ケモミミ生活 ~獣耳作品情報ブログ~

獣耳のいる生活をはじめてみませんか?
獣耳キャラクターに関連する最新情報と懐かしい情報を織り交ぜて紹介していきます。

※世界で唯一(?)の獣耳評論サークル・S猫出版部のブログです。
※『総解説・猫耳史』『総解説・狐耳史』『総解説・兎耳史』等を頒布しています。
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狼耳

人外少女と人間少女は真剣なお付き合いを・・・。『デミライフ!』2巻

「デミ」と呼ばれる、超自然の力が顕現した魔獣・魔物の一種が人間社会に混じって暮らしている世界。
デミの女の子ばかりが通う学園に入学した人間の少女は、とあるデミの少女にこれまでにない感情を持ってしまいますが・・・!

人外と人間、少女同士の淡い恋を描く『デミライフ!』。
完結編2巻が9月15日より発売中です!

広大な山野に築かれた「デミ」と人間の共学校「私立上州学園」に入学した少女・東愛香(あずままなか)。

女子寮「いなり寮」に入ることになった愛香は、その寮の生徒が自分以外みんな「デミ」であることに気づきます!

犬のような耳と尻尾の生えたちまっこい狼っ子「月見麻耶」。
料理上手だし物腰も柔らかだけど、とにかく近くにいると寒い雪女「水上雪枝」。
ツンツンして人当たりは悪いけれど実は寂しがり屋の人魚「瀬戸あゆね」。
ナルシストが過ぎてかなり変な雰囲気になっている吸血鬼の先輩「浦堂栞」。
そして、寮母さんである妖狐の「万座陽子」。

みんな一癖も二癖もある女の子ばかりでしたが、もともと人当たりの良い愛香はあっさり仲良くなります。

そして・・・だいぶ学園生活にも慣れてきた頃、愛香は雪枝に単なる友情とは違う、強い感情を抱いていることに気づきますが・・・。

※ ※ ※

1巻はまだ女の子同士の緩いスキンシップといった雰囲気が強かったのですが、2巻は愛香と雪枝の間の感情が強くなったことで、他の女の子たちとの関係も大きく変化していきます。

これまで妹・・・というか愛玩動物的に見てきた人見知りな狼っ子の麻耶とも、少しドキッとするような場面が。
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『デミライフ!』2巻P63(黄井ぴかち/一迅社)


満月の夜に人格が変化し、やたら積極的な「麻由」の人格になった麻耶。
麻由が愛香にキスする!のかと思ったら、鼻と鼻をちょんと合わせてコミュニケーションをとっただけなのでした。

最近、ケモミミ漫画で時々見かけるのがこのような「お互いの鼻と鼻を合わせる」仕草。
『群れなせ!シートン学園』でも、猫娘クルミが鼻を合わせる仕草をしていました。
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『群れなせ!シートン学園』1巻P133(山下文吾/Cygames)


「鼻合わせ」は犬科も猫科も行うようですが、こういう描写は少なくとも2~3年前のケモミミ漫画では見られませんでした。
おそらく、実際の動物をよく観察した上でケモミミキャラを描く作者が多くなったので、こういう本物の犬猫っぽい仕草が出てくるようになったのだと思います。



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「私は尻尾を洗わないといけないもの。」(by狼娘)『狼と羊皮紙』3巻

傑作獣耳小説『狼と香辛料』の新シリーズ!

賢狼ホロの娘・ミューリと、成長した聖職者見習いコルの新たな旅を描く『新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙』3巻目が9月8日より発売中です!

