魔術学院を首席で卒業した超エリートコース確定の青年。
冒険者になりたくてたまらなくて冒険者になったところ・・・様々な規格外の事態を引き起こして、冒険者業界に波乱を呼び起こします!

「小説家になろう」発の破天荒ストーリー『魔術学院を首席で卒業した俺が冒険者を始めるのはそんなにおかしいだろうか』のコミカライズ版1巻が4月22日より発売中です!

幼い頃に読んだ物語に憧れて、冒険者を志したウィリアム・グレンフォード。
彼は魔術学院の首席卒業生で「導師(ウィザード)」の称号を持つほどであり、ずっとより良い就職先が山ほどあったのですが、幼い頃の憧れをそのまま貫き通して冒険者になったのでした。

とりあえず彼は冒険者ギルドで魔術師の不足していたパーティ・・・猫系獣人の女盗賊ミィ、冷静な女神官のシリル、異国からやってきた刀を使う戦士サツキの、女性三人組のパーティに加入します。

早速、最初のゴブリン退治の依頼に挑むウィリアム。
駆け出しのウィリアムを心配する仲間たちをよそに、彼は圧倒的・・・まさに圧倒的すぎる魔術であっという間に依頼にカタをつけてしまいます!

そう、冒険者の世界における魔術師は「魔術学院を落第した落ちこぼれ」が基準となっており、ウィリアムの能力は完全に規格外なのでした。

冒険者としてはあまりにもズレているウィリアムに、仲間たちとの関係が微妙にギクシャクしていきますが――!

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Web原作の第33話までに当たる部分について、様々なアレンジが加えられてコミカライズされています。

漫画版、実は原作と少し違うところがあります。
それは原作が「サツキ→ウィリアム」の恋愛感情がわりと強く見られるのに対して、漫画版は「ミィ→ウィリアム」の関係が強化されている点です。

ミィはもともとパーティの探索・索敵を担っていたのですが、ウィリアムの魔術による規格外の探知能力が加わったせいで「自分がパーティで役に立たなくなってしまった」という気持ちを抱いています。

その点に対して、漫画版はミィとウィリアムの関係を強化することでフォローする形になっているのですね。
表紙がウィリアム&ミィなのも、漫画版はこの二人を重視する、という意図があるのかもしれません。

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有馬明香氏の描くコミカライズ版のミィは、獣人度が上がっていて猫っぽさ200%増しでめちゃ可愛いです。
特に、猫の尻尾特有のウネウネした動きがしっかり伝わってくるのが魅力ですね。
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『魔術学院を首席で卒業した俺が冒険者を始めるのはそんなにおかしいだろうか』漫画版1巻P34(有馬明香/いかぽん/カカオ・ランタン/KADOKAWA)


あと、上のように「聞き耳を立てる」場面で、ちゃんと猫耳が生えている種族ならではの仕草をさせているところが素晴らしいのですよ~