勇者になった幼馴染の彼と、ついに夢にまで見た冒険パーティー結成!?
・・・のはずが、実は彼は人間の女に興味が無かった!!

人外種族にしか興味の無い勇者と、
彼を振り向かせるためにありとあらゆる手段を使う魔法使い娘、
そしてなぜか仲間に加わったスフィンクス娘の三人が繰り広げる、性癖矯正(?)バトル!
『ケモナー勇者を落としたい!』の初単行本が9月12日より発売中です!

ミサは冒険者になったばかりの地味な魔法使い娘。
「勇者」と呼ばれるまでになった幼馴染のシバと、長年の夢だったパーティを組みたいと申し出るのですが、あっさりと断られます。

その理由は・・・シバが人外種族好きすぎて、人間とパーティを組みたくないから!!
そう、しばらく会わなかった間に、シバは重度にこじらせたケモナーと化していたのでした!

あまりにも変な理由で断られたミサは全く諦められず、あの手この手でシバにアプローチし始めます。

異端の合成実験を受けて猫耳尻尾を生やしたり、とある遺跡で会ったスフィンクス娘の知恵を借りて、怪しげな魔術に手を出したりするミサですが・・・。

果たして、シバは人間のミサに振り向いてくれるのか!?

 ※ ※ ※

獣人形態のワーウルフやコボルトといったケモノキャラクターが多く登場する作品ですが、ミサが猫耳人間になったりと、ケモミミ率もわりと高めの作品です。

勇者のシバはケモミミくらいの獣人だと全然物足りないらしい。

下半身がライオン形態のスフィンクス娘・ウグルマだと恋愛(性愛?)対象になるみたいですが、ウグルマは逆にシバには何の感情も持っていないらしく(そもそも魔法生物なので恋愛に関心が無い)、ミサ-ウグルマ-シバ間の微妙にズレた三角関係が笑いを誘う作品です。

シバのやたら濃いケモノ語りも好き。

 ※ ※ ※

というか、ウグルマが超可愛いよね!
シバが魅力を感じるのも分かる(ミサも可愛いけど)。

クーデレというか、元の主人である魔女にエロいことを知識としてだけ教えられたために、真面目に変態的なことをしてしまうところが、また可愛いんですよ。
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『ケモナー勇者を落としたい!』1巻P53(来海きこ/ぶしやま/アース・スターエンターテイメント)


スフィンクスは元ネタのギリシャ神話そのままの姿でもケモミミ美少女っぽくなる、というなかなか稀有な存在なのですが、意外とメインキャラになることが少ないですよね。
近年のモン娘ブームでもあまりネタにされなかった感があるし。

スフィンクスは、ポール・アンダースンのファンタジー小説『魔界の紋章』1978年版の表紙でもケモミミ美女として描かれていたりして、結構昔からケモミミジャンルにいるのですが、なかなか漫画やラノベで登場しないところは、一昔前のヘビ娘ジャンルを彷彿とさせます。
魔界の紋章 (1978年) (ハヤカワ文庫―SF)
ポール・アンダースン
早川書房
1978-02


本作をきっかけに、もっとスフィンクス娘を描く人が増えると良いですね!



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