本格的に聖職者になることを目指して、「狼と香辛料亭」のある温泉地ニョッヒラを旅立った青年コル。
厳しい自己研鑽の旅のはずだったのですが、どういうわけかホロとロレンスの娘、齢十そこそこの半狼の娘ミューリがついてきました。
親にも言わずに勝手に家出してきたのかと思えば、どうやら母親ホロの公認の様子。

「兄様(コル)のお嫁さんになる」と本気で言い寄ってくるミューリに、聖職者志望(※妻帯できない)のコルは常々頭を抱えています。

そんなコルとミューリの小さな関係をよそに、世界は今、教会の課す「十分の一税」の是非を巡って、教皇庁と島国ウィンフィール王国が対立している真っただ中。

ウィンフィール王国の王族ハイランドの正義を信じて王国に味方することにしたコルは、前回の旅で北の島嶼地域の「海賊」たちの協力をとりつけることに成功しました。

船で帰路についたコルとミューリは、突然の嵐に巻き込まれ、予定にはなかったウィンフィール王国北部の港町デザレフに寄港します。

教皇庁から「聖務停止」の命が出されたことで教会が機能しなくなり、日々の聖別や結婚式・葬式ができなくなっている港町デザレフの現状を見たコルは、少しでも人々の役に立てばと(いわばもぐりの)聖職者行為を始めるのですが・・・。

そうやって町の事情に深入りしてしまったコルに、とある人物がアプローチしてくるのでした、、、

※ ※ ※

今回は『狼と香辛料』っぽい商売に関するトリックが中心に話が推移していきます。

そしてついに、大航海時代の始まりのような話が出てきました。
大洋の果てにある陸地まで航海する、というのは、この世界の普通の人々からするとまだ荒唐無稽な話のようですが、決して不可能ではないかもしれないところまで技術・文化が成熟しつつある世界の雰囲気が強く感じられて、これぞファンタジー!というかロマンあふれる話になっていて、本当に読んでいて面白いです。

※ ※ ※

狼娘のミューリは、相変わらずよく食べてます。
前回は魚料理ばかりだったので、今回は肉をめちゃくちゃ食べてます。本当に美味しそう。

このシリーズ、食物・飲物を美味しそうに描くのが巧いんですよね。(『狼の香辛料』のアニメ版も、そこらの料理アニメに負けないくらいに美味しそうな食べ物を見せるのにこだわっていた感があります)

それ以外では、これもこのシリーズ恒例になっている湯浴みシーンが出てきます。
ミューリが尻尾を洗いにくそうにしているのが可笑しかったり。

漫画『もののけ☆しぇありんぐ』でも、妖狐のよーこが尻尾の手入れをするのに非常にやりにくそうな姿勢になっていたりしましたが、狼や狐みたいなフサフサ尻尾をもつケモミミ娘にとって、「自分で」尻尾を手入れする、という事は永遠の課題なのかもしれません。

獣人と妖精のいる日常。『ポーション、わが身を助ける』4巻

ポーションを作る特殊能力だけでなんとか異世界生活を切り抜けてきた女子高生のカエデ。
元の世界へ帰るためのたった一つの手がかり――カエデのポーション作りの秘訣である「レシピ本」の謎を巡って作者を探す旅を始めることになりますが・・・。

世界を救ったり英雄になったりはしないけれど、普通の女子高生と狼獣人と妖精が精いっぱい冒険する異世界転移ファンタジー『ポーション、わが身を助ける』の4巻目が8月31日より発売中です!

現代日本から、獣人や妖精がいる異世界へと転移してしまった女子高生のカエデ。
彼女はなぜか最初から持っていた「レシピ本」に書いてあったポーションのレシピを使ってポーションを作り、それを売ることによって、どうにかそれなりの生活ができるまでになりました。

大柄な狼獣人の女奴隷・カルデノを護衛として迎えたり、希少種族の妖精カスミと出会ったりと、異世界の生活もだいぶ充実してきてはいます。

しかし、カエデは日本に帰りたいという気持ちを忘れたわけではありませんでした。

前回、カエデの持っていたレシピ本が普通の人には内容を読むことができない「隠匿書」であることが判明しました。
このレシピ本の作者ならば、日本に帰る方法を知っているかもしれない・・・。
そう考えて、現在、隠匿書を作ることのできる三人の人物のうち、レシピ本を作った可能性の高い二人に会いに行くことを決心したカエデ。

