世界中に魔物がはびこり、誰もが戦わなければならなくなった時代。
生まれ持った運命によって戦闘力が決まってしまう世界で、勇者の力を得た幼馴染の狐娘と、村人にしかなれなかった少年は、平和な世界を築くため果て無き戦いに身を投じます!

狐耳ファンタジー小説『逆成長チートで世界最強』の書籍版3巻が12月28日より発売中です!

15歳になり、女神マリスカから魔物と戦うための「加護」を与えられたフォンシエ少年と狐獣人フィーリティア。
フィーリティアは女神に真に選ばれし者である「勇者」の加護を得ましたが、フォンシエの得た加護は戦闘力の無い「村人」でした。

戦うための加護を得られず、一時は挫けそうになったフォンシエ。
しかし、愛する人々を護るために戦う、という強い意志を持っていたフォンシエは逆境にめげず、他の職種の使う多種多様な戦闘術(スキル)を習得し、ついには本職の「勇者」に並ぶほどの実力を身に付けました。

前巻で、カヤラ国における死霊の騒乱を鎮圧したフォンシエとフィーリティア。
一つの大きな戦いを終えた二人は、ささやかな平穏を味わっていました。
しかし、獣人の自治区にも近いカヤラ領の北で「昆虫の魔王メザリオ」に率いられた魔物が活発化していると聞いた二人は、人々を守るため再び戦いに赴きます・・・!

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Web版の第三章・第四章前半&中盤にあたる部分が収録されていますが、いつものようにWeb版とかなり展開が違ってますので、ファンの人はぜひ書籍版も読むことをおススメします。

特に今回は、おそらく作者がこの物語で一番描きたかったのではないかと思われるシーン(第八章の自治区での戦い)が出てくるので必読です。
「生まれつき能力が定められてしまう」という設定に潜む闇が、一番あらわれている場面なので。
この巻を読むと、この作品の挿絵を『幼女戦記』の篠月しのぶ氏が描いているのはかなり意図的なのかなと考えてしまいます。

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フィーリティアとフォンシエの関係は今回もシリアスです。
一応狐っ娘たちのお風呂シーンもあるんですが、直前のシーンが結構凄惨なので、あんまり狐萌え萌え~といった心境になれないところもあったり。

別に例のシャワー問題を意図したわけじゃないんでしょうけど、風呂の沸かし方が魔法世界ならでは感があってちょっと面白い。

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この作品、フィーリティアに対する「尻尾の勇者」とか、ミルカに対する「ちょっと暗い青色の尻尾」とか、尻尾ベースで狐獣人に通称がつくのが良いですよね。
たしかに尻尾の生えた獣人が本当にいたら、尻尾の特徴を通り名にする文化が出てきそう気がするので。

ちなみに尻尾が通り名になっているケモミミキャラの例としては『猫瞽女-ネコゴゼ-』の「二本尾っぽの世界革命執行人」がいますね。この作品は登場人物が全員ネコミミなので、尻尾の特徴が通称になるわけですね。




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