ケモミミ生活 ~獣耳作品情報ブログ~

獣耳のいる生活をはじめてみませんか?
獣耳キャラクターに関連する最新情報と懐かしい情報を織り交ぜて紹介していきます。

※世界で唯一(?)の獣耳評論サークル・S猫出版部のブログです。
※『総解説・猫耳史』『総解説・狐耳史』『総解説・兎耳史』等を頒布しています。
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狐耳

狐は過去の罪を背負っていることが多いね。『百々とお狐の見習い巫女生活』

巫女見習いの女子高生と、彼女に憑いた稲荷狐が神社絡みの事件を解決する!
小説投稿サイト・エブリスタ発の巫女&狐小説『百々とお狐の見習い巫女生活』の書籍版が9月8日より発売中です!

加賀百々(かがもも)は実家・四ツ屋敷家の「在巫女」の座を継ぐために、佐々多々良神社に居候して修行する女子高生。
しかし、居候先の娘・史生と折り合いが悪くなってしまった百々は、物語開始早々にひと悶着を起こして、別の下宿先に引っ越すことになります。

もともとほんわかした雰囲気の、ある意味「不思議ちゃん」な百々は、そこまで巫女の座を継ぐことにこだわりがあるわけではありませんが、神社・神様に関わる人たちを助けたいという思いは強く、現在の巫女である曾祖母の力にも素直に尊敬の念を抱いています。

そんな百々はある日、とある廃屋に肝試しに入った友人の後輩たちが次々と異常な体調不良を起こして病院に運ばれているという話を聞きます。
今まで全く霊能力的なものが備わっていなかった百々ですが、なぜかその話に第六感?が反応し、問題解決のために廃屋を調査してみることにしました。

百々の側には幼い頃からの力強い味方、稲荷神の使い・人狐の姿をした香佑焔(こうえん)がいます。
香佑焔にさんざん首を突っ込むなと言われながらも、その言を退けて廃屋に向かう百々ですが・・・。

※ ※ ※

ほんわか女子高生と、小言が多いけれど頼りになる神使狐のペアによる、怪事件探偵といった感じの小説です。
各話のクライマックスシーンでは、百々がなかなかきっちり巫女らしく振る舞うところが、単に巫女が出てくるだけの小説と一味違う所。

几帳面な性格で口うるさい(心配性な)神使狐の香佑焔と、何事もほんわかと受け流してしまう百々のやりとりが愉しい作品です。

※ ※ ※

香佑焔は過去に大きな罪を犯して、神使から堕ちて邪霊になりかけたことがあり、他の稲荷神社の神使から嫌われています。

『神様はじめました』の巴衛もそうですが、狐キャラは「過去に大きな罪を犯したけど、今は改心している」という設定を持つキャラが多いです。


この理由について、当サークルが過去に出した個人誌『総解説・狐耳史』では――(1)善玉の「葛葉」と悪玉の「玉藻の前」の両方の妖狐のイメージが、現代日本では混合してしまったため (2)日本人の多くが教科書で読んでいる狐作品『ごんぎつね』から「狐は改心する」というイメージがあるため――ではないかと考察しました。

他にも仮説があれば、ぜひ教えていただけると嬉しいです、、、(『狐耳史』本の改訂作業中なので)

意外な感動を呼ぶ、アナログゲーム漫画最終巻!『チェックめいと! 魔王さん手番ですよ!』3巻

「どうだね勇者よ・・・我と共に世界の・・・・・・アナログゲームで遊ぼう!!」

アナログゲームが大好きだけど対戦相手がいなくて寂しいお子様魔王は、世界征服よりもゲームがしたい!
でも、なぜ魔王はそんなにゲームにこだわるのか。
そこには重大な秘密が・・・!

実在のアナログゲームで戦うゲーム漫画『チェックめいと! 魔王さん手番ですよ!』の最終巻3巻目が9月12日より発売中です!

