているかもしれない・・・。
そう考えて、現在、隠匿書を作ることのできる三人の人物のうち、レシピ本を作った可能性の高い二人に会いに行くことを決心したカエデ。

その過程で、カルデノ、カスミとの関係にも転機が訪れるのでした。

※ ※ ※

カルデノの過去と、奴隷解放に関わる重要なエピソードが収録された4巻です。

物語のあらすじだけ書くとスタンダードな異世界ファンタジーといった感じなのですが、文体や雰囲気に独特のものがあります。
派手な冒険譚からは離れた、ごく普通の人たちを描写している落ち着いた感じというか・・・ややカラーは違いますが『くまクマ熊ベアー』を初めて読んだ時の感覚に似ています。


※ ※ ※

カルデノは身長190センチくらいある大柄な狼女ですが、物静かで知的な雰囲気もある頼れるお姉さんといったタイプの人物です。

最近の狼耳キャラで見逃せない傾向は、「大柄」という特徴を持つ狼耳キャラを(女性でも)しばしば見かけること。

『ねじけもの』の縣(あがた)や『群れなせ!シートン学園』のランカのお姉さんが、「大柄」という特徴を持つ狼女キャラでした。




狼耳キャラは、犬耳や狐耳といった他のイヌ科獣耳とキャラ特性がかぶる部分があるため、独自の特徴をつけようとしたときに「大柄」という要素にたどり着くのかもしれませんが・・・これは今後出版される様々な作品を観察して、結論づけたいところですね。



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獣っ娘オンリーでハーレムを作ると大変なことに・・・!『箱庭王国の創造主サマ』3巻

王国創造箱庭ゲームに中学三年間を費やして、ついにケモミミ種族だけが住む理想の王国を完成させたハジメ少年。
さらにその理想の王国の中に異世界転移するという素晴らしい幸運に恵まれたわけですが、転移したケモミミ王国は、自分が設定した覚えのない“敵”に脅かされていたのでした!

のんびりした箱庭ゲームから、過酷な対戦RTS/PvPと化した異世界。
ハジメ少年は「創造主(クラフトマスター)」として、理想の王国を守るために全身全霊を懸けます!

ケモミミ好きにクリティカルヒットする異世界転移モノ『箱庭王国の創造主サマ(クラフトマスター)』の3巻目が8月26日より発売中です!

『クラフトキングダム』という某マインクラフトに似た王国創造箱庭ゲームに中学三年間のすべてを費やして、理想のけもみみ王国「アリアンロッド王国」を完成させた阿形ハジメ少年(15歳)。

完成直後にゲームの中へと転移してしまったハジメは、ケモミミ住人しかいない理想の王国を堪能する間もなく、正体不明の“敵”――クローズドの箱庭ゲームにはありえない存在――との戦いに巻き込まれてしまいます。

兎耳魔法使いマギ・マビノギオンが深手を負いつつも、どうにか敵の最強の刺客を捕らえ、まずは一息ついたハジメとアリアンロッド王国の仲間たち。

ハジメのことを「パパ」と慕う天然狼っ子の騎士クゥと訓練したり、スコティッシュ猫系のツンデレ王女様アリアンロッドとお風呂に入ったり、飛べない鳥人(ペンギン)の少年の飛行テストに付き合ったりと、しばらくの間、ハジメは平穏な日々を過ごします。

しかし、王国の辺境を守る熊の「戦士団」から新たな敵の報告を受けて、事態は急展開するのでした・・・!

※ ※ ※

「敵」が創作者としてもゲームプレイヤーとしても、ハジメとは正反対の属性を持つ人物として設定されているのが面白いです。

「敵」がわりとあっさり自分の創造物を見捨ててしまう点について、冷酷非情とかサイコパスとかよくあるネタで説明するのではなく、創作者に一定割合存在する「(未熟な)過去ログをよく消したくなるタイプ」という点を理由付けに使っているのはなかなか納得させられるものがあります。

何年もかけてコツコツ積み上げていくのが好きなハジメとは創作方針の面で正反対で、対立軸が明確になっています。

※ ※ ※

物語も面白いのですが、登場するけも耳娘がみんな可愛くて可愛くて幸せですね!

