ケモミミ生活 ~獣耳作品情報ブログ~

獣耳のいる生活をはじめてみませんか?
獣耳キャラクターに関連する最新情報と懐かしい情報を織り交ぜて紹介していきます。

※世界で唯一(?)の獣耳評論サークル・S猫出版部のブログです。
※『総解説・猫耳史』『総解説・狐耳史』『総解説・兎耳史』等を頒布しています。
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狼耳

8月発売予定のケモミミなグッズ類 その3

上杉・武田・真田・伊達勢が人狼種族として登場する、オトメイト×KADOKAWA×マーベラスによる戦国恋愛ファンタジー『戦刻ナイトブラッド』のグッズがたくさん発売されます!

ラインナップはトレーディングマルチクロス、ぷくっとマグネット、マグネットシート、アクリルイヤホンジャックアクセサリー、アクリルキーホルダー、木製メモスタンドとなります。
木製メモスタンドは8月8日、そのほかのグッズは8月31日発売予定です!





獣耳娘はどういう風に肉を食べるか。『幻想グルメ』1巻

産業革命のあけぼのを迎えた異世界で、貴族企業の相談役として名を成した元・日本人のシュンイチロー。
食べることに人生を賭けている彼は、不愛想な獣人メイドさんと一緒に異世界の料理を食べまくります!

小説家になろう発のweb料理小説のコミカライズ『幻想グルメ』の初単行本が6月24日より発売中です!

グルメにこだわるサラリーマン・桂木俊一郎は駅の階段で足を滑らせて、あっけなく転落死・・・したはずでした。
しかし彼が目を覚ましてみると、人ならぬ異形の姿をした者たちが周囲を取り囲んでいます!

ノーマルな人間型をした種族の方が少ない異世界に転移した彼は、身寄りもツテもないところから貧民街で金稼ぎを始め、その時に出会った没落貴族のバートと組んだことで一気に成り上がることに成功します。

おりしもこの異世界では、魔力を使った機関車や電灯・電信といった発明が次々と生まれ、近代的な企業活動を飛躍的に向上させるような産業革命が進行中。現代日本のビジネス知識を使った俊一郎のコンサルティングは、先進的な考えとしてバートの事業拡大に大きく貢献していきました。

・・・そして、異世界転移から二年後。
コンサルタントとして多忙になった俊一郎が唯一の愉しみとしているのが、美味い料理を食べること!

仕事はできるものの不愛想でイマイチ考えが読めない狼人メイドのシルフィンとともに、俊一郎は今日も異世界のまだ見ぬ料理を求めて街へ海へ山へと繰り出します!

※ ※ ※

Web小説の第十三話までが漫画化されていますが、小説と漫画版で大きな違いがあります。
それは、メイドのシルフィンが小説では「エルフ」なのですが、漫画版は「銀狼種」に変わっていて、完全にケモミミキャラとして描かれている点です。

Web小説原作と商業版でキャラクター設定が大幅変更されるパターンはたまに見かけますが、本作もその珍しい一例といえそうです。(ケモミミ関連では『鑑定能力で調合師になります』が大幅変更の例)


小説版は異世界の風変わりな食材・料理を描写することに注力されていますが、漫画版はいつも不愛想なシルフィンがものすごく幸せそうに料理を食べるシーンが見どころとなっています。
原作のファンからはこのあたりの設定変更は賛否両論みたいですが、ケモミミ好きとしては大きな賛意を示したいですね!

※ ※ ※

第一話『ドラゴンのステーキ』は犬歯が鋭くて口で肉を引き裂きやすい獣人と、普通の人間では料理の食感が異なることを描いたエピソードですが、獣耳キャラの「牙」のようなビジュアルをこういう形で描いた作品は、本作が初めてではないかと思います。
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『幻想グルメ』1巻P29(おつじ/天那光汰/スクウェア・エニックス)





原作小説だと、このシーンでシルフィンは俊一郎と食事をすることを断っており、漫画版が「獣人のシルフィンが何か食べるところ」に重点を置いた作品であることがよくわかるエピソードとなっています。



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有能そうに見えてやっぱりダメな式神。『和雑貨うなゐ堂の友戯帳』

居るだけで不幸を呼び寄せてしまうため、各地の家を転々としている不幸少女・愛乃(よしの)。
彼女が次に引き取られた家は、ナマケモノの陰陽師と、金銭感覚のおかしい家事手伝い・・・もとい狼の式神が営む奇妙な雑貨屋さんでした!

