世の平穏のため、西の果て・天竺にあるという経典を求めて、過酷な旅を続ける玄奘三蔵。

しかし、彼のお供として菩薩様から遣わされたのが、自分の魅力に完全に無頓着な妖怪娘たち!
平気で裸になったり密着してきたりする妖怪娘たちに、彼は夜ごと煩悩に苛まれることになりますが・・・!

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玄奘三蔵につけられた、三人の妖怪娘の弟子。

短気で乱暴者だけれど、親しい者を失うことを恐れており、仲間への想いは誰よりも強い孫悟空。
自らの欲望が強いことを自覚し、常に自戒しようとしている猪八戒。
根本的に感情を無くしていて、盲目的に玄奘に従う沙悟浄。

なぜかあられもない姿をしている妖怪娘たち。
実際のところ彼女たちはわりとマジメであり、ただただ自分たちの魅力に無頓着なだけのようなのです。

そんな弟子たちを見て、よこしまなことを勝手に妄想してしまう玄奘は、自分を鎮めるために常に多大な努力を払うことになりますが・・・。

弟子だけでなく、敵対する妖怪までぽよんぽよんぷるんぷるんな方向性で攻めてきて、玄奘は(いろんな意味で)日々爆発します!

 ※ ※ ※

基本エロコメ中心の作品で、毎回煩悩に苛まれている玄奘が笑える作品ですが、実は弟子の妖怪三人娘の事情を描くエピソードがわりと重めで、しんみりした気持ちになります。

個人的に、不老の孫悟空に寿命差エピソードを絡めてくる流れは、いままでの西遊記モノにない凄い新機軸だと感じたり。

とにかく、みんな本当に良い娘なんですよね。

それゆえに、彼女らを見て煩悩を溌剌とさせる玄奘のダメさが際立つというか、、、

※ ※ ※

ケモミミキャラとしては豚耳である猪八戒が登場します。
猪八戒を豚耳美少女にするというネタはもう少しポピュラーになるかと思ったのですが、現時点では美少女オークよりも事例が少ない感じです。

他には玄奘たちの前に立ちふさがる妖怪・寅将軍がトラ娘として、黒風怪がクマ娘として描かれています。

ケモミミ関係ではあともうひとり。
孫悟空は見た目には普通の女の子なのですが、ちゃんと尻尾が生えていて常に目立つようになっており、猿の妖怪だということがすぐ分かるようになっています。

『けものフレンズ』でも思うのですが、「猿を擬人化すると、完全に普通の人間になってしまう(獣娘の魅力である動物要素が想定以上に薄れてしまう)」問題があり、それを乗り越えるために、各クリエイターが工夫しているのを感じます。


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