魔法が使えない“落ちこぼれ”貴族だった少年ヴィレムは、太古の大魔術師の力に目覚めたことで「魔導伯」と呼ばれるほどの一大領主へと成長しました。

しかし、功成り名を遂げた彼に、史上かつてない規模の戦乱と、彼と同じく大魔術師の記憶を継承した者の悪意が襲い掛かります!

様々な困難を幼馴染の狐娘・クレセンシアと二人三脚で乗り越えてきたヴィレムですが、強敵との戦いを前に、彼女と離ればなれになってしまうことに――

『小説家になろう』発の本格ファンタジー『転生魔術師の英雄譚』もついに完結!
最後の6巻目が7月31日より発売中です!
大国・デュフォー帝国の皇帝、およびヴィレムの属するノールズ王国の王の崩御をきっかけとして勃発した大戦乱。

後継者争いによる内乱、帝国諸侯の謀反、周辺異民族の侵攻という内憂外患の極みを、古代の「聖域」から見定めようとするヴィレムと新鋭魔術師団を中心とした仲間たち。

しかし彼らにも、太古の大魔術師レムのもう一人の転生体――ヴィレムと記憶と力を分けた人物――オーレム・オーデンの軍勢が迫ります!

愛しの人にして頼れるパートナー・狐娘クレセンシアのいない状況で、ヴィレムは大魔術師の“完全な”転生者を自称するオーレムの魔力の猛威に曝されることになりますが・・・!

※ ※ ※

Web版とは完全な別展開となっている最終章です!

佐竹アキノリ氏の作品は別シリーズ『逆成長チートで世界最強』もそうなのですが、チート的な能力を手に入れた主人公は序盤こそその能力で大きく成長するけれど、ある段階で壁にぶつかるというか、より強大な存在が出現して太刀打ちできない、という描き方がされることが多いですね。
逆成長チートで世界最強 2 (ヒーロー文庫)
佐竹 アキノリ
主婦の友社
2017-07-31


自分より強い存在を打ち破るための「何か」が何なのかが、各作品の肝になっている印象です。
『逆成長チート・・・』はまだ結論がでていないですが、本作『転生魔術師の英雄譚』は親友マーロと従者狐ラウハといったヴィレムの仲間たちが、強敵を打ち破るための「何か」の役を担っていると感じます。

個人的にはマーロとラウハのペア(カップル?)がかなり良いキャラをしていると思うのですよ。最後の最後までお気に入り。

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物語の内容とは全然離れた話なのですが、(動物の)狐の鳴き声が「こゃーん」と表現されていることに要チェックです。

本作は、近年の狐耳作品における「狐はコーン!とは鳴かない」(例:『きつねとパンケーキ』)の傾向が見られる、「小説」の代表例になります。


実際の狐の鳴き声を聞いた感じだと、やっぱりどこかに「Aaaaa!」の音が入る方が、本物の狐っぽい感じがしますね。



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