平穏な生活のためにひたすら金を稼ぐ独り者の傭兵が出会ったのは、獣の耳の生えたぶっきらぼうな亜人の女性。
彼女との出会いによって、傭兵の男は、平穏からは全くかけ離れた混沌の戦乱の世界へと放りこまれる事になるのでした・・・!
いわれのない暴力の嵐から大切な住処を守り切る!
クレオは独り者の傭兵。
経験こそ豊富なものの、ずば抜けた肉体能力があるわけでも、特別な技術を持つわけでもない、平凡な人間にすぎませんでした。
そんな彼は、報酬につられて引き受けた山賊退治の依頼で、人生最大の危機を迎えます。
その山賊の頭は、人間離れした奇怪な「武器」を使う、人知を超えた怪物のような存在だったのです。
絶体絶命のところを、獣耳の生えた謎の亜人の女性に助けられたクレオ。
その亜人の女性・・・コハクもまた、超常の術を使う超人というべき存在でした。
彼女との出会いによって、クレオは、一介の傭兵の身では想像もしていなかったような超レベルの戦士たちの争い――「異剣戦争」に巻き込まれることになります。
異剣戦争を目の当たりにしたクレオが選んだのは、超人たちと対等に渡り合うことではなく・・・とにかく「守り」に徹すること!!
打ち捨てられた古城を拠点に、コハクとクレオの防衛生活が始まるのでした・・・!
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マインクラフト的なサバイバル拠点設営の面白さをベースに、少年漫画の能力バトル的な要素をふんだんに盛り込んで、ケモミミ娘というドレッシングを振りかけた作品です。
サバイバル拠点設営モノはWeb小説で多数見かけますが、本作は少年漫画的なファンタジーの要素がかなり強く、それが独特の雰囲気を生み出しています。
そして、ケモミミヒロインであるコハクの魅力がやはりずば抜けているのです!
ぶっきらぼうで表情に乏しい娘なのですが、結構お茶目なところがあり、猫的な魅力を感じる娘なんですよ~
私はかなり好み。
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コハクは猫っぽさを感じる娘なのですが、この世界の種族としては「亜人」とのみ説明されて、何の獣がベースであるのかは特に説明されません。
常に丈の長いコートを着ているのではっきりとは分かりませんが、どうやら尻尾も無いように見えます。
『異剣戦記ヴェルンディオ』1巻P14(七尾ナナキ/小学館)
今後、彼女の尻尾の有無が明らかになる時が来るのか、楽しみですね!
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