亡き兄嫁から引き取った猫は、なぜか 巽りりこ の目にだけ猫耳尻尾のついた幼女に見えるのです!

モテない少女小説家とねこまた一年生の日常を綴る四コマ漫画『ねこにまたたび恋ばなし』。
初単行本が8月7日より発売中です!

巽家の飼い猫「ぱる」。
前の飼い主・・・病気で亡くなった兄嫁の「みっちゃん」から、巽りりこ が引き取った猫です。
普通の人の目からはただの可愛いモフモフ猫にしか見えない ぱる ですが、実は大きな秘密があります。

それは、ぱるが実は人語を解し、文字も読める「ねこまた」だということ。
そして、なぜか りりこ の目には ぱる が猫耳尻尾の生えた幼女に見えてしまう!ということです。

猫の ぱる とガチで話す姿を周囲に見られて不審がられながらも、今日も りりこ は ぱる との穏やかな日常を過ごすのでした――

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猫耳漫画の古典『綿の国星』からの伝統である「動物の猫を擬人化して描く」というパターンの変種として、「動物の猫が(ある人物にだけ)猫耳人間に見えてしまう」という作品群があります。

近年の漫画では『ふくねこ』といった作品がありますが、本作『ねこにまたたび恋ばなし』もその系譜にある作品です。
1話ごとに月または季節が巡っていく形式になっており、亡き「みっちゃん」の想い出を時々挟みつつもしんみりとした雰囲気は無く、ぱる と りりこ の賑やかな日常が描かれる作品になっています。

とにかく子供のように天真爛漫で表裏の無い ぱる がめちゃくちゃ可愛い作品なので、表紙の猫っ娘にピンときた方はぜひ読んでみましょう!

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ぱる は漫画中では りりこ視点から猫耳幼女として描かれますが、実際は普通の猫なので、その行動はかなり猫っぽいです。
ぬいぐるみをけりけりしたり、いきなり思いついたようにドタドタ走り回るというのは、リアル猫だとそれなりに見かける動きですが、猫耳漫画ではやや珍しい描写です。
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『ねこにまたたび恋ばなし』1巻P106(松田円/芳文社)

巻末のメイキング記事を読んでみると、猫らしい仕草を不自然なくさせるために原案よりも ぱる の頭身とサイズを縮めた、という話があり、猫耳漫画の表現を考える上でとても参考になります。