特急列車での移動中、19世紀風の異世界の駅に転移してしまった若い夫婦。
しかも、お嫁さんの方はなぜか猫耳娘に変身し、記憶を失ってしまいました。

夫婦は生活のために異世界の駅舎の一部を喫茶店に改装して、故郷・名古屋の喫茶店料理の提供を始めたところ、予想以上の大評判!
遠方のお客さんの間でも話題になる一方、今回はその噂を聞きつけた異世界料理界からの「刺客」が来襲することになりますが・・・!

第4回ネット小説大賞受賞の異世界喫茶店グルメ小説『異世界駅舎の喫茶店』、コミカライズ版3巻目が6月23日より発売中です!
19世紀風の異世界の駅・ハーパータウン駅での喫茶店経営も順調に進んでいる、若店主タクミと猫娘ニャーチのカップル。

相変わらずニャーチが本来の妻「柚(ゆう)」だった頃の記憶を取り戻す様子はありませんが、タクミは妻というより娘のようなニャーチとの日々を大切にしながら過ごしています。

そんなある日、タクミ宛に大量の「不幸のお便り」が届けられます。
それは、名古屋料理で異世界グルメに新風を吹き込んでいることをよく思わない錬金術師にして世界一の料理人(自称)、ジェシー・クロニクルからの挑戦状なのでした!

タクミはジェシーとの料理対決を通じて、こちらの地球では一般的なのに、なぜかこの異世界では一切見つからなかった、ある重要食材を目にすることになります・・・!

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漫画版は原作小説のストーリーを下敷きにしつつも、大幅に味付けが変わっていますので、原作既読の人でも全く新しい感覚で読めますよ!

特に漫画版はニャーチがセクシー(?)ポーズを決めたり濡れ濡れすけすけになったりと、とにかくニャーチが可愛らしく目立って描かれています。ネコミミ萌え漫画としても十分以上の内容です。

漫画版は流行の異世界転移ファンタジーらしさが前面に押し出されているのに対し、5月に新しく出版された文庫版の方は一般小説らしい(中間小説っぽい)装丁になっているのが面白い。
本当に幅広い楽しみ方ができる作品なのだなあと再認識させられます。

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前の巻「第8列車(第8話)」の時は蛇を怖がっていたニャーチですが、今回の3巻「第14列車」では雷にビビっています。
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『異世界駅舎の喫茶店』3巻P79(神名ゆゆ/Swind/pon-marsh/メディアファクトリー)


この作品、ニャーチの習性がことさら猫っぽく描かれているんですよね。
語尾にときどき「にゃ」がつくとか、手を招くようにポーズをとるとか、そういうよくある猫耳娘的な仕草に加えて、「驚くと机の下などにすかさず隠れる」「こっそりタクミの帽子のにおいを嗅いでいる」といった、いかにも猫っぽい行動もします。

原作のweb小説版でもニャーチの瞳孔の大きさが変化する様子が描かれていたりしましたので、ニャーチを猫っぽく描く、という点はかなり徹底されています。

「猫娘が蛇を怖がる」に続いて、「猫娘が雷を怖がる」シーンも他の作品で見られるようになるのか、要注目ですね。