いけにえの儀式とか怪しげな雰囲気とかで、若者からは3K職場として嫌われている黒魔法業界。
就職先が決まらず悩んでいた魔法学校卒業見込みの青年は、謎の犬耳社長に誘われて黒魔法会社に就職することになりますが・・・。

『異世界お好み焼きチェーン』を著した森田季節氏による、文字通りのブラック魔法企業ノベル『若者の黒魔法離れが深刻ですが、就職してみたら待遇いいし、社長も使い魔もかわいくて最高です!』の2巻目が9月22日より発売中です!

今回の表紙は不眠症の偉大なる(?)魔族・メアリ。犬耳社長ケルケルは次の巻の表紙に期待かな?

7種に色分けされた魔法属性があり、属性ごとに社会の需要が異なる世界。

王都国際魔法学校を卒業した青年フランツは、就職難の末に、若者からは3K業界として嫌われている黒魔法業界の「ネクログランド黒魔法社」に就職しました。

背に腹は代えられないと覚悟して入社した会社でしたが、「給料も相場の二倍、基本残業無し、寮などの福利厚生完備、上司が飲みに誘うのも原則禁止」と待遇はかなりのホワイト企業。

見た目:犬耳女の子、実年齢:五世紀というケルベロス種の社長・ケルケルの指揮のもと、フランツは怪しげな黒魔法を駆使して荒地の不動産整備・開発といった仕事に従事します。

今回はフランツの忘れられた所有不動産だった、大きな沼のある過疎地ファントランドの再開発の過程で、先住民の沼トロールを追い出して大規模商業施設を作る計画が立ち上がり、黒魔法社の先輩・社長たちに助力を求めることになりますが・・・。

※ ※ ※

5話+おまけSS1話で構成されています。

魔法があったり魔物がいたり魔族がいたりする以外はかなり現代的な資本主義世界で、可愛い先輩・上司に囲まれながらブラックな案件を解決していく、相変わらずの癒し系お仕事ファンタジーです。
ケルケル社長も変わらず可愛い。

ケルケルのイラストはダッシュエックス文庫のサイトの特集ページでも閲覧可能ですが、今回は水着だったり裸だったり(風呂場で遭遇)、露出度高めな場面が多いです。

ケルケル社長は500年以上生きているからかフランツに裸を見られてもわりと冷静で、そのまま普通に浴場で彼の仕事の相談を受けたりするところが年配者(というかロリババア)らしい感じですね。



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