和製TRPG代表作『ソード・ワールド2.0』の10年ぶりの改訂版『2.5』の新しいルールをわかり易く解説したリプレイです!

個性豊かな四人のビギナー冒険者が挑む「奈落の魔域(シャロウアビス)」探索の物語の続きが描かれます!
今回は表紙のとおり南国のシーンもありますよ!?

リプレイ集『水の都の夢みる勇者』、続編『2』の電子版が12月20日より発売中です!(ちなみに書籍版は先月から発売中ですよ)
舞台は剣と魔法の世界ラクシア。
風と雨の女神フルシルに守護された多国籍都市《水の都》ハーヴェスを拠点として、四人のビギナー冒険者が活動しています。

“ソード・ワールド”なのに剣の才能が無く、メイスばかり使うファイター、カイルバーン。

実家が破産して冒険者になった、フルシルに仕える神官のニコラウス。

失くした記憶を探すルーンフォーク(魔導生命体)のセージ&コンジャラー、フィディック。

そして、前世はお姫様(自称)という、グラップラー(格闘家)のラーテル獣人(リカント)・天然娘ラティ。

ちょっとした人探し依頼をきっかけに、魔神によるラクシア侵略の橋頭保「奈落の魔域(シャロウアビス)」に関わる冒険をすることになった四人。

前巻で得られた様々な謎を解くために、彼らは今回船で大海に出て、遥か遠方にある異国の都を目指します。
しかし、彼らの航路には海賊船・幽霊船・魔の海域など、ファンタジー世界でおなじみの災厄がてんこもりで立ち塞がるのでした!
ビギナー冒険者たちの運命やいかに!?

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前巻と比べると、バージョン2.5の新システム利用例が増えているリプレイ集です。

今回も、パワー&天然全開のラーテルのケモミミ娘・ラティが大活躍します!

パーティ結成したばかりで模索気味だった前巻よりも、冒険者みんなのキャラが固まってきて、始終良い感じのノリです。90年代くらいのRPG風ファンタジーラノベの雰囲気が出ていて凄く好ましい。

ラティがしばしば大ボケとしか思えないような提案をするけど(変身効果のある魔方陣を、それが描かれた床ごと持ち運ぶ、等)、それをゲームとして「実現」できちゃうところが、テーブルトークRPGの醍醐味ですね~

※ ※ ※

『ルールブックII』には各キャラクターの「言語」スキルに記載される各種言語が、どのような特徴や発音を持つかが解説されているそうです。
その中でラティも含めた獣人たちの使う「リカント語」の解説もあるらしい。
リカント語は動物の唸り声や吠え声に似た発音のある言語で、狩りや戦いのための語彙が豊富とのこと。

このあたりは先日記事を書いた『ヘテロギニア リンギスティコ』と同様のテーマを扱っていて興味深い。
ただ、考えてみるとこういうファンタジー世界の詳細設定を考えることにかけては、テーブルトークRPGの本領発揮という感じでもありますね。