ツイッターのというハッシュタグへの回答として、コードウェイナー・スミスの「元祖猫耳SF」こと、『人類補完機構』を挙げている方がいて、確かにアニメ化して欲しいなあと心から同意したり。
アルファ・ラルファ大通り (人類補完機構全短篇2)
コードウェイナー・スミス
早川書房
2016-06-09


<人類補完機構>シリーズについては過去に記事にしたこともあるので、詳細はそちらを参照頂きたいのですが、(ケモミミ作品として見たときの)最大の特徴として、シリーズを通して登場するメインヒロイン、猫娘ク・メルが『人類補完機構』とは直接関係ない漫画・ゲームに登場するという点が挙げられます。

有名どころでは田中ユタカ氏のSF漫画『愛人[AI-REN]』にて、「ク・メル」という名前の猫耳付き人造人間が登場したりするのですが・・・その『愛人[AI-REN]』も含めて、あくまで他の作品に登場するときは「ク・メルをモチーフにした別人(別猫)」という形になっています。


しかしここに、小説のク・メルがほぼそのまま漫画のキャラクターになっているのではないかと思われる作品がひとつあります。
それが、ながの暁斎氏が松文館から出版した『えみこSweet』単行本。
描きおろしと思われる冒頭漫画にのみ、「めるちゃん」という名前の猫耳娘が登場します。
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『えみこSweet』P1(ながの暁斎/松文館)


「ペルシャ猫を思わせる赤毛の猫娘」という原作小説のク・メルの容姿が、的確に漫画化されているように感じます。

ながの暁斎氏はコードウェイナー・スミスの日本ファンクラブが作成した伝説の同人誌<アルファ・ラルファ大通り>の表紙やコミケサークルカットのイラストを手掛けていた方で、その関係でク・メルが自作漫画にも登場するのかな?・・・と考えているのですが、いかんせん情報が少なくてよく分かりません。
(中古市場でも著作をほとんど見かけないんですよね・・・)

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