サバンナにいた動物たちが、なぜか現代日本の女子高生に転生!?
元・動物っ娘たちが織りなす弱肉強食系ほのぼの日常四コマ『しましまライオン』の1年ぶりの新巻(完結)が10月27日より発売中!

ある日「神様」にスカウトされて、現代日本の女子高生に転生した元・シマウマの縞崎まこ。

人間の生活に戸惑いつつも、これでライオンに追われることが無くなったと安心していた彼女ですが・・・シマウマのまこを追いかけていたライオンも同じく、女子高生「来城いおん」に転生していたのでした!

人間になってからも結局、まこはシマウマ大好きな元・ライオン女子につきまとわれることになります。

とにもかくにも、他にも動物から転生した仲間たち・・・
元・トリのちっこくてちょこまか動き回る雨野千鳥、
元・ワニで、いおんが苦手とするサバサバ系女子の和田新菜、
元・ハイエナで、いおんをライバル視する灰島えりな、
元・キリンで、動物時代からまこの友達だった葉月凛奈、
・・・とともに賑やかなJK生活を送っていた縞崎まこ。

しかし、ここにきて急に神様が「動物に戻らないか」と提案してきて・・・!

※ ※ ※

動物娘・大集合な作品ですが、本作、他の同ジャンル作品と大きな違いがあります。
それは肉食動物-草食動物間の捕食関係が、ぼかされずに作中の話題として出てくる点。

デスマッチが中心である『キリングバイツ』は別として、様々な動物娘が仲良く交流するような作品では、捕食関係はかなりぼかされて描かれる事が大半です。

『けものフレンズ』のネクソンアプリ版は、作中でフレンズが食するものに一切肉料理が出ないように配慮してあったほどですし、アニメ版の「ジャパリまん」の設定も捕食関係が類推されることがないように考えられたものであると思われます。

この『しましまライオン』では、元・動物娘たちがサバンナを取材した動物番組を見て、草食動物を襲った/肉食動物から逃げた、みたいな話をする場面が結構出てきます。

下手をするとほんわかな雰囲気を壊しそうな危険な話題を、巧くほんわか四コマの中に収めているのは流石です。

※ ※ ※

本作における元・動物娘たちの獣耳尻尾は驚いたときや怒った時など感情が高ぶった時に出るようになっていて、一種の漫符に近い使われ方がされていますが、まこについては「ネガティブな感情の時」に獣耳が出てくるのが特徴的です。

例えば下の場面では、試験のことをすっかり忘れていて青ざめるまこに馬耳が生えています。
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『しましまライオン』2巻P73(はなこ/芳文社)


漫符的には、「怒った時」や「興奮した時」などのオフェンシブな感情を表現する時に獣耳が使われることが多いのですが、この場面のまこのようにネガティブな形で使われるのは珍しいパターンです。
(※犬耳尻尾は「怒られた時」「怯える時」に使われることがありますが・・・)



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