魔法が使えない“落ちこぼれ”貴族だった少年ヴィレムは、太古の大魔術師の力に目覚めたことで「魔導伯」と呼ばれるほどの一大領主へと成長しました。

幼馴染の狐娘・クレセンシアとも婚礼の儀を挙げ、ようやく一つの念願が叶ったと思ったのも束の間、近隣諸国を一斉に巻き込む大戦争が勃発します。
その戦場には、ヴィレムの転生前の人生に因縁がある邪悪な者たちの姿が・・・!

『小説家になろう』発の本格ファンタジー『転生魔術師の英雄譚』、大きな山場となる5巻目が4月28日より発売中です!

大国・デュフォー帝国の皇帝と、ヴィレムの属するノールズ王国の国王がほぼ同時期に崩御。
それを合図として、後継者争いによる内乱、帝国諸侯の謀反、周辺異民族の侵攻が一斉に勃発します。

ヴィレムは様々な証拠と転生前の記憶から、この戦乱が古代の「聖域」を支配しようとする“因縁の魔術師”——アリスターの策謀であること、そして、そのアリスターの転生体が帝国内乱の首謀者・第三皇子アスター・デュフォーであると確信します。

ヴィレムは花嫁衣裳から着替えたばかりの狐の獣人クレセンシア、親友のマーロとお供の狐娘ラウハ、古代の魔術に対抗するために結成した新鋭の魔術師団を率いて、アスターの尋常ならざる軍勢との戦いに赴きますが・・・!

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Web版の13章を大幅加筆・・・というレベルじゃなく、まるまる一から書き直された内容になっています。Web版に比べるとかなり重厚な雰囲気になっていて、ガチで正統派のヒロイック・ファンタジーです(狐娘がいますが)。
「最近のなろう小説は~」的なことを言いたがる懐古ラノベ読者にぜひ読ませたい一冊。

ファンタジー世界で戦争物をやるのなら、やっぱり“表側の戦い(勢力争いといった世俗的な戦い)”と、魔法や世界の命運に関わる“裏側の戦い”が交錯する様が見物だと思うのですが、この5巻はその醍醐味が存分に味わえる内容になってます。

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戦いに次ぐ戦いで、新婦のクレセンシアもめっちゃ戦うのですが、せっかくの新婚なのにヴィレムと一緒にイチャイチャするシーンがほとんどありません。
物語の展開がずっと緊迫しているので仕方ないのですが。

代わりにイチャイチャしているのが、ヴィレムの親友マーロと、狐の従者ラウハ。
ラウハ、初登場の頃はマーロに尻尾を掴まれると嫌そうにしていたのに、今では掴んでもらうためにわざと尻尾を振って誘ったりして、ちょっとえっちぃ娘になってる、、、

「好きな人に尻尾をわざと握らせる」って、ケモミミ尻尾好きにウケそうだけど意外と見ない描写なので、要チェックですね!



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