傑作獣耳小説『狼と香辛料』の短編集第2弾です!
賢狼ホロと行商人ロレンスが一つの旅の終着に至った後の、“旅の続きの物語”が描かれる、『狼と香辛料』19巻目が5月10日より発売中です!

2016年末~2017年に『電撃文庫MAGAZINE』に掲載された三つの短編『狼と甘い牙』『狼と花弁の香り』『狼と羊の毛づくろい』と、書下ろし中編『狼と香辛料の記録』の、全四編から構成されています。

『狼と甘い牙』は行商人時代の旅の思い出。
『狼と花弁の香り』は「狼と香辛料亭」にまだミューリとコルが居た頃の思い出。
そして後半二編はミューリとコルが出て行った後、漠然とした不安を抱えているホロの物語。

前巻より湯屋に加わった狼の娘であるセリムについて、ホロが色々と複雑な感情を抱いていたり(同族に対してはわりと人見知りらしい)、あまりにも穏やかで幸せな日々に、ロレンスがいなくなってしまう時が来ることを恐れて不安になってしまったりと、ホロの繊細な感情の揺れ動きが描かれています。

あと四編目の最後で、ホロに関する衝撃的な事実が明らかに。
もしかすると今後、ホロの新たな一面が見られることになるかも・・・。

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あとがきで支倉氏が『けものフレンズ』について触れていることが本編以上に衝撃でした。
もしけもフレの小説化企画があるなら、支倉氏くらい実力がある方がノベライズしてくれたらいいんだけどなあ。