生き物係の鳴(なる)が世話することになったのは・・・本物のバケモノ!?

なぜか学校の飼育小屋で暮らす兎の神様(自称)に気に入られてしまった、生き物大好き女子の日々を描く『バケモノ係!』の2巻目が6月1日より発売中です!
小学校5年生の小道 鳴(こみち なる)は学校の生き物係。
彼女にはある秘密があります。
それは・・・学校の飼育小屋でバケモノ兎を飼っていること!

元は土地の守り神であったという、バケモノ兎こと黒兎(くろと)は、自分を軽視する学校の人間に腹を立て、学校を破壊しようとしていたのですが、、、

鳴が「自分の嫁になる」ことを条件に、黒兎は学校を破壊しないと約束しました。

盛んにプロポーズしてくる黒兎を、(学校を守るために)これまであいまいな返事でかわしていた鳴でしたが、黒兎のアプローチはさらにエスカレートし、ついにはデートすることになってしまいます。

デート当日、思った以上に現代の男の子らしい姿で現れた黒兎に、鳴は予想外にドキドキする状況に陥りますが・・・!

※ ※ ※

今回も生き物の絡んだ怪談を、鳴と黒兎が解決していきます。
いかにも妖怪バトルになりそうなのに、決してバトルにならないところが、やはり特徴的な作品です。

黒兎のライバルとなる新キャラ・赤蛇(あかじゃ)も登場して、ラブコメとしても話が膨らんできました。

黒兎と赤蛇の関係、よく考えてみると、蛇と兎は補食関係だから動物的にも敵対しているんですね、、、

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第8話にて、神様としての力が強かった頃の、過去の黒兎の姿が見られます。
過去の黒兎は三本の尻尾を持つことがはっきりわかるのですが、実は現在の「力の弱い」黒兎も一応三本尻尾なんですよね。

三本というか、三本に分かれかけているといった方が良いかもしれませんが。
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『バケモノ係!』2巻P106(中嶋ゆか/小学館)


動物霊は尻尾の数が多い方が強い、という昔からの言い伝えがあります。
尻尾二本の猫又よりも九尾狐の方が強い、という力関係はゲームや漫画で時々描かれますね。


尻尾数がオーバーフローして千本くらいになるケモノもいるみたいですが。
戦国妖狐 16巻 (コミックブレイド)
水上悟志
マッグガーデン
2018-11-05


猫耳や狐耳は複数尻尾のキャラをよく見かけますが、兎耳で複数尻尾の黒兎は、かなり珍しい存在といえます。



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