ケモミミ生活 ~獣耳作品情報ブログ~

獣耳のいる生活をはじめてみませんか?
獣耳キャラクターに関連する最新情報と懐かしい情報を織り交ぜて紹介していきます。

※世界で唯一(?)の獣耳評論サークル・S猫出版部のブログです。
※『総解説・猫耳史』『総解説・狐耳史』『総解説・兎耳史』等を頒布しています。
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兎耳

けっこう血の気の多い白ウサギ。『月とうさぎのフォークロア。St.3』

一見普通の現代社会だけど、本物の神の血を引く「神人」と普通の人間が入り混じって暮らす異世界。
月神の血を引く少年・朔は、パートナーである兎神少女・白や仲間たちとともに、自らの神衆組織「月夜見一家」の勢力を維持するべく、他の八百万の神々との抗争を繰り広げています。

前回、分家筋である「天月一家」の再興に手を貸した朔と白ですが、その結果として他の勢力との間に新たな争いの火種を生むこととなり、再び抗争に巻き込まれることになりますが・・・!

任侠物+日本神話の組み合わせでファンタジーの新境地を切り開く、第8回GA文庫大賞《奨励賞》受賞作の3巻目『月とうさぎのフォークロア St. 3 天てらす月、其は夜にかがやくしろうさぎ。』が10月12日より発売中です!

高天原に住む肉体を持たない「神」と、地上に住み肉体を持つ「人」。
そして肉体を持ち、神の力も宿す「神人」が人と入り混じって暮らす異世界。

そんな世界の日本にある月宮市は、月神の系譜に連なる神人の組織「月夜見一家」の勢力下にあります。

主人公の男子高校生・伊岐朔(いき さく)は、先代総長の父が襲われて絶命したため、今や月夜見一家の総長。
そして、兎耳と尻尾が生えた幼馴染・稲羽白もまた、中核二次団体である稲葉一家の実質若頭という立場となっています。

学生としての楽しい生活もほどほどに、八百万の神々が血で血を洗う修羅の世界へと足を踏み入れることになった二人。

前回、月夜見一家の勢力維持のために弱体化した分家筋「天月一家」の再興に奔走した朔ですが、今回はその結果として、元は天月一家の勢力圏だった地域(シマ)を牛耳っている「廣田組」、そしてその裏に付いている太陽神の組織「柾勝会」とぶつかることになるのでした・・・!

※ ※ ※

今回も表紙の超絶カワイイ兎耳娘・白のイラストとは裏腹に、かなり緊迫した任侠バトルが繰り広げられます。

白も若頭としての姿勢が板についてきて、部下の前では威圧的な態度を見せつつも、朔の前では甘々になるという(本来の意味通りの)「ツンデレ」なキャラクターに成長してきました。

兎キャラは『キリングバイツ』みたいにリアル動物としての能力を基準にすると弱者キャラになるんですが、「月の神話」と結びついている場合は強キャラになる傾向があり(例:《問題児シリーズ》の黒ウサギ)、本作の白も月の神ゆかりの存在であるため、なかなか血気盛んな性格となっています。

独特のつっけんどんな喋り方が、ツンデレなところにも血気盛んなところにも、あと兎っぽさという点でも巧く作用していて、ウサミミ好きにはかなりオススメの作品ですね!



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ケモ耳&戦車!な漫画の第四弾です。『砂漠のウサギ ―1942年6月の戦い―』

亜人種の築いた架空の欧州国家フェアリーランド王国の第二次世界大戦での戦いを描く、『砂漠のウサギ』シリーズの4巻目!
『1942年6月の戦い』が9月19日より発売中です!

北大西洋はヒルべニア島(アイルランド島)にある「フェアリーランド王国」は、ウサギのような長い耳を持ったケルト系亜人種を中心とした、人と獣の両方の特徴を持つ獣人たちが集まって築いた国。
総人口の7割を女性が占める女王国ということで女性が社会の中心を担っており、兵役も完全に男女平等となっているため、フェアリーランド軍は女性兵士が大半を占めています。

地中海のキプロス島と中東レバノンに海外領土を持つフェアリーランドは、ロマーニャ(イタリア)とオリュンポス共和国(ギリシア)の英領エジプト侵攻と同時に二国から圧力を受けるようになり、英連邦側として参戦。北アフリカでの戦車戦を繰り広げていました。

フェアリーランド軍そのものはロマーニャ軍に対して善戦していたものの、枢軸国軍の圧倒的な物量と、後方で繰り広げられる様々な政治的工作により、英連邦側の前線は後退を余儀なくされますが・・・!