王国歴78年。
魔王とのアナログゲーム勝負で再びやられてしまった「勇者」は、剣を奪われてしまい、魔王の城に入ることさえできなくなってしまいました。

これまで色々協力してくれた「猛獣使い」は、自分を差し置いてお姫様にこだわる勇者にヤキモチを焼いたのか、勇者を叩きのめして自分だけで魔王と遊ぼうとします。

もはやゲームで遊ぶことが目的になりつつある勇者・魔王&蝙蝠猫・お姫さま・猛獣使いの面々。
そんな中、本当に魔王を倒すべく、とある人物が魔王城にやってきて、愉しいゲームの時間が終わりを告げようとしていました・・・!

※ ※ ※

ひきつづきアナログゲーム対決が繰り広げられます。
ドラゴン絵合わせカードゲームの『ダンシングドラゴン』、ローカルールの大富豪『小貧民』、鬼ごっこ型スゴロクゲーム『ヒューゴ』、そして最終話を飾る連想カードゲーム『ディクシット』が今回のネタです。




これまで通り、ゲームで遊ぶ魔王たちの姿を見るだけで「このゲームやってみたいなあ」と思わせてくれる漫画なのですが、3巻は『ディクシット』のカードの絵からお姫様や勇者、猛獣使い、そして魔王やの心境を連想させるという手法により、単なるゲーム漫画の枠を超えた感動的な物語に仕上がっています。

キツネたん魔王にあんな秘密が隠されていたとは・・・。

あと、猛獣使い(3巻ではついに「猛獣」という変なあだ名をつけられてしまう)がヤキモチを焼くところは、前作『EとT。』で培われたラブコメの手法が生きている感じですね!

※ ※ ※

本作は、ケモミミ尻尾を持つケモミミ娘たちがゲームをやる時のメリットについてきちんと描いている点で、ケモミミ漫画としても秀逸な作品です。

『ダンシングドラゴン』というゲームは、「ドラゴンのカードが揃ったことを、敵方に知られないようにパートナーにサインを出す」ことが重要なゲームなのですが、蝙蝠猫と魔王は下のコマのように獣耳と尻尾を使ってサインを出すことができるんですよね!
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『チェックめいと!』3巻P5(猫砂一平/小学館)


この時点で、身振り手振りくらいしかサインが使えない普通の人間よりも、サインの自由度が高い点でケモミミ娘たちの方が有利に見えます。(実際、ゲーム中でも巧く利用しています)

こういう、「本当にケモミミ娘がいたらどういう行動をするか」を丁寧に考えて描いているかどうかが、ケモミミ作品としての良さを決めるのだと思いますね。



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狐耳&女子高生 vs 戦車!『放課後アサルト×ガールズ』4巻

狐型宇宙人(?)同士の戦争に巻き込まれてしまった福岡県立織峰高等学校の女子生徒たち。
現代戦の戦場を模したFPSゲームのような異世界で、謎のゾンビ兵士との戦闘を繰り広げながら、元の世界へ帰るための手段を探し続けます。

しかし、戦いは激化するばかりで、本当に家に帰れるのか・・・?

銃と狐と魔法少女!に彩られた新感覚ミリタリー・SFファンタジー『放課後アサルト×ガールズ』の4巻目が9月9日より発売中です!

教室に突然現れた狐耳少女によって、地球の平行世界「中空地球」にクラス丸ごと転送させられた織峰高校の女子生徒たち。

そこはさらに別の平行世界である「第5太陽地球」の二大勢力「イズナ」と「フタナ」が争う戦場でした。

「イズナ」の士官(陸軍少尉)だという狐耳少女・諏訪原サキの指揮の下、女子生徒たちは臨時徴募兵となって敵勢力「フタナ」の人形兵士(ゾンビ兵士)との戦いを繰り広げました。
そしてようやく、元の世界に戻るため転送装置「テレターミナル」のある戦略拠点・カランタンを制圧。サキより階級が上のイズナ士官・笠森シマ中佐とも合流できました。

これでやっと帰れそう・・・と思っていたらそうもいかず、テレターミナルは敵の手が加わったせいでまともに動作しないことが判明。しかも、イズナ本国からは大混乱した状況を伝える通信が入ってきます。

命がけでテレターミナルを手に入れたのに無駄になったことを知ったハルカ(工兵)は、イズナ人のサキとシマに不信感を抱き、アヤコ(突撃兵)とキヨミ(衛生兵)を誘って独自行動(ようは家出)をすることにします。

その家出の途中で、ハルカたちはフタナ軍のゾンビ兵と「戦車」の姿を目にするのでした!