妖怪和菓子店『幽遊菓庵』シリーズの作者・真鍋卓氏が描く新作!
『和雑貨うなゐ堂の友戯帳』が6月15日より発売中です!

14歳の春日愛乃は母親を亡くして以来、各地の親類の間をいくつも渡り歩いてきました。
一つの家庭に半年すら留まることがない彼女。

その理由は、彼女がとんでもない不幸体質を持っていることにあります。
彼女がいるだけでなぜか引き取り先の家庭が何らかの形で崩壊してしまうのです。

そんな境遇もあり、愛乃の性格もすっかりスレた感じになってしまってます。

各地を渡り歩いて、ついに全国コンプリートすることになった彼女がたどり着いた先は、「和雑貨うなゐ堂」という奇妙な店。

そこは、「陰陽師」を自称する驚くほど怠惰な男・清水まつりと、人ならぬ狼の耳を持った「日本狼の式神」だという美青年・うなゐ が経営(?)する店でした。

全く働かない まつり と引きこもり気質で商売事には全く向いていない うなゐ による店は、放漫経営がたたって破たん寸前でしたが、愛乃がやってきたことで少しだけ変化の兆しが見え始めます・・・!

※ ※ ※

『幽遊菓庵』は主人公の名月にしろ妖狐・玉藻にしろ、わりと優秀な人物がそろっていたので店も上手く回っていましたが、本作「うなゐ堂」は(作中でも自虐されているように)まつり&うなゐがダメダメすぎて大変な状況になってます。

日本狼の式神・うなゐはある程度家事ができるので、『幽遊菓庵』の生意気すぎる式神「あずき」よりは有能っぽく見えるのですが、金銭感覚がおかしくて通販で高級品ばかり買っているという点でやっぱり駄目感が漂います。
式神がイマイチ役に立たないのは真鍋作品の特徴なのですかね。

式神といえば狐、という傾向を覆して、珍しい狼の式神である うなゐ の今後の活躍に期待したいところです。

※ ※ ※

本作、他にもケモミミキャラとして妖狐の男の子・おとらが登場。
あと(獣耳があるのかは不明ですが)化け狸の女性・瑠璃が登場します。

瑠璃は『幽遊菓庵』の狸娘・翡翠と同じくロシア帽をかぶった格好です。
化け狸の女性はロシア帽をかぶる、というのは真鍋作品独特の描写ですね。



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山犬と山賊、相容れない者同士の復讐行。『ねじけもの』1巻

時は下剋上と裏切りが蔓延し、血で血を洗う戦国時代。
山賊に身を落としながらも、殺された仲間たちの復讐の機会をうかがう男は、ある時立ち寄った山で、守神の座を追われた山犬の化身に出会います。

恨みの炎に身を焦がす人間の男と、全てを諦観している人外の女。
根本的に相容れないはずの二人は、なぜか共に旅をすることになりますが・・・。

戦国ピカレスクファンタジー『ねじけもの』の初単行本が6月9日より発売中です!

舞台は戦国時代の九州・日向国。
物心つくころから共に戦ってきた武士仲間を、蜥蜴の紋を掲げる男に皆殺しにされた若武者カガシ。
彼は死体あさりや野伏狩りといった山賊まがいの事をして生き延びながら、復讐の炎を絶やすことなく「蜥蜴」の男を追い続けてきました。

ある日、行きがかりで妖怪退治を引き受けたカガシは山中で山犬に襲われ、あやまって谷底に足を滑らせてしまいます。

気がついた彼を介抱していたのは、超然とした雰囲気を持つ大柄な女。
山犬の化身だと称する女は、元は山神として里の人間に崇められていたそうですが、その後災いをもたらす存在として忌み嫌われるようになり、祠ごと谷底に落とされて百年近くそこで暮らしているのだといいます。

そこまでされていながら人を恨むことがない・・・それどころか一切激情らしいものを感じられない山犬の女に、カガシは激しい違和感を覚えるのですが、山犬の女の方はカガシに興味を持ったらしく、彼についてくるようになります。

