打ち捨てられたボロボロの神社で狐を助けたら、可愛い狐耳と尻尾の付いた女の子になって恩返しにきてくれる!!

狐っ娘好きな人の夢を純粋抽出したほんわかラブストーリー『玉藻の恋』の単行本が8月20日より発売中です!

海外に行ってしまった両親と離れて一人暮らしをしている高校生男子・ハル。
ある日、雨に降られて近所の商店街アーケードで雨宿りをしていたハルは、路地裏に打ち捨てられた神社を発見します。

そこには、ずぶ濡れになって震えている犬?がおり、可哀そうに思ったハルは犬?を拭いてやり、毛布代わりのタオルを置いて帰ります。

その後、マンションに帰宅した彼は、謎の女の子(かわいい!)が部屋に侵入しているのを見つけます。
「掃除をする」「家事は得意」と話すので、ハルは商店街で無料キャンペーンをしていた「家事代行サービス」の人なのかと思い、そのままその日の家事を任せることにしたのですが・・・。

ふと見てみると、その女の子の頭からは狐の耳が生え、ついには大きなモフモフの尻尾まで生えてくる始末!

彼女はいったい何者なのか・・・?

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「わらわは~のじゃ」な古風なしゃべり方をする狐の妖・玉藻との、ラブラブ日常生活を描く作品です。

玉藻は数百歳の、いわゆる「のじゃロリ」狐娘なのですが、あまりおばあちゃん感は無くて、主人公ハルとの関係はわりと純粋に「恋人」な感じになっています。

混じりっけなしの純度100%な狐っ娘愛にあふれた漫画なので、表紙の玉藻にピンとくるものがある人はぜひ読みましょう!

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玉藻の外見で特徴的なのは、狐耳の根本が、人間の耳のある場所と同じ場所になっていること。
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『玉藻の恋』P101(ミト/アライブ編集部/KADOKAWA)


完全な人間に化ける時は、この狐耳がそのまま人耳に変化します。

人耳と同じ位置に狐耳があるおかげで、玉藻の場合は「人耳のあたりを髪で隠さないといけない」というケモミミの髪形制限から自由になっています。
実際、玉藻は作中でも3パターンくらいの髪形を使い分けていて、オシャレさんです。

ミト氏の作画の凄いところは、狐耳の根本が人耳と同じ位置なのに、頭のてっぺんに狐耳があるキャラと同じくらい、狐耳の動きにバリエーションがあること!

生物的に矛盾のない狐耳描写を目指している創作者の方は、要注目です。