病弱ゆえに死んでしまった少年。
魔法のある異世界に転生するものの、魔法の才能が無かった上に現代知識によるチートもほとんど通用しなくて、そのまま平凡な人生を送ると思われていましたが・・・。

ある特殊能力――別空間で物を生産できる能力――が発現したことから、波乱万丈の人生が始まります!

『てのひら開拓村で異世界建国記~増えていく嫁たちとのんびり無人島ライフ~』が6月24日より発売中です!

生まれつき病弱で、病院でゲームばかりしていた少年。
20歳になる前に力尽きた彼は、気がついてみると異世界のカイ・ハクスバーナという孤児に転生していました。

彼が転生した異世界の国・ラベルダ王国は魔法の技術によってそれなりに高い文明レベルを持っていたため、転生前の地球の知識はあまり役に立たず、それなら魔法を覚えようと思ったのですが、彼には生まれつき魔法の才能が無いことが分かってしまいます。

とりあえず健康な身体に転生できただけでもよし、と思い直したカイ。
そんな彼が10歳になった時、「アラミラ」と呼ばれる誰にも知られていない神様の祝福を受けて、特殊能力が発現します。
それは自分の手のひらの中に、どう見ても箱庭ゲームのような「開拓村」を出現させて、そこで生産したものを食べたり飲んだり、現実に持ち出したりできるという能力です。彼はその「開拓村」の中に入り込むこともできます。

まさにゲームをプレイするように、時間を見つけては開拓村の開発を愉しんでいたカイですが、12歳になったある日、彼は教会で受けた儀式で「邪神に呪われている」として異端者の烙印を捺されてしまいます。
彼が深く考えずに祝福を受けた「アラミラ」神は、王国の教会にとっては邪神扱いなのでした!

異端者としてひとり、絶海の無人島に追放されてしまったカイ。
しかし彼はあきらめず、「てのひら開拓村」の能力を使って、無人島でのサバイバル生活を開始しますが・・・!

※ ※ ※

ほのぼの日常生産系物語かと思っていたのですが、予想以上に波乱万丈の展開が繰り広げられる作品です。

無人島で魔物と戦わなくてはいけなくて、そのために戦士を「生産」(文字通り)したりと、開拓村の日々は箱庭ゲームというよりはエイジ・オブ・エンパイア的なRTSのような印象を受けます。

ちなみに魔導師も「生産」することができて、畑に埋めた金色の種から生まれたのが狐娘の魔導師「レン」です。
土の中からゾンビのように這い出してくる狐っ娘・・・という前代未聞の(おそらく今後も本作以外では見られないであろう)登場シーンが見所です。

※ ※ ※

開拓村にはエルフのエネルという娘もいるのですが、彼女の特徴として、美味しいもの(主に芋)を食べているときに耳がぴこぴこ動く、という点があります。

耳をぴこぴこ動かすのは獣耳・獣人キャラの特徴で、エルフは耳を動かさないのがこれまでの主流だと思うのですが、このあたり、獣耳・獣人キャラの特徴がエルフみたいな長耳キャラに影響しつつあるのかもしれませんね。



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