山犬と山賊という、相容れない者同士の復讐行が始まるのでした、、、

※ ※ ※

ビジュアル的には、山犬の女・縣(あがた)の方がカガシよりもかなり大柄である点が目を惹きます。
格闘物の敵の女格闘家などにたまに見られるキャラクターですが、主人公側で登場するのは珍しいかも。
あと温和そうな外見・性格でありながら、人外だけあって人の命をなんとも思っていないらしい描写がされているのが巧いです。

※ ※ ※

獣妖怪としては縣のほかにも、彼女と因縁があるらしい雌狐の妖怪も登場します。縣も雌狐も頭に獣耳っぽいものが付いているのですが、髪の毛なのか本物の獣耳なのかは分かりません。
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『ねじけもの』1巻P39(肋家竹一/新潮社)










「自分が狐だと忘れないように」あえて髪に狐の耳の形をつくっている『戦国妖狐』のたまがそうですが、あまり萌えを意識していない伝奇・妖怪作品だと、獣妖怪の獣耳はあくまで「元が獣である者」の象徴であって、本物の耳としての機能はないことが多いです。
『ねじけもの』もそのパターンなのかもしれませんね。
戦国妖狐 16 (コミックブレイド)
水上悟志
マッグガーデン
2016-02-17


※ ※ ※

昔の日本における「山犬」という呼称が結構色々な獣を指すので、縣がなんの獣であるのか少し悩みましたが、作中で「友」と呼んでいる獣が狼のようなので、とりあえず狼耳にカテゴライズしました。

妖怪モノで時々でてくる「貉(ムジナ)」も悩む時があるんですよね、、、



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「ご主人様、犬どもをやっつけてきたです! わふ」(by狼少女)『アラフォー社畜のゴーレムマスター』1巻

過労死したアラフォー社畜が異世界のエルフに転生!
でも、社畜生活が長くてなかなか前世の感覚から抜け出せませんが・・・。
今度こそホワイトな人生を送ることができるのか!?
『小説家になろう』発の『アラフォー社畜のゴーレムマスター』、単行本版1巻が5月29日より発売中です!

アラフォー世代の松田毅はブラックな警備会社の名ばかり支社長として、サビ残休日出勤当たり前、三年間ほぼ無休で働き続けた結果、心不全を起こして死んでしまいます。

彼は死後の世界で、豪華絢爛で贅沢が鼻につくショーン・コネリー似の自称「神」と取引した結果、神を「楽しませる」代わりに、チート能力を与えられて異世界に転生することになりました。

魔法種族エルフとしての肉体と、イメージをするだけで様々な魔法人形・・・「ゴーレム」を創造し、操ることのできる土魔法のチート能力を手に入れた松田。
彼は右も左も分からない異世界で、意思を持った怪しい杖「終末の杖・ディアナ」と、野盗に囚われていた人狼族の少女ステラに出会い、理想のホワイト生活を求めて旅立ちます!

理不尽な上司が、理不尽な「神」に代わっただけの異世界で、果たして松田は新しい人生を切り開けるのか?

※ ※ ※

異世界に転生してチートな能力を持っても、主人公・松田の社畜視点(日本的平社員の考え方)が貫かれているのが他の異世界転生ものとの大きな違いです。

こちらの現実世界では平凡な人間という設定でも、異世界でチートな能力を身につけることで思考・態度がリーダー風になっていくキャラは結構いるんですが、松田は『走れメロス』のメロス的な「難しいことはよく分からないが、人を虐げる奴はとにかく許せない」といった激情が行動基準になっています。

あと松田の年齢が(こういう設定の小説としては)高めなので、ヒロインの一人である人狼少女のステラを恋人でも妹でもなく「自分の娘」として見てしまっているのも独特です。

※ ※ ※

はぐれ人狼少女ステラはいつも無邪気に「わふわふ」言って松田になついている、狼というよりワンコな少女です。
かなり好戦的で、向こうみずに敵に襲い掛かろうとするところを松田に止められることもしばしば。

少し変わっているのが、人狼族は通常の食事以外に魔力を摂取する必要があり、魔力を摂取するには「血肉」を直接食べるのが(他に供給魔法などの手段が無い場合は)一番、という設定。その結果、松田の高濃度の魔力を宿した「血」がステラの強力なエネルギー源となるので、ステラが松田から血をすするような場面が見られます。

このあたりはどちらかといえば吸血鬼モノによく見られる設定なのですが、人狼と吸血鬼は言い伝えによっては同族とみなされる魔物なので、人狼娘が血をすするのもアリといえばアリなんですね。



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