霊的災害「霊災」テロを警戒する現代東京。
治安維持活動の裏で陰謀をめぐらす陰陽庁と、それに対立する陰陽師(レイヴン)の少年少女たち。

・・・この物語における全ての起点は、現代の世に呪術を復興した稀代の陰陽師「土御門夜光」に繋がります。

土御門夜光とはどのような人物だったのか?
若き日の陰陽師・夜光と、彼の式神・狐憑きの飛車丸は、太平洋戦争の末期に何を見て、何を考え、そして何を行ったのか。

クライマックスまであと少し!
人気の陰陽バトルノベル・シリーズ『東京レイヴンズ』、最新16巻が10月20日より発売中です!

戦前に軍部に荷担して呪術の禁忌を犯した極悪人として知られる、現代陰陽術の祖・土御門夜光。
忌避される一方で、一部の信者からは教祖のように崇められている人物でもあります。

その人物が実際どのような軌跡をたどって現代陰陽術を生み出し、どうして軍部に荷担することになったのか。
前巻15巻に引き続き、その経緯が描かれる巻となっています。

15巻は開戦前でしたが、16巻は戦争末期の敗色濃い時期。
東京大空襲で大勢の人々が犠牲になるのを目の当たりにしたことで、夜光の姿勢がやむを得ず変わっていく経緯が描かれます。

※ ※ ※

ライトノベルとしては言うにおよばす、普通に歴史ファンタジーとしてみても面白い作品です。
陰陽術・呪術が存在する太平洋戦争の様相がとても面白い。
前も言ったけれど、作者には次はぜひ歴史小説を書いてほしい!

※ ※ ※

本作の狐耳ヒロイン代表の飛車丸は、今回もメインで登場します。
実質、夜光よりも出番が多いのではないかというくらい見せ場があります。
そして超シリアスです。
狐耳も常にピリピリと立っています。

狐っ子式神コンとしてあたふたしていた頃が懐かしい。
この物語も随分遠くまできたなあ・・・という気分になります。