ケモミミ生活 ~獣耳作品情報ブログ~

獣耳のいる生活をはじめてみませんか?
獣耳キャラクターに関連する最新情報と懐かしい情報を織り交ぜて紹介していきます。

※世界で唯一(?)の獣耳評論サークル・S猫出版部のブログです。
※『総解説・猫耳史』『総解説・狐耳史』『総解説・兎耳史』等を頒布しています。
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兎耳

ファッ〇ンバニーな童話っぽいウサギの国!『ウサギのプリンセス』

国民からニンジン三本の年貢を徴収し、未納者には容赦のない罰を加え、妖しいニンジンを崇拝するそこは、幸せメルヘンなウサギの国!!
そんなウサギの国のプリンセスの、優雅で華麗でときどき暴力的な日々をつづった『ウサギのプリンセス』の単行本が1月18日より発売中です!

ウサギのプリンセスはウサギの国のお姫様。
平和でウサギしかいないウサギの国は、たまに邪神化したニンジンの化身に狙われたり、ネコのスパイが紛れ込んでいたり、百獣の王ライオンに昼食として狙われたりと、少々のトラブルはあるものの、おおむねだいたいは平和なのでした!

ウサギのプリンセスは今日も、自慢の愛車を駆って、自分を騙したタヌキたちをしばきに行きます!

※ ※ ※

ほのぼのした絵柄から繰り出される、ぶっ飛んだナンセンスギャグが持ち味の作品。
『ぶんぶくティーポット+』なんかが好きな私には凄く刺さりまくる内容で、もう本当に大好き。
作者・こおにたびらこ氏のツイッター(X)ピクシブで本作のいくつかの話が読めるので、まずはそちらを読んでみて、気に入ったらぜひ買ってみましょう!
単行本版には描き下ろし新作中編の『プリンセスのありふれた一日』が収録されています。

※ ※ ※

ケモミミというより漫画表現として興味を持っていることなのですが、「全く擬音語・擬態語になっていない単語を擬音語・擬態語として無理やり使う」傾向はいつから始まったのですかね?
本作では下の引用の1ページ目の「アゲモノー」の擬態語がそれにあたります。
このタイプの表現、すぐに思いつくところでは『社畜さんは幼女幽霊に癒されたい。』『うめともものふつうの暮らし』で多用されているのですが、起源が気になるところですね。
2010年以前は無かったと思うんだけど!
(そう思うだけで、意外と昔からあるのかもしれないですが)


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宇宙怪獣も大好き!月名物「ウサギモチ」『ホッピントッピン』

『キルミーベイベー』『カガクチョップ』で知られるカヅホ先生の初期作品集!!
『ホッピントッピン』が好評発売中です!

同人活動時代の初期作品に加えて、2015年~で『コミック電撃だいおうじ』に連載された『のんかふぇ』といった、これまでなかなか読む機会が限られていた作品が集った一冊となっています。
可愛らしい女の子たちにシュールな展開、そして時々スプラッタでバイオレンスなオチは、先生の主要作品と同じで、ファン必読の一冊といえます。

ギャグなしのホラー漫画『タイムカプセル』がかなり好き。
こういったホラー作品もっと読んでみたい。

※ ※ ※

カヅホ先生は擬人化がお好きなので、わりとケモミミっぽいものをよく描かれていますが、この作品集にもケモミミメインな作品があります。
まずは表紙のウサミミペアが登場する『R.R.R』。
屋台的宇宙船で月の名物「ウサギモチ」を売り歩く月人二人の、ハラハラドキドキの大冒険?の結末を描きます。可愛らしさとシュールさはこの当時から変わらず、ごちゃごちゃしたメカの魅力が非常に光っている一作です。
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『ホッピントッピン』P3(カヅホ/KADOKAWA)


もう一作が童話『三匹のこぶた』をネタにした『PPP』。
まさにカヅホ版『三匹のこぶた』といった感じで、どんな素材の家が良いか?という元ネタのテーマを超越した展開が繰り広げられます。
この時代だと珍しい豚耳キャラクターの漫画という点でも注目ですね。
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『ホッピントッピン』P29(カヅホ/KADOKAWA)


本編中だと「ハツ」の子の名前しか出てこないのですが、他の二匹は「モツ」「ガツ」って名前なんですね。

『大上さんとケルベロスゥ!』のケル、ベロ、スゥ三姉妹と同じで、語感的にそれぞれの名前が結構合ってる、と感じる所が面白い。



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智霊奇伝橙が再び見られるよ!『東方智霊奇伝 反則探偵さとり 迷宮編』1巻

《東方Project》公式の“探偵”コミックス!
地霊殿の主・古明地さとりが、幻想郷全域を巻き込む怪事件に挑む!!
『東方智霊奇伝 反則探偵さとり』の続編!『迷宮編』の初単行本が5月27日より発売中です!

