過去の大災害ののち、魔物が人間に忌み嫌われるようになってしまった世界で、魔物との共存を目指す《魔物使い》を続ける若者と、魔物使いになるべく彼に弟子入りした変わったお姫様、そして同居人の亜人の少女の物語。

なぜ魔物が忌むべき存在となってしまったのか? その真相の一端がこの巻で明らかになります!
『魔物使いのもふもふ師弟生活』の2巻目が5月31日より発売中です!

人とも動物とも違う存在・・・魔力を主食とする《魔物》。
15年前の大異変【黒の災厄】以来、人を襲うようになった《魔物》は、人類の敵として各地で征伐・退治されていきました。

《魔物使い》の青年シンラは亜人種の少女ルリとともに、人里離れたシュヴァルツシルトの森で《魔物》たちを保護しながら、静かな生活を送っていました。

そんなシンラの家に、竜の子供コドランを連れてやってきた訳アリ少女アレサは、シンラと共にいるうちに魔物使いになることを自ら志し、今ではシンラのもとで修行をする毎日を送っています。

そんなある日、旧友のセシリアからシンラに伝書鳩が届き、「聖レリック教自治領・イグニス」へ向かうようにと促されます。
そこで、教会を襲う《魔物》と対峙することになるシンラたちですが・・・。

しかしそれはこれから起こる、より大きな事件のきっかけでしかありませんでした!

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一昨年くらいから潮流ができ始めている(と思う)「師弟もの」のライトノベルです。
ケモミミが登場するものに絞ってみても『師匠どもに告ぐ』『ワールド・ティーチャー』『セーブ&ロードのできる宿屋さん』『レトリカ・クロニクル』など、それなりの数の作品が出版されています。




レトリカ・クロニクル 香油の盟約 (メディアワークス文庫)
森日向
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
2015-10-24


『魔物使いのもふもふ師弟生活』の特徴としては、弟子のアレサの方が正式な教育を受けている王族である分、知識量がシンラよりも(おそらく)上であること。
一方で、経験としては【黒の災厄】のような歴史的事件をくぐり抜けているシンラの方が圧倒的に上であるという点で、師弟関係のバランスが巧く保たれており、説得力のある描写がなされています。

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本作のケモミミ代表である亜人種の少女・ルリは、今回は出番が少なめ。
シンラと一緒に戦いにも参加してはいるのですが、物語のキーパーソンはやっぱりアレサなので、どうしてもサポート役に回っている感じです。なんとなく食事している場面や物を食べている描写が多かった印象があります。

『狼と香辛料』のホロをはじめ、ケモミミ娘はたいてい大食い・・・もとい、食欲旺盛という属性が付くのですが、これは「食欲(本能)に忠実」といった印象を付けて、キャラクターの野性味を引き出す効果があるのでしょうね。



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