※ ※ ※

作者あとがきでも書かれていますが、史実の北アフリカ戦線でも一番連合軍が苦戦した1942年6月の状況に合わせて、このフェアリーランド王国の物語も後退戦を強いられる様が描かれます。

キャラクターとしては漆黒の獣耳と尻尾を持った古代種出身の戦車連隊長、リリー・バレロが目立つ回でもありますね。フェアリーランド軍人は古代~中世の誇り高い戦士が馬の代わりにそのまま戦車を駆っているような雰囲気があってカッコいい。

そのほかにも、フェアリーランド女性の生活に突っ込んだインタビュー記事や、多数の登場人物を分かり易くまとめた「キャラクター図鑑」もあるので、今回の4巻はファンの人はぜひ入手すべき一冊だと思います。

※ ※ ※

本作のウサギ系亜人、ウサミミとして見た時に特徴的なのが、ウサギの耳が背中側に向かって伸びていること。
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『砂漠のウサギ ―1942年6月の戦い―』P110(M.WOLVERINE/イカロス出版)


この形は実際の動物のウサギのフォルムに近い姿である、という以外にも、帽子やヘルメットをかぶっても長い耳が邪魔になりにくい、という利点があります。

頭に何をかぶる場面の多いミリタリー物を描く場合は、耳の形の設定は結構重要かも。そうでなければ『セントールの悩み』の大戦エピソードや『猫瞽女-ネコゴゼ-』のように、帽子やヘルメットのデザインを全てケモミミ向けに変えなければいけないので。



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超可愛い兎耳なつきと、激しいバトルのコントラスト!『なつき×らびっツ』2巻

普段は普通にしているけれど、実は可愛いものが大好きで、定期的に可愛いものを身に着けないと気を失ってしまう(!)という美少年なつき。

彼はひょんなことから、謎の侵略者から地球を守る「魔法少年」に選ばれ、フリフリひらひらした超可愛い格好を思う存分できることになったわけですが・・・魔法少年の任務は意外とハードで、命を懸けた戦いを次から次へと繰り広げることになります!

見た目は超可愛いのに、中身は硬派な新感覚バトル・メルヘン『魔法少年なつき×らびっツ』の2巻目が8月22日より発売中です!

桜霞中学一年生の超絶美少年(ショタ)・七星なつきは、「スート」と呼ばれる異星人?から地球を守るための「魔法少年」に選ばれました。

母星(フルフィール)を復活させるために地球を滅ぼそうとしているスート。
地球を滅ぼすには強力な魔力を宿す「魔法少年」の力が必須であり、スートたちは「地球滅亡の儀式」を完成させるために、魔法少年なつきを儀式の中に組み込もうとします。

・・・つまり、なつきに儀式に必要な「キス」をしようと、スートたちが襲い掛かってくるのです!!

なつきのあまりの可憐さに魅了されてスートを裏切った「門左衛門」の協力を得て、一度は敵の儀式の妨害に成功したなつき。

しかし、それによってスートの怒りを買ったなつきは、敵側のさらに凶悪な行動を誘発してしまうことになりますが・・・!

※ ※ ※

主人公が「魔法少年」というだけで、物語自体は某セーラームーンの時代から続く正統派のバトル少女漫画な作品です。
敵味方の複雑な人間関係・利害関係が描かれるところはまさにそれっぽい。

面白いのが、学校内のなつきのファンクラブ「NNM(七星・なつきを・愛でる)研究会」が単なる脇役ではなく、物語にわりとガッツリ絡んでくること。
このファンクラブが絡む話は笑いあり感動ありの、独特の学園友情物っぽさがあって面白いです。今後の活躍に期待したいところ。

※ ※ ※

なつきの容姿で特徴的なところは、兎耳なのに目立つ八重歯が描かれること。
八重歯の兎耳キャラはいないわけではありませんが、牙っぽい八重歯は肉食動物的イメージがあるので、草食系の兎耳キャラでは描くことを避ける人もいます。

なつきの場合は兎耳も八重歯も「かわいいもの」の象徴なので、相反することなく相乗効果を発揮しているのでしょうね。
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『魔法少年なつき×らびっツ』2巻P100(金井千咲貴/スクウェア・エニックス)








 

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過酷な迷宮の数少ない癒し系ウサミミキャラ(でも圧死する)。『ジェノサイド・リアリティー 異世界迷宮を最強チートで勝ち抜く』1巻

レトロゲーム(3DダンジョンRPG)の世界に教室ごと転移するという異変が発生!
そのゲームをやりこんでいた真城ワタルは一人で密かにダンジョンの攻略を進めて、他の人間に対する圧倒的アドバンテージを得ようと画策しますが・・・!

小説家になろう発のデスゲーム・ファンタジー『ジェノサイド・リアリティー 異世界迷宮を最強チートで勝ち抜く』、書籍版1巻が7月14日より発売中です!

