お嫁さんは化け狐(約330歳)なのです!

経験豊富そうだけど(化け狐としては)実は若い!狐嫁とのラブラブ結婚生活を描く、『狐のお嫁ちゃん』2巻の書籍版が11月25日より発売中です!

ちなみに、電子版はすでに9月から発売されていますね。


地域の文化資料館で学芸員をしている青年「ぬしさま」と、化け狐「お嫁ちゃん」は新婚夫婦。
(たぶん)元禄時代生まれのお嫁ちゃんも、街での生活にだいぶ慣れて、今回は登山をしたり、キジ狩りを手伝いに行ったりとアクティブに活動します。

そんなある日、お嫁ちゃんの母親から200年ぶりに「(実家に)帰ってこい」との便りがあり、お嫁ちゃんはしぶしぶ、ぬしさまは興味津々で狐の隠れ里へと向かいますが・・・。

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ファンタジーな物語ではあるのですが、お嫁ちゃんの両親からもらった宝物の贈与税を心配したり、養育費についての話が出てきたりと妙に現実的な一面のある作品です。

このあたりはより新婚夫婦らしい雰囲気を出すために、わざとリアルな部分を出しているのかもしれませんね。
『うどんの国の金色毛鞠』で狸っ子ポコの養育についてぼかさずに、リアルな保育所話が出てくるのと似たような演出といえそうです。


あと、鷹匠による狩猟についてもかなり詳細な描写が出てくるので、その方面に興味がある人にもおすすめです。

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今回気になったコマ。
お嫁ちゃんチャレンジ!というか、二巻はお嫁ちゃんが色々なことに挑戦する場面が多いのですが、第九狐(第九話)にて、ぬしさまと一緒に年越し登山をします。
防寒具で完全防備のお嫁ちゃんですが、尻尾はそのままです。
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『狐のお嫁ちゃん』2巻P11(Batta/KADOKAWA)


あれだけモフモフしていたら、それこそ毛皮のコートみたいな感じで防寒具いらずなのかもしれません。

たいていの獣耳キャラは、獣耳に対しては帽子をかぶって防寒したりお洒落したりするけれど、尻尾に対してはあまり布を被せるようなことはしない傾向がありますね(リボンを結ぶくらい)。

まあ、獣耳キャラの大きな魅力である尻尾を隠しても作者・読者ともに何の益もないのですが、もし今後、ガチな雪山登山をするケモミミ、という場面のある作品が出てきたら、尻尾をどういう風に防寒するのか気になるところですね。

 

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