中世アラビア風の異世界に転移した高校生・柴咲匡(たすく)。

そこは「カフス」と呼ばれる獣人種族が、猟犬かペットのように完全に人に依存して生きている世界。

子供の頃、こちらの地球で一緒に遊んだ記憶のある、謎のカフスの少女・キュルルと再会した匡は、彼女の本来の主人を探すべく、旅を続けることになりますが・・・。

一味違う異世界転移ファンタジー『アルカフス』、謎の深まる3巻目が6月9日より発売中です!
動物好きな男子高校生・匡が小学生の頃に助けた、獣の耳と尻尾の生えた女の子「キュルル」。

秘密の友達として遊んでいたはずのなのに、いつの間にか彼女がいなくなってしまった――という記憶だけ残っていたのですが、実は彼女は異世界に生きる獣人種族「カフス」だったのです。

紆余曲折あり、異世界で成長したキュルルと再会した匡。
なぜか強制的に記憶を消されているらしいキュルルは、今は匡のことを信頼して身を預けていますが、一方で本来の「ご主人様」のことも気にしている様子。

キュルルの心残りを解消するため、彼女の主人の足取りを追うことを決めた匡は、自分と瓜二つの姿の「魔導士」が治めていたという地に足を踏み入れます・・・!

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全般的にフェティッシュで艶めかしい描写の多いケモミミ作品なのですが、カフスたち自身は別にエッチなことをしているつもりはなく、あくまで人に懐いた犬猫のように振舞っているだけ、という点が、独特の雰囲気を生み出している作品です。

近年わりと多い、獣人種族が奴隷になったり・・・な物語とは、かなりテイストの違う作品です。

方向性としては『ネコぱら』とか『わんことくらそう』と同じで、
「獣人に対する価値観が完全に違っちゃっている世界」の話なんですよね。

個人的にはカフスを数える時に「一頭、二頭・・・」って呼び方するのがわりと好き。
(ケモミミの数え方は「匹」のことが多いけど、人間くらいのサイズだと「頭」の方が妥当性あるような気がする)

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キュルルの服とか特にそうだけど、カフスたちの服装に独特の民族衣装的エロ可愛さがあって、そのあたりもとても好み。



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