戦火の末に、人間も自然も滅びかけている世界。
半機械のミュータントたちの街に住むただ一人の人間の少女は、様々な差別にもめげず、清く正しく、力強く生きているのでした。
荒れ地に咲く一輪の花のようなハートフル・ストーリー『頽廃の花売り』の単行本が8月12日より発売中です!
両親を「人肉屋」に殺され、一人ぼっちだった少女・ネコ。
彼女は街を守るガーディアン・グアルディングリーに拾われ、彼と一緒に本当の兄妹のように暮らしています。

街の住人たちは、世界をめちゃくちゃにし、過去に散々自分たちを虐げてきた人間のことを良く思っておらず、人間であるネコは行く先々で辛い扱いを受けます。
・・・が、彼女はめげません。

ある日、街で唯一の「花屋」と知り合ったネコは、自分も花売りを始めてみようと試みますが・・・!

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独特の世界観と、健気少女×戦闘マシンという組み合わせが魅力の作品です。

『少女終末旅行』のように完全に滅亡した静謐な世界ではなく、『マッド・マックス』や『Fallout』みたいな、ある程度生き残った人々が、ある程度組織的に争い合う感じの、混沌とした雰囲気が漂う世界観となっています。

過酷で優しくない世界だからこそ、ネコの健気さ、グアルディングリーの真摯さに心を動かされるのですよね。

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ケモミミブログ的に注目は、人間の少女・ネコがその名の通り猫の扮装をしていること!
猫耳だけでなく尻尾もあるので、見るからにネコ!という外見になります。

この格好は可愛らしいのですが、人間であることを隠すための一種の擬態でもあるようなので、付け耳の系譜としては『ねこだま』(人間であることを誤魔化すために付け耳をつける)の系統にあるといえそうですね。