魔理沙や紫といった、幻想郷でも有数の実力者に次々ととり憑いて姿をくらまし続ける、変幻自在の「反獄王」。
紅魔館、白玉楼、と事件を起こしてきた「反獄王」の次のターゲットは、永遠亭だと目星をつけた霊夢。
しかし、ここでも「反獄王」がどこにいるのか――誰にとり憑いているのか分からず、状況は遅々として進みません
そんな中、さらなる大事件が発生して・・・!

地の底の究極探偵こと古明地さとりは、動かずして事件を解決することができるのか!?

※ ※ ※

「心を読める」という推理モノではチート的な特殊能力を持ちながらも、妖怪・怨霊・超人の跋扈する幻想郷では犯人探しに思った以上に苦戦する探偵役さとりを描いた、待望のシリーズ続編です!

作画担当は可憐なタッチが魅力だった銀木犀氏から、東方キャラの「あし」の描写に定評のある秋巻ゆう氏へとバトンタッチされています。
太ももからホルスターの覗いている本作のうどんげの衣装は、秋巻氏の得意分野が上手く出ている感じ。

あと!数コマだけですが「智霊奇伝の橙」が描かれているシーンがあるので、今後再登場する機会があるのではないかと非常に楽しみにしています。

※ ※ ※

今回注目した描写。
うどんげが魔理沙を「耳の短い奴」と軽蔑した物言いをしている。
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『東方智霊奇伝 反則探偵さとり 迷宮編』1巻P36(秋巻ゆう・ZUN/KADOKAWA)


ケモミミの無い人間がケモミミ種族を「獣人」「亜人」とか呼ぶのと逆で、ケモミミ種族がケモミミの無い種族を「自分たち基準」で呼んでいる描写が、価値観の違いを感じられて好きだったりします。

ライトノベル『セントレイン戦記』の妖魔の「尻尾の無い者」という呼び方や、『放課後アサルト×ガールズ』の狐系宇宙人イズナ人による「丸頭」という呼び方が一例ですね。

うどんげは耳の長い兎なので、人間だけでなく猫や狐といった他のケモミミも「耳の短い奴」と思っていそうなフシがあります。



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過酷な迷宮で生き残ったウサギは強い!(でも圧死する)『ジェノサイド・リアリティー 異世界迷宮を最強チートで勝ち抜く』2巻

レトロゲーム(3DダンジョンRPG)の世界に教室ごと転移するという異変が発生!
そのゲームをやりこんでいた真城ワタルは、一人で密かにダンジョンの攻略を進め、他の人間に対して圧倒的アドバンテージを得ようと画策しますが・・・!

小説家になろう発のデスゲーム・ファンタジー『ジェノサイド・リアリティー 異世界迷宮を最強チートで勝ち抜く』、待望の書籍版2巻目が9月11日より発売中です!

突然の地震により、1年F組は教室ごと、古い3DダンジョンRPG『ジェノサイド・リアリティー』、通称『ジェノリア』の世界に転移しました。

容赦のない凶悪なトラップやモンスターによりクラスメートが次々と犠牲になる中、攻略サイトを作るほど『ジェノリア』をやりこんでいた真城ワタルは、クラスメートたちを欺いて、一人、ダンジョンの奥深くへと足を踏み入れます。

レアアイテムやレアイベントが限定された数しか存在しないと仮定した場合、真っ先にダンジョンを攻略した先駆者が圧倒的なアドバンテージを得るはずだと考えたからです。

しかし、ワタルの意図に気付き始めた(?)妖しいお嬢様の九条久美子、仲間外れになっていた竜胆和葉、『ジェノリア』世界に棲むNPC(?)であるウサ耳少女・ディアナといった女子たちの存在が、ワタルの狡猾な構想を徐々に狂わせていくのでした・・・!