今回はマギ・マビノギオンが作った惚薬を使ってハジメが激モテ展開に入るシーンがあるのですが、けも耳娘たちは元の獣の性質に従って、十人十色の反応を見せます。
下のシーンでは狼っ娘のクゥは犬みたいに尻尾をめちゃくちゃ振っていて、猫っ娘のアリアンロッドは尻尾をくねらせて喉を鳴らします。
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(『箱庭王国の創造主サマ』3巻P19(七桃りお/アスキー・メディアワークス)
















「ドキドキが止まらない」を「恋」ではなく「病気」と解釈するところがアリアンロッドらしいですが、彼女、喉の鳴らし方がゴロゴロじゃなくて「グルグル・・・」なんですよね。

ここ最近のケモミミ漫画・小説では、長年使われてきた漫画的なオノマトペ(擬音語・擬態語)を見直して、より現実に近い音に置き換えようとする傾向が見られます。
よく見かけるのがキツネの鳴き声を「コン、コン」以外で表現しようとする試みですね。

本作のアリアンロッドの喉の鳴らし方も、より本物の猫っぽい感じをけも耳娘に反映させようとする試み、とみなすことができそうです。



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一匹狼ならぬ、ぼっち狼娘と群れなす!『群れなせ!シートン学園』1巻

様々な動物が通う、私立シートン学園。
この学園の数少ない「人間」である男子高校生は、群れをつくる狼のはずなのに「一人(ぼっち)」なポンコツ狼娘と仲良く(?)なってしまいますが・・・。

学園動物ラブコメ『群れなせ!シートン学園』の第1巻が7月28日より発売中です!

間様人(まざま じん)はシートン学園に通う数少ない「人間」種。
彼はそもそも動物嫌いであり、やたら騒がしいクラスメート(他の動物)たちとは距離を置くようにしていました。
そんな彼が密かに想いを寄せているのが、クラスのもう一人の人間・牝野瞳(ひの ひとみ)。

なんとか瞳との距離を縮めようと考えていたジンですが、たまたま学食で相席になったぼっちの狼娘・大狼ランカに餌?をやったことで、ランカに異様に懐かれてしまいます。

「お前を私の群れにいれてやる!!」となぜか上から目線で、ランカがやたらとジンに絡んでくるようになったために、瞳から距離を置かれてしまい歯噛みするジン。

ランカを追っ払おうとするのですが、ポンコツだけれどいろいろと真っ直ぐな彼女を見ていると、ジンはなぜか放っておけないのでした。

こうして、意中の人との距離が全然縮まらない、ランカとの「群れ」生活が始まるのですが、、、

※ ※ ※

今もって大ヒット中の『けものフレンズ』を代表とする「多種多様な動物の擬人化モノ」の一作になります。
(本作の連載開始時期は『けもフレ』のヒットの約1年前。2015~2016年頃に動物擬人化作品が多数出現していて、頭一つ抜けたのがアニメ版『けものフレンズ』というのが実情です)

他に『けもっ娘ど~ぶつえん!』、『ケモノキングダムZOO』、『キリングバイツ』といった作品がありますが、本作と一番比較対象になる作品は『DNAは教えてくれない』ですね。


舞台が「学園」で「動物同士のコミュニケーションに関するウンチク」に重点が置かれているという点が共通しています。
ただ、『DNAは教えてくれない』は百合でしたが、『群れなせ!シートン学園』はヒロインのランカがめちゃくちゃ犬可愛い男女ラブコメなので作品のテイストはだいぶ違いますね。

ヒロインが狼なのは文字通り「シートン」動物記をネタにしているからかな、、、(シートン博士の著作は狼ネタが多い)

※ ※ ※

ランカは動物種としては『ゴールデンカムイ』にも出てくる大型のタイリクオオカミ亜種「エゾオオカミ」なのですが、それにも関わらず「体が小さい」キャラとして設定されています。