その過程で、カルデノ、カスミとの関係にも転機が訪れるのでした。

※ ※ ※

カルデノの過去と、奴隷解放に関わる重要なエピソードが収録された4巻です。

物語のあらすじだけ書くとスタンダードな異世界ファンタジーといった感じなのですが、文体や雰囲気に独特のものがあります。
派手な冒険譚からは離れた、ごく普通の人たちを描写している落ち着いた感じというか・・・ややカラーは違いますが『くまクマ熊ベアー』を初めて読んだ時の感覚に似ています。


※ ※ ※

カルデノは身長190センチくらいある大柄な狼女ですが、物静かで知的な雰囲気もある頼れるお姉さんといったタイプの人物です。

最近の狼耳キャラで見逃せない傾向は、「大柄」という特徴を持つ狼耳キャラを(女性でも)しばしば見かけること。

『ねじけもの』の縣(あがた)や『群れなせ!シートン学園』のランカのお姉さんが、「大柄」という特徴を持つ狼女キャラでした。




狼耳キャラは、犬耳や狐耳といった他のイヌ科獣耳とキャラ特性がかぶる部分があるため、独自の特徴をつけようとしたときに「大柄」という要素にたどり着くのかもしれませんが・・・これは今後出版される様々な作品を観察して、結論づけたいところですね。



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獣っ娘オンリーでハーレムを作ると大変なことに・・・!『箱庭王国の創造主サマ』3巻

王国創造箱庭ゲームに中学三年間を費やして、ついにケモミミ種族だけが住む理想の王国を完成させたハジメ少年。
さらにその理想の王国の中に異世界転移するという素晴らしい幸運に恵まれたわけですが、転移したケモミミ王国は、自分が設定した覚えのない“敵”に脅かされていたのでした!

のんびりした箱庭ゲームから、過酷な対戦RTS/PvPと化した異世界。
ハジメ少年は「創造主(クラフトマスター)」として、理想の王国を守るために全身全霊を懸けます!

ケモミミ好きにクリティカルヒットする異世界転移モノ『箱庭王国の創造主サマ(クラフトマスター)』の3巻目が8月26日より発売中です!

『クラフトキングダム』という某マインクラフトに似た王国創造箱庭ゲームに中学三年間のすべてを費やして、理想のけもみみ王国「アリアンロッド王国」を完成させた阿形ハジメ少年(15歳)。

完成直後にゲームの中へと転移してしまったハジメは、ケモミミ住人しかいない理想の王国を堪能する間もなく、正体不明の“敵”――クローズドの箱庭ゲームにはありえない存在――との戦いに巻き込まれてしまいます。

兎耳魔法使いマギ・マビノギオンが深手を負いつつも、どうにか敵の最強の刺客を捕らえ、まずは一息ついたハジメとアリアンロッド王国の仲間たち。

ハジメのことを「パパ」と慕う天然狼っ子の騎士クゥと訓練したり、スコティッシュ猫系のツンデレ王女様アリアンロッドとお風呂に入ったり、飛べない鳥人(ペンギン)の少年の飛行テストに付き合ったりと、しばらくの間、ハジメは平穏な日々を過ごします。

しかし、王国の辺境を守る熊の「戦士団」から新たな敵の報告を受けて、事態は急展開するのでした・・・!

※ ※ ※

「敵」が創作者としてもゲームプレイヤーとしても、ハジメとは正反対の属性を持つ人物として設定されているのが面白いです。

「敵」がわりとあっさり自分の創造物を見捨ててしまう点について、冷酷非情とかサイコパスとかよくあるネタで説明するのではなく、創作者に一定割合存在する「(未熟な)過去ログをよく消したくなるタイプ」という点を理由付けに使っているのはなかなか納得させられるものがあります。

何年もかけてコツコツ積み上げていくのが好きなハジメとは創作方針の面で正反対で、対立軸が明確になっています。

※ ※ ※

物語も面白いのですが、登場するけも耳娘がみんな可愛くて可愛くて幸せですね!