※ ※ ※

主人公ワタルの性格の悪さとか、全然相互に協力する気のない登場人物たちとか、デスゲーム要素が今回も容赦なく織り込まれていて良い感じです。

「脱出して元の世界に戻る」ことよりも「自分に有利な世界で、自分の望む地位を手に入れる」ことに執着しているワタル。

孤独を好んでいるようで、他人に対して優位であることに拘る点など、ある種の内的矛盾を抱えた主人公だったのですが、書籍版は利己的すぎる部分がもう少し緩和されて、より「孤高」を貫くような性格になっています。

そのあたり、WEB版とはやや異なる方向性を持っているので、読み比べてみると面白いと思います。

※ ※ ※

兎系種族ラビッタラビットの少女、アリスディア・(中略)・ディアナ、通称「ウッサー」。


1巻まではわりと大人しい・・・というか数少ない癒し系キャラだったのですが、2巻になると本性が出てきたというか、兎のくせに思ったよりも強い、ということがわかります。

ワタルに危害を加えようとしたクラスメートをあっさり半殺しにしてしまうほどの体術使いなのです。

獣人バトル漫画『キリングバイツ』だと兎は最弱の扱いですが、本作の場合は兎の「跳躍力」と「俊敏さ」が体術の強さで表現されているみたいですね。

あと、性欲というか繁殖欲がやたら強い所が出てきていて、殺伐とした場面でも空気を読まずに繁殖の話を始めるところは、ある意味、本作に最も合った癒し系(?)キャラなのかもしれません。



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牙の鋭い方が勝つ!ウサギも噛みつく!『キリングバイツ』16巻

大切な友人、牙魔猫(タスマニアデビル)の黒居佑(くろいたすく)を失う大きな痛手を負いながらも、「牙闘(キリングバイツ)」予選を突破した媚戌(ビーグル)の獣闘士・戌井純(いぬいぴゅあ)。

ルール無用の場外乱闘を乗り越えて、ようやく決勝トーナメント「牙闘獣獄死(キリングバイツサドンデス)」に臨んだ純の最初の対戦相手は・・・黒居佑と強い縁を持つ獣闘士でした!!

ついに新たな殺し合いが開幕した獣人バトル漫画『キリングバイツ』、最新16巻目が好評発売中です!
表紙は「大熊猫(ジャイアントパンダ)」の獣闘士・王愛珍(ワンアイヂェン)。
最近、パンダキャラは「可愛いから何をしても許される」系の、傍若無人キャラになることが多い気がしますね、、、
※ ※ ※

この作品、動物バトル漫画としてやはり頭一つ抜きんでていると感じます。

ライオンが強い、というのは誰もが思ってるから、話を捻ろうとして「ライオンは実は弱いんだよ~」みたいなネタが出てくることは時々ありますが、「ライオンの強さは、実は貴方が思っているのとは違う所にある」みたいなエピソードを出してくる点が、本作の凄い所だと思います。

「牙闘獣獄死」のトーナメント表にも、この動物本当に強いの?みたいな獣が混じっているので、どういう戦いを見せてくれるのか楽しみですね!

※ ※ ※

最弱獣闘士であることをギリギリで隠しながら、最強のフリをしつづける稲葉初さん。
この頃は彼女主役のスピンオフも始まって、ある意味『キリングバイツ』最強のヒロインと言ってもよいかもしれません。

しかし、せっかくなので彼女も何らかの形でバっトル!してほしいもの。
そんな兎の彼女が、唯一自信を持っているのが歯らしい。
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『キリングバイツ』16巻P219(村田真哉・隅田かずあさ/小学館クリエイティブ)


猫耳キャラが猫目で描かれたりすることがあるように、
兎耳キャラの特徴的な描写として、前歯が目立って描かれる点が挙げられます。
初さんも前歯がなかなかチャーミングに描かれています。

これ、兎をそのまま漫画化したイラストでは意外と前歯は描かれないという点を考えると、まさに兎耳キャラとして擬人化した時にのみ、みられる特徴といえるのかもしれません。


有名兎キャラで前歯が目立つのはバッグス・バニーくらいかも、、、
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