ケモミミ生活 ~獣耳作品情報ブログ~

獣耳のいる生活をはじめてみませんか?
獣耳キャラクターに関連する最新情報と懐かしい情報を織り交ぜて紹介していきます。

※世界で唯一(?)の獣耳評論サークル・S猫出版部のブログです。
※『総解説・猫耳史』『総解説・狐耳史』『総解説・兎耳史』等を頒布しています。
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狼耳

狼耳アニメの感想『けものフレンズ』第10話

感想が1週間遅れになってますが、そんなことは気にしないのです!

●『けものフレンズ』第10話・・・「ろっじ」


タイリクオオカミはどのメディアでも「お姉さん」なキャラなんですが、アニメ・アプリ・漫画でそれぞれ違うタイプの「お姉さん」になっているところが面白い。

アニメのタイリクオオカミは「狼少年」チックなところがあるのですが、彼女の話しているホラ話はなんとも深読みしたくなる内容が含まれているんですよね。

特に気になるのは、「セルリアンがフレンズに化けてるけど、その化けたセルリアンは自分がセルリアンだと気づいていない」という話。

『なぜサーバルはミライさんと一緒にいる過去?のサーバルを見て涙を流したのか』の理由を考えた時、『そもそもアニメで「フレンズ」と呼ばれている存在は実は本来のフレンズでは無くて、セルリアンがフレンズを模倣しているだけの存在ではないか?⇒今のサーバルは過去のサーバルを模倣したセルリアン?』という可能性が浮かんできちゃうんですよね。

このあたりは、アプリ版のセルリアンが「情報の保存と再生」を目的としていた点や、サーバルを模倣したセルリアン=セーバルの存在から類推できててしまうのですが・・・。

・・・でも、タイリクオオカミのホラ話に完全にミスリードさせられている可能性も高いので、とにかく次の話が気になりますね!


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メインヒロインは狼っ子騎士なんですかね。『箱庭王国の創造主サマ』2巻

王国創造箱庭ゲームに中学三年間を費やして、ついにケモミミ種族だけが住む理想の王国を完成させたハジメ少年。
さらにその理想の王国の中に異世界転移するという素晴らしい幸運に恵まれたわけですが、転移したケモミミ王国は、ゲーム上存在するはずのない“敵”に脅かされていたのでした!
王国の「創造主(クラフトマスター)」としてハジメ少年にできることは・・・?

ケモミミ好きにダイレクトアタックする異世界転移モノ『箱庭王国の創造主サマ(クラフトマスター)』の2巻目が2月27日より発売中です!

『クラフトキングダム』という某マインクラフトに似た王国創造箱庭ゲームに中学三年間のすべてを費やして、理想のけもみみ王国「アリアンロッド王国」を完成させた阿形ハジメ少年・15歳。

完成直後にゲームの中へと転移してしまったハジメは、ケモミミ住人しかいない理想の王国を堪能する間もなく、正体不明の“敵”――クローズドの箱庭ゲームにはありえない存在――との戦いに巻き込まれてしまいます。

ハジメのことを「パパ」と慕う天然狼っ子の騎士クゥに、スコティッシュ猫系のツンデレ王女様アリアンロッド、そしてクゥが大好きすぎて変態的になっている兎耳魔法使いマギ・マビノギオンといったケモミミ娘たちの力を借りながら、自ら創造した王国を守るために戦うことを決意したハジメ。

異世界に来たことで建築物造成や地形変化を起こす能力(ゲームでやっていたことと全く同じ能力)を得たハジメは、もともと全く戦争向けでは無いアリアンロッド王国を城塞に造り替え、今後の戦いに備えます。

そんな中、“敵”の最強の刺客ともいえる存在が王国に単騎斬り込んでくるという事態が発生し、ハジメたちは窮地に陥ることになりますが・・・!

※ ※ ※

「もともと戦争の無い世界として造られていた」という点が、なかなか興味深い形で物語に絡んできて、先が気になる展開になってきました。

中世ファンタジーっぽい世界を舞台とする物語では、つい創作者が「騎士」という役職のキャラを作ってしまいがちなのですが(ハジメも良く考えずに「創って」しまった)、そもそも戦いの無い世界における「騎士」の役目とは・・・?という点を掘り下げていっているのが面白いです。

こういう視点から見ると、アリアンロッド姫をはじめ魅力的なケモミミ娘が多く登場する作品ですが、メインヒロインとして想定されているのは「騎士」の狼っ子クゥなのかなとも思います。
1巻の表紙もクゥでしたしね。