※ ※ ※

今回は一巻まるまる使って戦車との戦いが描かれます。
戦車一台を破壊するまでに生徒全員が総力を挙げて行動する、息もつかせぬ展開は必見です。

戦闘が次第に激しくなる中、対峙する敵を確実に撃破しているにも関わらず、事態が好転している感じが全然しないのが本作の特徴。
「中空地球」各地で孤立して戦っていたイズナの軍隊が少しずつ集合しつつはあるようですが、全体の戦況(敵との戦力差)が全く見えないので、絶望的な戦いをしている可能性は捨てきれず、油断できない展開が続きます。

ハルカの回想が頻繁にはさまれるところなど、『バトルロワイヤル』的なゼロサムゲーム・ホラーの雰囲気が常に漂っているんですよね。

※ ※ ※

今回気になったコマ。
戦車の砲撃を受けて爆音と煙で周囲の状況が分からなくなったハルカ。
その中で見えた人影を中佐(笠森シマ)だとすぐに判断します。
すぐに分かったのは、もちろん中佐に特徴的な狐耳があるからです。
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『放課後アサルト×ガールズ』4巻P88(高田慎一郎/フレックスコミックス株式会社)








シルエットのみで登場人物を類推させる演出は一般的な手法ですが、「ケモミミ人間」と「ケモミミ以外」が登場するケモミミ漫画ではこの手法が使いやすいという利点があります。

他の作品の例として『ねこむすめ道草日記』10巻での描写も参考に。



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彼女に尻尾がたくさんある理由。『セーブ&ロードのできる宿屋さん ~カンスト転生者が宿屋で新人育成を始めたようです~』4巻

冒険者たちの間でひそかに噂される「泊まると死なない宿屋」。
その秘密は・・・セーブ&ロードができること!

しかし、なぜ「セーブ&ロード」ができるのか?
そもそもこの世界はゲームなのか?そうではないのか?

物語はより深層へと推移していきます・・・。

大作長編Web小説が多い中では珍しい連作ファンタジー『セーブ&ロードのできる宿屋さん ~カンスト転生者が宿屋で新人育成を始めたようです~』の4巻目が8月25日より発売中です!

大通りから一本裏通りに入った場所にある二階建ての質素な宿屋「銀の狐亭」。
どう見ても元・冒険者には見えない奇妙な宿の主人と、どう見ても少女にしか見えない愛らしい獣人の夫人によって切り盛りされているその宿は、冒険者たちの間で「そこに宿泊すれば死なない」と噂されるいわくつきの宿です。

今回はいきなり、宿の夫人・狐獣人のヨミが風邪で寝込んでしまいます。
常人よりも圧倒的に強いヨミが寝込むなんてことがあり得るのかと、「銀の狐亭」で世話になっている面々は宿の食堂に集い、看病しようとしたり食事を作ろうとしたりとドッタンバッタン大騒ぎ。

その一方、主人のアレクは宿を留守にして、とある人物と対面していました。
「銀の狐亭」が生まれるきっかけとなった人物。

そして、この世界の謎の一端に関わっている人物です。

アレクは狐の耳と尻尾を持ったその人物に、ある問いかけをするのですが・・・!

物語が急展開する4巻です!

