産業革命のあけぼのを迎えた異世界に転移し、貴族企業の相談役として名を成した元・日本人のシュンイチロー。
それまで仕事よりも「食べる」ことに人生を賭けていた彼ですが、世界を変える一大事業に着手したことで、大きく考え方が変わっていきます。

彼にとって「食べる」ことより大切なものとは・・・!

小説家になろう発のweb料理小説のコミカライズ『幻想グルメ』、激動と感動の完結編7巻が6月12日より発売中です!
ノーマルな人間型の種族の方が少ない異世界に転移した元・日本人サラリーマンの桂木俊一郎。

おりしもこの異世界では、魔力を使った機関車や電灯・電信といった、様々な発明が実用化されつつある産業革命の真っ最中。
シュンイチローは現代日本のビジネス知識を用いて、異世界の近代化事業に携わり、一躍名を高めてきました。

そしてついに、彼は人生最大の仕事・・・オスーディアとアキタリアの二大陸を隔てている大魔境「竜の巣」に鉄道を通す、という一大事業に着手します。

古き竜たちが支配する「竜の巣」の禁断の利害関係に触れるこの事業、まさに命がけとなる説得交渉に、これまでシュンイチローを支えてきた狼人メイド・シルフィンもついてきました。

二人はこれからの二大陸の平和と繁栄・・・そして自分たちの未来のため、古き竜たちの説得に挑みます!

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Webでは公開されなかった結末にたどり着いた漫画版です。

シュンイチローの大事業の目的と、シュンイチローとシルフィンの関係のクライマックスが、きれいに一致していく流れが素晴らしいのです!

あと、シルフィンとの関係の決着に、最後まで料理が関わってくるところがとても良い!
異世界グルメ漫画としても素敵なまとめになっています。

7巻後半からは、本当にこの異世界の未来を感じさせる内容になっていて、読んでいてこんなに明るい気分にさせてくれる漫画はひさびさです。

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作中でもシュンイチローに指摘されていますが、シルフィン、初期の頃のツンツンぶりが嘘のように感情をよく見せるようになっています。

照れると狼耳をピクピク動かす癖も、シュンイチローの前では隠さなくなって、最後には両耳パタパタさせるようになっていたり。
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『幻想グルメ』7巻P114(おつじ/天那光汰/スクウェア・エニックス)


シルフィンは相手にどれくらい心を許しているかで耳尻尾の動きが変わる、という個性的なケモミミっ娘なので、ケモミミ創作者の人にはぜひ参考にしてもらいたいですよ。



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