※ ※ ※

今回気になったコマ。
クゥは刺客との後半戦で、ほぼ頭からマントをかぶった格好で戦います。
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(『箱庭王国の創造主サマ』2巻P122(七桃りお/アスキー・メディアワークス)
















こういう「せっかく魅力的な獣耳が生えているのにわざと隠してしまう」ような服装をするキャラ(『ダンまち』のリリルカ・アーデなど)を、近年ときどき見かけます。

少し前だと『狼と香辛料』のホロもそうですね。
狼と香辛料 (12) (電撃コミックス)
小梅けいと
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
2015-08-27


物語上の仕掛けとは別に、わざと隠すことで読者の想像を膨らませて、フードを脱いだ時に見える獣耳をより魅力的に感じさせる、という効果も発生しているのかもしれません。



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尻尾が止まらないアルファ。『薔薇監獄の獣たち』2巻

楽園のような国、海と薔薇に彩られた欧州の小国・ルベリア。
しかしその実態は、異形の獣人たちを強制労働させ、搾取することで成り立っている、地獄のような場所なのでした!

狼男に噛まれて獣人になってしまった元・日本人の月城ニナは、ルベリア生まれの獣人たちを結集して、支配者層への反抗を図りますが・・・・・・!

『薔薇監獄(アビゲイル)の獣たち』の2巻目が11月16日より発売中です!

狼のような耳が生えた美少年に噛まれてしまったことで、自らの身体にも狼耳と尻尾が生えてきてしまった月城ニナ。

そのせいで海上の小島に作られた監獄アビゲイルに収監されたニナは、その監獄で自分と同じような狼耳と尻尾が生えた少年少女たち・・・・「狼族(ルーガ)」に出会います。

「学園」と称されてはいるものの、実態は狼族をルベリア国民の忠実な奴隷になるように矯正する施設である監獄アビゲイル。
狼族たちは人間の「教官」に反発しながらも、それぞれ「HOME」と呼ばれる小集団を作って、互いに反目しあっている状況です。
ニナも紆余曲折あって、「白薔薇乙女会」という女子力高い男子(?)系のHOMEに入れてもらいます。

そんな中、どのHOMEからもつまはじきにされ、皆から虐められている「オメガ」のポーの姿にいてもたってもいられなくなったニナは、彼をかばうために横暴な教官たちの前に飛び出してしまいます!

ここから、アビゲイルの狼族たちを結集して自由を得るという、ニナの戦いが始まるのでした!

※ ※ ※

よくある創作上の一匹狼ではなく、本物の狼の姿を映した狼獣人たちが描かれるのが特徴の本作。
上位の狼が下位の狼を上から押さえつけるとか、上位と認めた相手にキスをする(顔をなめる)とか、実際の狼の習性に即した(そして、あまり他の狼獣人漫画では出てこない)描写が多く出てくるのが面白いです。

犬みたいに喜ぶと尻尾を振る、という描写もありますが、これは本物の狼もやるらしい。
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『薔薇監獄の獣たち』2巻P124(蒼木スピカ/秋田書店)




ちなみに、本作の狼族たちの尻尾は本当に「尻尾」とのことですが、頭の獣耳は第六感的な「センサー」の役目をするものであって、耳としての機能は無いとのこと。
四つ耳である(人間の耳もある)ことに理由が付いている作品というのも、珍しいかも。



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「わっちのような天使もおるしのう?」(by賢狼ホロ)『狼と香辛料XVIII』

傑作獣耳小説『狼と香辛料』の5年ぶりの新刊!
賢狼ホロと行商人ロレンスが一つの旅の終着に至った後の、“旅の続きの物語”が描かれる、『狼と香辛料』18巻目が9月10日より発売中です!

2016年に『電撃文庫MAGAZINE』に掲載された三つの短編『旅の余白』、『黄金色の記憶』、『羊皮紙と悪戯書き』と、書下ろし中編『狼と泥まみれの送り狼』の、全四編から構成されています。

ロレンスとホロが温泉地ニョッヒラで湯屋「狼と香辛料亭」を開いてからの出来事と、行商とは異なる「観光地商売」に関わる、また一味違った経済ネタが織り込まれた作品集です。

書下ろし中編『狼と泥まみれの送り狼』は、平和になった北地方で職にあぶれてしまった傭兵たち・・・・・・実はホロと同じ狼の一族・・・・・・が新たな生活の基盤を造るために、賢狼と名高いホロに助力を求めようとする話。いつも偉そうにしているホロがわりと人見知り(狼見知り?)であるところの一面が見られる、面白い話になっています。

