フルダイブ型VR-RPGをプレイしていた悠里は、ゲーム中で「賢者」に転職したことがきっかけで、ゲームによく似た異世界に転移してしまいます!
それもただの転移ではなく、姿形がゲーム中のプレイキャラクター(アバター)である「8歳のちびっこ」に変化してしまって、色々と大変なことになってしまいますが・・・!

ゲームの世界に転生したら実はこんなに大変!・・・という所がたくさん描かれた、「小説家になろう」発の異世界転生ノベル『ちびっこ賢者、Lv.1から異世界でがんばります!』の書籍版が9月29日より発売中です!
大学生・九条悠里(くじょうゆうり)はリアルな体感ができるフルダイブ型VRゲーム『エリュシアオンライン』の熱心なプレイヤー。

長年のプレイが功を奏して、彼女はゲーム内で攻撃魔法職の「魔法使い」とサポート魔法職の「神官」をLv.99まで極め、上級職「賢者」になることができました。

賢者になった喜びをスクリーンショットを撮ったりして独りで祝っていた矢先、「真のエリュシアに行くか?」というゲームシステムからの質問に何も考えずに「はい」と返答してしまいます。
その結果、彼女はゲームによく似た異世界に転生してしまうのでした!

「賢者」としてのチートに近い能力はゲームそのままに異世界でも行使できるようなのですが、それよりも問題は、姿形がゲーム中のアバターと同じ「8歳のちびっこ」になってしまったこと!!!

見た目は同じでもゲームとはかなり様相が変わって混沌としている異世界の状況に右往左往し、周囲の人間に子ども扱いされることに困惑しながら、悠里=ちびっこ賢者・ユーリは元の日本に戻る手段を探すことになりますが・・・!

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WEB版における『第一章 やっと念願の賢者になった!』が大幅加筆修正されて収録されています。
WEB版の悠里は異世界転生してもやや軽い感じだったのですが、書籍版は心情の変化が細かく描かれていて、よりリアリティのある描写になっています。

ゲームそっくりな世界なのにゲームの知識やチート能力が通用しない・・・というより、使いどころが良く分からず手探り状態になっている所からスタートして、徐々に能力の使い道を見つけて主人公・悠里が成長していく過程が丁寧に描かれる、ちょっと懐かしい味わいを持つ作品です。

2000年代以前の異世界転生モノって、こういう「異世界に初めて接した時の、現代人のとまどい」みたいなことがよく描かれていたと思うのですが、最近はこのパターンの物語が激減したので(異世界にすぐに慣れて無双することが多くなった)、一周回って新鮮な印象がありますね。

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本作のもう一つの特徴は「ユーリが猫耳付ローブ(白猫ローブ)を着ることにこだわっている」こと!

「猫耳フードは魔法使いの服装」という類型を作ったのは『FF3』でほぼ間違いないと思うのですが、近年の作品でもそれっぽい服装の魔法系キャラが何人か登場しています。
(例:『ソウルイーターノット!』、『鑑定能力で調合師になります』、『猫娘症候群』

本作『ちびっこ賢者~』もその系譜の一作に連なるといって良いかもしれません。

猫耳フードの魔法系キャラはいわゆる攻撃魔法使いではなく、サポート魔法職や占い師、錬金術師など『FF3』の導師と似たようなキャラ設定になるところも、『FF3』の影響を強く感じる点です。



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