突然の地震により、1年F組は教室ごと異世界の薄暗いジメジメしたダンジョンの真っただ中に転移しました。
凶悪なトラップやモンスターによりクラスメートが次々と犠牲になる中、真城ワタルはこのダンジョンが古い3DダンジョンRPG『ジェノサイド・リアリティー』、通称『ジェノリア』と全く同じであることに気づきます。

攻略サイトを作るほど『ジェノリア』をやりこんでいたワタルは、このダンジョンのレアアイテムやレアイベントが限定された数しか存在しないと仮定すると、真っ先にダンジョンを攻略した人間が圧倒的なアドバンテージを得るはずだと考えます。

他のクラスメートたちが一応安全に見える「街」への拠点づくりに奮闘する中、ワタルはクラスメートたちを欺いて、一人、ダンジョンの奥深くへと足を踏み入れますが、、、

※ ※ ※

ゲームに似た異世界に行ってゲームの知識で無双する、という近年よく見かけるタイプの設定ではありますが、本作はデスゲーム要素が非常に色濃く織り込まれているのが独特です。

主人公のワタルも「みんなで協力して脱出する」などとは少しも考えない、かなり利己的な人間として描かれますし、過酷な生活を続けるうちにクラスメートたちの人間不信や異常性もどんどん高まってくるような描写がされています。

Web版を読んだ印象では、むしろこの書籍版1巻より少し後の章からデスゲーム的な雰囲気が増してきて面白くなる感じです。

※ ※ ※

作中で描かれるRPG『ジェノサイド・リアリティー』のモデルは『ダンジョンマスター』+『ウィザードリィ』のようです。
特に呪文と階級システムはほぼダンマスですね。

少し前の記事で「そろそろMMO-RPGネタの小説は若い読者が分からないかも」と書いたけど、レトロゲームネタの方が(リメイク作などで話題になったりする機会がある分)むしろ通じるかもしれないのか、、、

※ ※ ※

『ジェノリア』の世界に住むNPCとして「ラビッタラビット」と呼ばれる兎系種族の少女、アリスディア・(中略)・ディアナが登場します。

本名がとても長いため、ワタルからは「ウッサー」というかなり適当な名前で呼ばれます。
(このあだ名も実は『ダンマス』の人外キャラの一人「ヒッサー」からとってるのですかね?
 ヒッサーは「ラノベ初(唯一?)のリザードマン系主人公」であったりします)
 
小説 ダンジョン・マスター (電撃文庫)
幸田 佳子
メディアワークス
1993-08


天然っぽい性格で、「~デス」「~マス」と語尾がカタカナになる、この過酷なダンジョン小説では数少ない癒し系キャラなのですが、『ジェノリア』ゲーム中イベントでは罠によってあっさりミンチになってしまうらしく、無事生き残ることができるのか心配ですね、、、



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兎と狼のディストピア。『バスキュレ』1巻

兎系種族が狼系種族を圧政によって支配している世界。
兎の街に侵入した狼を狩ることを生業とする若者たちは、狼の居住区で密かな反抗が進行しつつあることに気づきますが・・・!

奇妙な制度が支配する街を舞台にした『バスキュレ』の初単行本が7月7日より発売中です!

その国は全体が塔のようになっており、1番街から13番街まで階ごとに名称がつけられた兎の街と、さらにその下層に位置する狼の居住区に分けられています。

兎の女王の座する1番街を頂点として、上層部には貴族や上流階級の兎たちが住み、下層に行くほど生活や治安が悪くなっていき・・・。
最下層に住む狼たちは兎の街に入ることすら許されず、兎の街に侵入したら兎のハンター「狼狩り」たちに追い返される、あるいは殺されても文句が言えないという制度になっています。

「狼狩り」の若者であるベルは、最近狼の侵入が増えつつあることを気にしていました。
ある日、侵入した狼を排除しようと組み合った際、狼が兎以外に精錬できるはずのない「硬度12以上」の金属棒を持っていることに気づきます。

狼の居住区で何が起きているのか?
「狼狩り」仲間のカタリナとともに、密かに狼の居住区へと降りたベルは、そこで驚くべきものを目にしますが・・・・!

※ ※ ※

獣耳キャラが登場する時はまず「獣耳」から描かれる、という「ケモミミ登場シーンの様式美」について、本作ではかなり特徴的な描写がされています。

「狼の耳」⇒兎の住民⇒「兎の耳」という順番で、
●狼耳が描かれているコマには「狼が来たわ」の台詞
●兎耳が描かれているコマには「私たちの街」という台詞 が付けられています。
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『バスキュレ』1巻P3(高野久/新潮社)













この冒頭一ページだけで、「狼が嫌われているらしいこと」、「この街は兎が主流であること」という本作の世界観が端的に示されていて、巧いなあと感心させられます。



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