※ ※ ※

この短編集で強く出ているのが、何百年も生きる狼のホロと、常命の人間であるロレンスとの「寿命差」に関わる一面。
ロレンスが行商人として旅をしていたころは、「旅の別れ」としてのホロとの別れを示唆する場面が多かったのですが、夫婦となった18巻では、寿命差による「永遠の別れ」を予感させるような場面がいくつもでてきます。

それでも物悲しい/寂しい雰囲気にならないのは、二人の子供であるミューリが新しい冒険を現在進行形で進めている点が大きいのでしょうね。
新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙 (電撃文庫)
支倉凍砂
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
2016-09-10

賢狼ホロの娘・ミューリが活躍する新シリーズ開幕!『狼と羊皮紙』

傑作獣耳小説『狼と香辛料』の新シリーズ!
賢狼ホロの娘・ミューリと、成長した聖職者見習いコルが新たな旅を始める、『新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙』が9月10日より発売中です!

時代はホロとロレンスが結ばれてからおよそ十数年たった頃。
ロレンス夫婦が経営する湯屋「狼と香辛料亭」で長い間世話になっていた青年コルは、ついに本格的に聖職者になることを目指して、自らの旅を始める決心をします。
目的地は「狼と香辛料亭」のある温泉地ニョッヒラから南、ローム川沿いにある毛皮と琥珀貿易の中継都市レノス。

今、世界は、教会の課す「十分の一税」の是非を巡って、教皇庁と島国ウィンフィール王国が対立している真っただ中。
コルはウィンフィール王国の王子ハイランドの誘いを受けて、レノスの地で教会の不正を正す手伝いをするつもりでした。

本来、レノスまでは一人旅の予定。
しかし、なぜかホロとロレンスの娘、齢十そこそこの半狼の娘ミューリがコルの乗る渡し船の荷物・・・・・・樽の中から飛び出してきます!

ミューリが勝手についてきたのかと思えば、どうやら彼女がコルについていくのはホロ&ロレンス夫妻公認のようで、その時から、狼(ミューリ)と羊皮紙(聖職者希望のコル)の新しい旅の物語が始まるのでした・・・・・・!

※ ※ ※

元々『狼と香辛料』は12~13世紀のドイツ&北欧のバルト海交易の時代をモチーフにしていたそうですが、本作『狼と羊皮紙』は少し時代が下って14~15世紀の宗教改革の時代をモチーフにしているようです。
イングランドを思わせる島国ウィンフィール王国とか、そこで起ころうとしている聖書翻訳や国教会設立の動きなんかはまさにそんな感じ。

それに絡めて、「聖職者は結婚しちゃダメなの?」といういかにもラブコメ的なネタを混ぜ込んでいるところは、ラノベの魂を忘れていない本シリーズならではといえそうですね。

教会対立テーマのラノベという点では、同作者のもう一つのケモミミ娘シリーズ『マグダラで眠れ』とも重なる部分があるのですが、『マグダラで眠れ』が八方塞がりの絶望的な状況から抜け出すために足掻き続ける重い話であるのに対して、『狼と羊皮紙』は希望と自由に満ち溢れた明るい雰囲気の作品になっています。
マグダラで眠れVII<マグダラで眠れ> (電撃文庫)
支倉 凍砂
KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
2015-11-21


※ ※ ※

作者の支倉凍砂氏があとがきで「どの頁を開いても可愛い生き物がいて穏やかな気持ちに」なれるような本を、と述べているように、夏の太陽のように元気いっぱいな狼娘ミューリが愛らしい作品です。

ホロと違って人間のロレンスの血を半分引いている関係で、狼耳や尻尾を簡単に引っ込めることができ、見た目には完全に人間の少女の姿になれる一方(だから表紙も四つ耳キャラとして描かれている)、ホロのように完全な狼の姿になるのは難しいという特徴を持っています。

雅さのあったホロと比べるとかなり幼い感じを残しているミューリですが、「狼と香辛料亭」で多くの旅人と接してきた関係でかなり世慣れており、聖職者になるべく俗世と微妙に一線を引いてきたコルよりも常識的な一面を持っていたりします。このあたりは、過去のホロとロレンスの役割とは逆になっているんですね。

ミューリがなるほどホロの娘だなあ、と感じさせられるのは、とにかく物を食べている描写が多いところ。ホロも食欲旺盛でしたが、ミューリも暇さえあれば食べる食べる!
魚よりも肉が好き、というところは、まさに狼の血なんでしょうねえ。
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