神使の狐の血を引く女子高生のきゅーこ!

狐っ子なら当然スラリとした美人のはず・・・なのですが、きゅーこはまるまるとした狸のように可愛い女の子!
周りからは「かわいいかわいい」と愛されているきゅーこですが、いわゆるモデルのような美人ではない自分に、コンプレックスを持っています。

そんな悩み多い狐っ子の日々を描くラブコメディ漫画『ゆらゆらQ』の単行本1巻が11月6日より発売中です!
高校一年生の今野久子(通称きゅーこ)は、神使の狐である母と、神社の神主である父から生まれた、狐の血を引く狐っ子。

狐の血のおかげなのか、8人の兄と姉はみなモデルのような美男美女なのですが、末っ子のきゅーこだけは「狸みたい」と表現されるような、まるまるコロコロとした体型をしています。

それはそれで「可愛い」と家族や周囲からは大人気なのですが、きゅーこ自身は兄や姉と違うことに大きなコンプレックスを持っていて、少しでも理想の体型に近づこうと、ダイエット・運動など色々な手段を試しています。

そんな彼女の事情を一番理解しているのが、幼馴染のはるちゃんこと水島春人。

春人は実のところ、コロコロしたきゅーこはそのままでも可愛いと思っているのですが、きゅーこの望みなら叶えたいとも考えているので(イイ奴なんです!)、彼女の様々な試みに協力することになりますが・・・

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「誰も理解してくれないけれど、自分の中でどうしても許せない自身の欠点がある」という、思春期にありがちな(ある意味、自意識過剰な)コンプレックスを、狐娘なのに(世間一般で認識されている)狐娘っぽくない、という狐耳ネタを使って巧く料理した少女漫画です。

狐娘なのに狸と言われることが許せない、という子は、『きび様といっしょ』にも登場していました。
きび様といっしょ 1巻 (LINEコミックス)
みやまるん
LINE Digital Frontier
2020-06-15


狐耳少女漫画の先駆けである『コンなパニック』の狐娘・如月まいも、どちらかというと狐というより狸感のある子でしたね~ あと、わりとコンプレックス持ちでもありました。
狐耳はコンプレックスを持つキャラが多めかな?とも感じますが、もう少し調べてみたいところですね。

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ここ数年で生まれた新たなケモミミ表現の候補が、「人間型の時は人間の耳で、獣人型の時は人耳のある場所が獣耳に変化する」という描き方。

本作でも、きゅーこをはじめとする今野家の人々は「狐耳が生える場所は人耳のある場所から」という描き方が明確にされています。(人間型の時は普通に人耳がある)
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『ゆらゆらQ』1巻P5(雨隠ギド/白泉社)


近年の作品だと『玉藻の恋』でこの描き方がされていましたし、『ねこむすめ道草日記』の独楽も「人耳と犬耳が切り替わる(出ている耳は常に二つ)」というタイプでした。

これまでのケモミミ創作者は、人間の耳のある場所を髪などで隠して徹底して見せないようにするか、逆に割り切って人耳と獣耳の両方がある「四つ耳」にすることが多かったですが・・・。

この「矛盾の無い四つ耳表現」と呼ぶべきモノ、今後も増えていくのか要注目ですね。