勇者と魔王が相討ちとなり、人と魔族の争いに決着がつかないまま、混沌とした状況になりつつある世界。

そんな乱れた世の中を、ケモミミ+しっぽの姉+弟が助太刀して回ります!

『箱庭王国の創造主サマ』の七桃りお氏が送る、新ケモミミ冒険譚『灰の双子は白黒つけずに世界を救います。』
初単行本が9月25日より発売中です!
人を代表する「勇者」と、魔族を代表する「魔王」が相討ちして消滅してしまった「白黒大戦(びゃっこくたいせん)」から14年後・・・。

世界は完全に平和になることなく、人と魔族の衝突は散発的に繰り返され、さらには人の中からも「勇者」を自称する無法者が出現して、混沌としている状況です。

そんな中、獣耳を持った「双子の姉」のアナ・オラトリオと、獣の尻尾を持った「双子の弟」のイクサス・オラトリオは、人をはるかに超える力をもって世直しを続けています。

なぜ、双子たちはとてつもない力を持っているのか?

それは、彼女たちが真の勇者の後継に最も近いからなのですが・・・。
実は、もう一つ、恐るべき秘密が隠されているのでした!

※ ※ ※

『問題児が異世界から来るそうですよ?』のコミカライズ版『箱庭王国の創造主サマ』に引き続き、今回もケモミミな七桃りお氏の新作です。


ただ、今回のアナとイクサスはケモミミキャラとしてみた場合、少しびっくりする描写がありますので、ぜひ一読していただくことをお勧めします。

姉アナは獣耳だけ、弟イクサスは尻尾だけ、という組み合わせが面白いです。

※ ※ ※

七桃りお氏は典型的なファンタジーRPGの世界に「バグ」のような異常を織り込むことで、登場人物たちが翻弄されるという物語を展開することが多いですが・・・。
(『箱庭王国の創造主サマ』では、敵が存在しない世界のために役目が宙に浮いてしまった騎士のクゥが代表例)

本作では「勇者と魔王が相討ちで消滅してしまった」という予想外の事態が引き起こす世界の混沌が描かれており、興味深いです。

この1巻はまだ序章という雰囲気なので、今後どのように物語が進んでいくのか、期待ですね!



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