産業革命のあけぼのを迎えた異世界で、貴族企業の相談役として名を成した元・日本人のシュンイチロー。
食べることに人生を賭けている彼は、不愛想な獣人メイドさんと一緒に異世界の料理を食べまくります!

小説家になろう発のweb料理小説のコミカライズ『幻想グルメ』の初単行本が6月24日より発売中です!

グルメにこだわるサラリーマン・桂木俊一郎は駅の階段で足を滑らせて、あっけなく転落死・・・したはずでした。
しかし彼が目を覚ましてみると、人ならぬ異形の姿をした者たちが周囲を取り囲んでいます!

ノーマルな人間型をした種族の方が少ない異世界に転移した彼は、身寄りもツテもないところから貧民街で金稼ぎを始め、その時に出会った没落貴族のバートと組んだことで一気に成り上がることに成功します。

おりしもこの異世界では、魔力を使った機関車や電灯・電信といった発明が次々と生まれ、近代的な企業活動を飛躍的に向上させるような産業革命が進行中。現代日本のビジネス知識を使った俊一郎のコンサルティングは、先進的な考えとしてバートの事業拡大に大きく貢献していきました。

・・・そして、異世界転移から二年後。
コンサルタントとして多忙になった俊一郎が唯一の愉しみとしているのが、美味い料理を食べること!

仕事はできるものの不愛想でイマイチ考えが読めない狼人メイドのシルフィンとともに、俊一郎は今日も異世界のまだ見ぬ料理を求めて街へ海へ山へと繰り出します!

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Web小説の第十三話までが漫画化されていますが、小説と漫画版で大きな違いがあります。
それは、メイドのシルフィンが小説では「エルフ」なのですが、漫画版は「銀狼種」に変わっていて、完全にケモミミキャラとして描かれている点です。

Web小説原作と商業版でキャラクター設定が大幅変更されるパターンはたまに見かけますが、本作もその珍しい一例といえそうです。(ケモミミ関連では『鑑定能力で調合師になります』が大幅変更の例)


小説版は異世界の風変わりな食材・料理を描写することに注力されていますが、漫画版はいつも不愛想なシルフィンがものすごく幸せそうに料理を食べるシーンが見どころとなっています。
原作のファンからはこのあたりの設定変更は賛否両論みたいですが、ケモミミ好きとしては大きな賛意を示したいですね!

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第一話『ドラゴンのステーキ』は犬歯が鋭くて口で肉を引き裂きやすい獣人と、普通の人間では料理の食感が異なることを描いたエピソードですが、獣耳キャラの「牙」のようなビジュアルをこういう形で描いた作品は、本作が初めてではないかと思います。
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『幻想グルメ』1巻P29(おつじ/天那光汰/スクウェア・エニックス)





原作小説だと、このシーンでシルフィンは俊一郎と食事をすることを断っており、漫画版が「獣人のシルフィンが何か食べるところ」に重点を置いた作品であることがよくわかるエピソードとなっています。



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