今回はマギ・マビノギオンが作った惚薬を使ってハジメが激モテ展開に入るシーンがあるのですが、けも耳娘たちは元の獣の性質に従って、十人十色の反応を見せます。
下のシーンでは狼っ娘のクゥは犬みたいに尻尾をめちゃくちゃ振っていて、猫っ娘のアリアンロッドは尻尾をくねらせて喉を鳴らします。
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(『箱庭王国の創造主サマ』3巻P19(七桃りお/アスキー・メディアワークス)
















「ドキドキが止まらない」を「恋」ではなく「病気」と解釈するところがアリアンロッドらしいですが、彼女、喉の鳴らし方がゴロゴロじゃなくて「グルグル・・・」なんですよね。

ここ最近のケモミミ漫画・小説では、長年使われてきた漫画的なオノマトペ(擬音語・擬態語)を見直して、より現実に近い音に置き換えようとする傾向が見られます。
よく見かけるのがキツネの鳴き声を「コン、コン」以外で表現しようとする試みですね。

本作のアリアンロッドの喉の鳴らし方も、より本物の猫っぽい感じをけも耳娘に反映させようとする試み、とみなすことができそうです。



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一匹狼ならぬ、ぼっち狼娘と群れなす!『群れなせ!シートン学園』1巻

様々な動物が通う、私立シートン学園。
この学園の数少ない「人間」である男子高校生は、群れをつくる狼のはずなのに「一人(ぼっち)」なポンコツ狼娘と仲良く(?)なってしまいますが・・・。

学園動物ラブコメ『群れなせ!シートン学園』の第1巻が7月28日より発売中です!

間様人(まざま じん)はシートン学園に通う数少ない「人間」種。
彼はそもそも動物嫌いであり、やたら騒がしいクラスメート(他の動物)たちとは距離を置くようにしていました。
そんな彼が密かに想いを寄せているのが、クラスのもう一人の人間・牝野瞳(ひの ひとみ)。

なんとか瞳との距離を縮めようと考えていたジンですが、たまたま学食で相席になったぼっちの狼娘・大狼ランカに餌?をやったことで、ランカに異様に懐かれてしまいます。

「お前を私の群れにいれてやる!!」となぜか上から目線で、ランカがやたらとジンに絡んでくるようになったために、瞳から距離を置かれてしまい歯噛みするジン。

ランカを追っ払おうとするのですが、ポンコツだけれどいろいろと真っ直ぐな彼女を見ていると、ジンはなぜか放っておけないのでした。

こうして、意中の人との距離が全然縮まらない、ランカとの「群れ」生活が始まるのですが、、、

※ ※ ※

今もって大ヒット中の『けものフレンズ』を代表とする「多種多様な動物の擬人化モノ」の一作になります。
(本作の連載開始時期は『けもフレ』のヒットの約1年前。2015~2016年頃に動物擬人化作品が多数出現していて、頭一つ抜けたのがアニメ版『けものフレンズ』というのが実情です)

他に『けもっ娘ど~ぶつえん!』、『ケモノキングダムZOO』、『キリングバイツ』といった作品がありますが、本作と一番比較対象になる作品は『DNAは教えてくれない』ですね。


舞台が「学園」で「動物同士のコミュニケーションに関するウンチク」に重点が置かれているという点が共通しています。
ただ、『DNAは教えてくれない』は百合でしたが、『群れなせ!シートン学園』はヒロインのランカがめちゃくちゃ犬可愛い男女ラブコメなので作品のテイストはだいぶ違いますね。

ヒロインが狼なのは文字通り「シートン」動物記をネタにしているからかな、、、(シートン博士の著作は狼ネタが多い)

※ ※ ※

ランカは動物種としては『ゴールデンカムイ』にも出てくる大型のタイリクオオカミ亜種「エゾオオカミ」なのですが、それにも関わらず「体が小さい」キャラとして設定されています。


ニホンオオカミの狼キャラは「小柄」という設定になることがありますが、ランカが小柄な理由については、作中でそれを推測させるエピソードが描かれています。体が小さい(弱い)ことがコンプレックスになっている所も、なかなかカワイイです。

※ ※ ※

ランカのキャラデザの特徴として、頭の後ろ側にも模様があるところに注目ですね。
この荒々しい感じの独特の模様が、ランカに狼っぽさ・野性味を付与しています。
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『群れなせ!シートン学園』1巻P17(山下文吾/Cygames)





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