ニホンオオカミの狼キャラは「小柄」という設定になることがありますが、ランカが小柄な理由については、作中でそれを推測させるエピソードが描かれています。体が小さい(弱い)ことがコンプレックスになっている所も、なかなかカワイイです。

※ ※ ※

ランカのキャラデザの特徴として、頭の後ろ側にも模様があるところに注目ですね。
この荒々しい感じの独特の模様が、ランカに狼っぽさ・野性味を付与しています。
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『群れなせ!シートン学園』1巻P17(山下文吾/Cygames)





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8月発売予定のケモミミなグッズ類 その3

上杉・武田・真田・伊達勢が人狼種族として登場する、オトメイト×KADOKAWA×マーベラスによる戦国恋愛ファンタジー『戦刻ナイトブラッド』のグッズがたくさん発売されます!

ラインナップはトレーディングマルチクロス、ぷくっとマグネット、マグネットシート、アクリルイヤホンジャックアクセサリー、アクリルキーホルダー、木製メモスタンドとなります。
木製メモスタンドは8月8日、そのほかのグッズは8月31日発売予定です!





獣耳娘はどういう風に肉を食べるか。『幻想グルメ』1巻

産業革命のあけぼのを迎えた異世界で、貴族企業の相談役として名を成した元・日本人のシュンイチロー。
食べることに人生を賭けている彼は、不愛想な獣人メイドさんと一緒に異世界の料理を食べまくります!

小説家になろう発のweb料理小説のコミカライズ『幻想グルメ』の初単行本が6月24日より発売中です!

グルメにこだわるサラリーマン・桂木俊一郎は駅の階段で足を滑らせて、あっけなく転落死・・・したはずでした。
しかし彼が目を覚ましてみると、人ならぬ異形の姿をした者たちが周囲を取り囲んでいます!

ノーマルな人間型をした種族の方が少ない異世界に転移した彼は、身寄りもツテもないところから貧民街で金稼ぎを始め、その時に出会った没落貴族のバートと組んだことで一気に成り上がることに成功します。

おりしもこの異世界では、魔力を使った機関車や電灯・電信といった発明が次々と生まれ、近代的な企業活動を飛躍的に向上させるような産業革命が進行中。現代日本のビジネス知識を使った俊一郎のコンサルティングは、先進的な考えとしてバートの事業拡大に大きく貢献していきました。

・・・そして、異世界転移から二年後。
コンサルタントとして多忙になった俊一郎が唯一の愉しみとしているのが、美味い料理を食べること!

仕事はできるものの不愛想でイマイチ考えが読めない狼人メイドのシルフィンとともに、俊一郎は今日も異世界のまだ見ぬ料理を求めて街へ海へ山へと繰り出します!

※ ※ ※

Web小説の第十三話までが漫画化されていますが、小説と漫画版で大きな違いがあります。
それは、メイドのシルフィンが小説では「エルフ」なのですが、漫画版は「銀狼種」に変わっていて、完全にケモミミキャラとして描かれている点です。

Web小説原作と商業版でキャラクター設定が大幅変更されるパターンはたまに見かけますが、本作もその珍しい一例といえそうです。(ケモミミ関連では『鑑定能力で調合師になります』が大幅変更の例)


小説版は異世界の風変わりな食材・料理を描写することに注力されていますが、漫画版はいつも不愛想なシルフィンがものすごく幸せそうに料理を食べるシーンが見どころとなっています。
原作のファンからはこのあたりの設定変更は賛否両論みたいですが、ケモミミ好きとしては大きな賛意を示したいですね!

※ ※ ※

第一話『ドラゴンのステーキ』は犬歯が鋭くて口で肉を引き裂きやすい獣人と、普通の人間では料理の食感が異なることを描いたエピソードですが、獣耳キャラの「牙」のようなビジュアルをこういう形で描いた作品は、本作が初めてではないかと思います。
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『幻想グルメ』1巻P29(おつじ/天那光汰/スクウェア・エニックス)





原作小説だと、このシーンでシルフィンは俊一郎と食事をすることを断っており、漫画版が「獣人のシルフィンが何か食べるところ」に重点を置いた作品であることがよくわかるエピソードとなっています。



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