※ ※ ※

Web版の十一章までが収録されていますが、終盤がかなり加筆修正されています。

これまで1話ごとに1人の人物の悩みを解決する、という連作短編方式だったのですが、4巻はアレクとヨミの出自に深く関わる人物たちの過去、そしてセーブ&ロードができるこの世界の謎について迫っていく連作長編となっています。

いわゆる「異世界転生してチートで無双する」という物語について疑問を投げかけるような内容となっており、かなり読みごたえがありますので、そういうストーリーを求めている人はぜひ1巻から通して読んでみることをオススメします。

※ ※ ※

過去の話にて、危険な力を持つため長年独房に閉じ込められていた狐獣人の「カグヤ」が、初めて人間のアレクサンダーを見た時、『頭の上に耳はなく、尻尾もない。』(P118)と表現しているのが獣耳小説らしくて良いなあと思いました。

人間が初めて獣耳娘を見た時「耳がある!尻尾がある!」と驚くシーンがよくありますが、獣耳娘側からすると、人間に獣耳と尻尾が無いことに違和感を覚えるはずなんですよね。

そういう感覚・価値観の違いをきちんと地の文で表現しているところが巧いと思います。



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キツネでメガネで四天王!『四天王-1(マイナスいち)』

四天王を一人失ってしまい、非常にアンバランスな三天王(?)になってしまった魔王の側近たち。
再来するはずの勇者を迎え撃つため・・・というよりも、魔王国人事部からの執拗な突き上げをくらって、彼女たちは新たな四天王候補を探さなければならなくなりましたが・・・。

RPG風スラップスティックコメディ『四天王-1(マイナスいち)』が8月23日より発売中です!

勇者の襲撃により、四天王最強のドラゴン族・リーガルがやられてしまいました。
残った四天王は、、、

近接攻撃最強だけど、近接攻撃しかできないおバカなお子様デュラハン・ミリィ。

錬金術&融合術で魔王軍に様々な新兵器を提供しているけれど、戦いの場面ではやたらバーサークして味方にも被害を出してしまう獣人プロフェッサーのペイジ。

顔に穴が開いている四天王随一の異形だけれど、四天王の中では一番乙女な精神攻撃ポイズナーのキャロライン。

実は、この四天王たちはまとめ役のリーガルがいないと、そのあまりにも個性的・・・というか自分勝手な性格のために、まともに連携して勇者と戦うことができないのでした!

事態を重く見た魔王国人事部は、三人の中から新たなリーダーを選出するか、あるいは新たな四天王候補を加入させるべく、人事部新人のコフィ君を「四天王-1」のもとへ派遣しますが・・・。 

※ ※ ※

いわゆるRPG的な「四天王」のあるあるネタを中心に、会社風でやたら世知辛い感じの魔王軍の人事話が絡んでくる、スラップスティックなギャグ作品です。

本作の最大の特徴は、「顔穴少女」ことキャロライン!
作者が10年以上趣味で描いてきたキャラクターということで、ある種のガチな人外萌えを盛り込んでいる点が本作の見所かと思います。
キャロラインは性格は乙女なのですが、顔の穴から色々なものを出すその絵面のギャップが、不思議な笑いを誘います。

※ ※ ※

ケモミミとしては、生き残った四天王のうち一番年上の獣人プロフェッサーのペイジが登場します。
作中では明確に何の獣かということは言及されないのですが、大きな尻尾があったり、巫女っぽい服装だったり、自分の発明品の名前に「イナリ」というワードを付け加えている所を見ると、狐の魔物ということで良さそう。

獣耳の先っぽが炎のように揺らめいた感じになっているのが、独特でカッコいいですね!

『四天王-1(マイナスいち)』P66(咲竹ちひろ/KADODAWA・メディアファクトリー)
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ペイジは眼鏡をかけていますが、どうやってかけているのかは謎です。

過去に、獣耳娘がかけている眼鏡の謎や、『特区八犬士 [code:T-8]』の記事で、狐耳キャラはメガネ率が高いという話題を出したのですが、本作もその一例を担うことになりました。

狐⇒知的⇒眼鏡という連想から、眼鏡率が高くなるのかもしれませんね。



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