2009年頃から『NHKラジオ 中学生の基礎英語』のタイトルで親しまれてきた老舗教育コーナー。
2023年度バージョンは、なんと狼っ娘がヒロインです!
『NHKラジオ 中学生の基礎英語レベル1』が4月3日より開講&テキスト発売中です!
すでに5月号も発売中だったりします。
東京の下町に住む大人しい男子中学生「丸井けんと」が、アメリカから日本に憧れて来日したオレゴン州ポートランド出身のオオカミ人間の少女「フィオナ・フォレスター」と(夜中のゴミ捨て場で)出会い、日本の色々な事物を英語で紹介していく、という内容です。
英語の教材とは思えないくらいケモケモしくぶっ飛んだ内容で、最初のレッスンから、かなり飛ばしまくります。"werewolf(人狼)"なんて単語、日常会話で使う機会があるのか!?という感じですが、当たり前のようにレッスン中に出てきますし。
フィオナはアニメ大好きということで、オタクっぽいネタも多数出てきます。秋葉原に行きたい!とか、どんなアニメのキャラクターが好きなの?とか、コスプレ服を買いに行こう(!?)といった話が、英語の教材になっています。
すごく賑やかで楽しい内容で、これで勉強する今の中学生は羨ましい・・・。
あと、フィオナはケモミミ少女だけでなく狼獣人寄りの姿にも変身できるので、ケモノキャラに関心がある人にも要注目の作品ですよ!
イラスト多数&超クオリティ高くて、英語抜きに眺めているだけでも十分価値があります。
※ ※ ※
NHKでケモミミって・・・と思いつつも、よく考えてみるとアニメ『新YAT安心!宇宙旅行』で90年代の小中学生の性癖を思いっきりケモミミ側に捻じ曲げた前科・・・じゃない、実績のあるNHKなので、意外とアリというか、ある種の原点回帰?なのかもしれません。
※ ※ ※教材とケモミミの関係について。
80年代後半の小学館学年誌に『みらくるミミKun』や『Sweetらぶらぶ』といったケモミミ作品が存在することは『ケモ耳文化研究概論』でも述べたのですが、もう一世代前の1984年前後だと、『学研の科学』に掲載されていた『美人怪盗ピンクキャット』(勝田一義=日大健児氏の作画?)という作品があります。
女性のピンクキャットがケモノで、男性のドナルド探偵がケモミミという、今見てもかなり珍しいキャラ造形がされている作品です。『5年の科学 1984年12月号』P38(勝田一義/学研)
注目していたのに、なかなか実物の『学研の科学』を入手できず、個人的に幻の作品だったのですが、近年少しずつですが雑誌を入手することに成功しているのですよ~
一通り集めることができたら、本作も含めて「教材とケモミミの関係史」について語ってみたいところ。
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