モンスター討伐を仕事とする「狩人」としての生活に嫌気がさした青年キクル。
引退を決心した彼は、獣人武道家ヒタム・キャンをはじめとする新人たちに仕事を引き継ごうとするのですが、新人たちはまだまだ一人前にはほど遠い状況で、全く引退できそうにありません。

そんな中、キクルはとある強大なモンスターを退治するために、「狩人」の名を賭けた決死の戦闘を行うことになりますが・・・!

今回はなんだかシリアス!な狩猟ファンタジー風エロコメディ『不徳のギルド』の6巻目が好評発売中です!

今回の表紙は優秀な魔物ハンターである獣人のオックリ・ビー。
この娘はわりと常に服をきっちり着ていて、着衣のままアブない状況になっているパターンが多いですね。

※ ※ ※

フクロウ型の魔物「オウルナイト」の中でも一際強力なネームドモンスター「ナイトメア」討伐に挑むことになったキクル。

隣町のエースである獣人兄妹・カンゼボウとオックリも「ナイトメア」の討伐には苦戦に苦戦を重ねており、正直、素人同然どころか素人よりもタチの悪い新人たち――武道家ヒタム・キャン、白魔術師メイデナ、黒魔術師トキシッコ、姫騎士ハナバタとキクルが組んだところで、とても太刀打ちできそうに見えませんでしたが・・・。

キクルは徹底的に作戦を考え抜くことで、今のメンバーによる「ナイトメア」撃破を目指します!

その結果は果たして・・・?

※ ※ ※

なんだかんだで、モンスター討伐の仕事から抜けられないし、仕事を嫌がりつつも一番真剣に取り組んでいるキクルの姿がなかなかカッコいい6巻です。

シリアスなんだけど台詞回しがギャグっぽい、という独特のノリが面白い。
(P109の「ストレスで穴があかないよう・・・」の台詞はかなり好き)

ひたむき、ビー兄妹がメインで出ていて、6巻もケモミミ比率はかなり高めです。
メイデナだけじゃなくて、キクルのネコミミ姿も(一瞬だけ)見られるよ!!

 ※ ※ ※

獣人のオックリですが、かなり人当たりがキツイ性格で、同じ獣人のひたむきとはかなり印象が異なります。
しかも、「匂いに敏感」というのはひたむき特有の能力で、実は獣人の特徴ではなかったことが判明。
photo_1712





















『不徳のギルド』6巻P61(河添太一/スクウェア・エニックス)


動物として考えてみれば、犬の鼻が敏感なのは鼻の構造が人間と大きく異なるからで、上のオックリのように見た目はほぼ人間な獣人は鼻がそれほど鋭敏じゃないというのは、納得できる話であります。
(マズルのあるようなケモノ獣人なら、犬と同じように敏感なのかもですが)

まあ、魔法世界に生きる獣人なら生物学に縛られる必要はないので、「魔法の力で犬と同等の嗅覚を持っている」という説明もアリですが、、、

オックリは獣扱いされることに不満を感じるようですが、これは人間が「お猿さん」扱いされた時に覚える感情と似たようなものなのでしょう。

ファンタジー作品では獣の力を持つことは利点であることが多いので、わりと獣であることを自負する獣人も多いですが、本作の獣人はそういう価値観を持っていないようです。