世界征服を狙う「秘密結社アガスティア」で、日夜、強力な怪人を生み出すべく努力している黒井津さん。
彼女を悩ませるのは敵対するヒーロー・・・!
・・・ではなく、予算不足、徹夜の企画書作成、胃の痛むプレゼン、そしてわからずやの上層部!?

怪人開発現場のままならない日常を描く秘密結社コメディ『怪人開発部の黒井津さん』の初単行本が好評発売中です!
黒井津燈香(くろいつとうか)は秘密結社アガスティア・怪人開発部に属する開発助手。

彼女は、
理想を追い求めるばかりで全然まともに企画をしない博士(直属上司)、
常に不足している予算、
無慈悲な期限、
そして、その場の思いつきでプロジェクトをひっくり返す上層部に日々悩まされながら、
敵対するヒーロー「剣神ブレイダー」に対抗できる怪人をなんとか実用化しようと、社内を東奔西走しています。

彼女は今日も、後輩のウルフ君とともに、当初の企画とは全く違うけれどとりあえず動作する怪人をでっち上げて 完成させて、剣神ブレイダーとの戦いに挑む・・・もとい、給与査定を乗り越えるために戦うのでした!!

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ストパンの超カッコいいコミカライズ『ストライクウィッチーズ 第501統合戦闘航空団』を描いた水崎弘明氏のオリジナル作品ですね。
それだけあって、コメディ作品ながら、戦闘シーンは非常に緊張感があって派手です!
いわゆるお仕事漫画ですが、ブラック労働モノではありません。
(秘密結社アガスティアは仕事の進め方は拙いですが、福利厚生・労働管理はかなりホワイトです)
メーカーの開発現場あるあるをヒーロー物の怪人開発という形で皮肉ったコメディですね。

『US-2救難飛行艇開発物語』の中で描かれる様々な無茶ぶりや部門間軋轢を、ギャグと萌えと秘密結社ヒーロー物に変換したら、この『黒井津さん』になるかなあ、という感じ。
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ケモミミキャラとしては、アガスティアの狼怪人であるウルフ君ことウルフ・ベートと、ライバル秘密結社のブラックロアに属する宇宙猫怪人エルバッキーが登場します。

変身ヒーロー物に登場するケモミミキャラは多いですが、意外と敵側の怪人として登場するパターンは少なめです。
『バトラビッツ』『キリカC.A.T.s』のようにヒーロー側で登場しているパターンが多い傾向。
美少女ゲームでなら2003年『レベルジャスティス』で狼耳怪人(冥獣ウォルフハーゲン)が登場している例がありますね。

ウルフ君の面白い所は、もともとは男の獣人として計画されたのに紆余曲折あって最終的に体が女の子のものになってしまうところ。疑似的なTS(トランスセクシャル)キャラとしての特徴を有しています。

あと、ウルフ君は男の子女の子どちらの姿でも、服装を一切変えないところが興味深いところ。
彼(彼女?)の格好、男の子の姿で着ていると男っぽい服装に見えるし、女の子の姿で着ていると女っぽい服装に見えるのが面白いのです。
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『怪人開発部の黒井津さん』1巻P21(水崎弘明/フレックスコミックス株式会社)


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