ケモミミ作品を読んだり考察したりするうえで、おススメのインタビュー記事を紹介します。
一見、そこにインタビュー記事が収録されていると分かりにくい本をピックアップしています。

●『大阪芸術大学 大学漫画vol.5』(蒼英社 2006年)

高橋留美子氏の20ページ近いロングインタビューが掲載されています。
『犬夜叉』をどういう信念で描かれたのかが詳しく語られており、ファンならば必読のインタビューです。
他の高橋作品と違って、ヒロインではなく「男の二枚目キャラ=犬夜叉」を全面的に目立たせようと意図されている等、興味深い話がたっぷり。

●『藤島康介のキャラクター探求室~フジキャラたん~』(一迅社 2010年)

『狼と香辛料』の原作者、支倉凍砂氏への10ページ近いロングインタビューが掲載されています。
狼と香辛料 (電撃文庫)
支倉 凍砂
KADOKAWA
2013-11-11

必読の箇所は、『ホロに耳と尻尾がある理由』。

支倉氏が電撃小説大賞を受賞し、出版に向けて手直ししていた時、編集から「ホロが狼の耳と尻尾を持つ理由が全くない」と指摘されており、支倉氏のケモミミへの強いこだわりがなければ、狼耳尻尾がホロから消えていた可能性があった、という逸話はとても興味深いです。