英雄の血筋に生まれたものの、精霊獣を操る力が弱すぎたため、家を追い出されたアルフ少年。
彼の唯一のパートナーとなった小さな狐の精霊獣は、実は恐るべき力を秘めた狐巫女だったのでした!
アルフ少年は、彼を弟のように甘やかしてくる狐巫女とともに、人生逆転の道を歩み始めますが────

第4回オーバーラップWEB小説大賞・金賞受賞作『英雄覇道の狐巫女』の初単行本が2月25日より発売中です!

「こちら」の世界と同じようでありながら、「精霊界」と呼ばれる異世界からやってきた「精霊獣」と呼ばれる存在が人類と共存している世界。

古の英雄アルファロランの血を引く名家に生まれたアルフ・シェークリアは、最低クラスの精霊獣しか召喚できなかったことで父親に完全に見放され、十歳で家を追い出されてしまいました。

幼いアルフを支えたのは、彼が自ら召喚し契約した小さな狐の精霊獣。
最低クラスの精霊獣だと思っていたその狐・・・鈴狐(リンコ)は、琥珀色の瞳をした金髪の美しい娘の姿になり、自分はあの英雄アルファロランの相棒なのだと言い出します。
行く当てのないアルフは戸惑いながらも、鈴狐の言葉に従って彼女の支配する精霊界の領域へと足を踏み入れます。

・・・それから六年後。
鈴狐のもと厳しい修行を重ね、ひとかどの「退魔士」として成長を遂げたアルフは、名門校エレメア学園に出没する「荒魂」に関する調査の依頼を受けます。

学生のふりをして学園に潜入したアルフは、そこで、六年前のあの日に別れて以来、姿も性格もすっかり変わってしまった妹と再会するのですが・・・!

※ ※ ※

学園伝奇物らしい雰囲気でシリアスな展開もあるのですが、実のところ、本作の本質は保護者代わりの狐巫女・鈴狐という「姉」、家の事情ですっかりツンツンになってしまった「妹」アリス、二人目の精霊獣となる甘えん坊な「妹」分の真噛と、生真面目な少年アルフとの関係を描く姉妹ハーレムラブコメにあるのかなと思ったりします。

鈴狐の「弟を可愛がるお姉さん」な感じが凄く出ている作品です。

狐耳キャラは日本で大昔から物語られている「信太妻」(狐の母から陰陽師・安倍晴明が生まれたという逸話)に由来するのか、「母」や「姉」といった役付けへの適正が高いです。

他の獣耳ジャンルでみると、猫耳や犬耳は「妹・弟」や「子供」といった扱いになること多いですね(実際、本作後半に登場する狼少女の真噛がそんな感じ)。このあたりはペットの犬猫に対する感覚が引き継がれているのだと思います。

狐耳と同じく「母」「姉」属性が付きやすいのは牛耳キャラ。
牛耳に関しては言い伝えとかはあまり関係なく、おっぱいとミルク関係の連想から「母親」「包容力」といった属性が引き出されているのではないかと推察しているのですが・・・実は昔からの作品の流れをちゃんと調べてみたことがないので、一度調べてみないといけないと思っています。
当たり前のように感じることも、調べ直してみると、意外なことが見つかったりしますしね!



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