神様や死者が訪れる不思議な温泉宿『此花亭』。
そこを飛び出した狐っ娘・皐と、彼女についてきたもう一人の狐娘・柚の旅が描かれます!

新たなケモミミっ娘も登場する百合漫画『このはな綺譚』の単行本12巻目が3月24日より発売中です!
此花亭を飛び出した皐と柚。

といっても、完全に家出(宿出?)したけではなく、女将から音沙汰の無くなった「客」の近況を調査してほしい、という使命を与えられた二人。

二人は皐の実家で彼女の両親と会ったり、街で偶然会った過去の「絵筆の神様」と一緒に山へ登ったりと、様々な体験を経て、此花亭の姉妹店?といわれる「秋津洲ホテル」にたどり着きました。

二人は少し立ち寄って挨拶するだけのつもりでそこを訪れたのですか、なぜかあれよあれよという間にメイド服を着せられて、ホテルの従業員として働くことになってしまいます!

状況が理解できないまま、持ち前の仲居魂で宿泊客のもてなしを始める柚&皐ですが・・・

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前回11巻は皐に焦点を当てた話が多かったですが、今回は柚の心境について描かれている話が多め。

昔はいろいろあった柚。
ここ最近の巻では性格的にも非常に安定していて、まさに「いい子」を体現したような娘だったのですが、今回の『親心』の回ではその態度について疑問が投げかけられます。

秋津洲ホテルでは従業員として上手く振舞えなかったりして、まだまだ柚が成長途上であることを感じさせてくれます。

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秋津洲ホテルの話から、表紙の二人のケモミミ娘、サラとレイシが登場します。
この二人も狐なのかどうかはまだ分かりませんが・・・。
特にサラの方、ニャハハハと猫っぽい笑い方をするのが気になります。

猫娘だったら『このはな』の物語としては新機軸で良いですし(過去にウサ耳メイドさんは登場したことがあって、12巻でもさり気なく登場している)、猫っぽい狐だったとしてもケモミミキャラとして興味深い例になるので、今後の活躍に期待ですね!