神様や死者が訪れる不思議な温泉宿『此花亭』。
そこで働く狐っ娘の仲居たちの日々を描く、狐成分120%の漫画『このはな綺譚』の単行本6巻目が9月23日より発売中です!

6巻の収録は全4編。
話の密度がこれまでよりもちょっと濃くなっている感じです。

前の巻からひきつづき、里帰りした柚が育ての親・比丘尼様からの問いに悩む『柚の里帰り・後編』。

仲居ではなく巫女になる道へと進んだ、皐の姉・柊と蓮の妹・モモを中心とした巫女たちの話『大桜の宴』。

柚と櫻が風鈴を作る、夏らしく、かつ此花亭らしい話『びいどろ横丁』。

そして、蓮が棗の実家に行って、棗の姪っ子さんと対立する話『片恋の達人』の4編です。

※ ※ ※

今回気になった描写。

蓮が棗の実家に行く話にて、棗のお父さんとお兄さんが登場します。
お兄さんはケモミミ青年なのですが、お父さんは獣人の狐の姿です。
photo_1086




















『このはな綺譚』6巻P88(天乃咲哉/幻冬舎)


此花亭の女将さん・椿も普段は狐の獣人の姿をしていて、化粧をすると狐耳女性になったりしますが、この世界の狐人たちは人によって獣人度合いがけっこう違っているのですかね?
その設定なら、この世界で「ケモノ狐っ娘」が登場する余地があるので、かなり気になる描写です。

同じケモミミ種族の中に、獣人とケモミミの二種類の形態の人々がいる、というパターンは時々見かけます。
えびふらい氏の『ねこだま』が代表例ですね。
こういうパターンの場合、だいたい男が獣人で、女がケモミミ娘になります。


「ケモノ」ジャンルがもう少し進展したら、女が獣人で、男がケモミミというパターンが見られるようになるかもしれませんね。


萌え ブログランキングへ