獣人もいる異世界に召喚されたのは、変態的なまでに獣を愛するプロレスラー!
あまりにも変すぎて召喚した王家からも見捨てられたプロレスラーは、紆余曲折の末、異世界でペットショップを開くことにしますが・・・。

『この素晴らしい世界に祝福を!』の暁なつめ氏が原作を担当し、『バカとテストと召喚獣』のコミカライズを手掛けたまったくモー助氏&夢唄氏ペアにより描かれる、とっても変な新感覚異世界転移物語『けものみち』の初単行本が4月25日より発売中です!

プロレスラー「ケモナ―マスク」、本名・柴田源蔵は武道館での試合の直前に異世界に召喚されていまいました。

召喚した王家のお姫様は「異世界で最強の者」を勇者として呼び寄せ、王国を脅かす魔獣や魔王を退治してもらうつもりでいたのです。

しかし「最強の者」として召喚された源造は、勇者として戦うことを拒絶します。大の獣好きである彼は、魔獣を悪く言うお姫様の方を「悪」と認識したのでした!

勢い余ってお姫様にスープレックスをかけてしまい王国から追われる身となった源蔵は、紆余曲折の末に自由都市クラスタに流れ着き、そこで異世界初のペットショップ「けものみち」を開店することになりました。

ペットを飼うという概念の無いこの世界で、愛情をかけて育てた魔獣をペットとして販売することで、人と魔獣が分かり合える世界を作るというのが源蔵の理想です。

しかし、源蔵がペットを手放したがらなくて商売になってない状況に、店員の狼少女シグレと、なぜか店に居候している竜人・花子&吸血鬼カーミラは、ペットショップを臨時休業して店の赤字を埋めるための金策に走るという、どうしようもなく本末転倒な行動をすることになりますが・・・。

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主人公の源蔵をはじめとして、登場人物がみんな残念な性格の人物ばかり、という暁なつめ氏らしい作品となっています。

源蔵はあまりにも獣好きすぎて、男女構わず獣人にセクハラしまくる(本人は「愛」に基づいているつもりで至って真面目)というヒドイ変態になっていますし。

作中では一番常識人っぽい狼少女のシグレも、たまに変なことを口走る時があります(商人ではあるようですが、まだ経験が足りないのか、あまり巧い商売ができているとは言い難い)。

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最近の作品(例:『箱庭王国の創造主サマ』『放課後アサルト×ガールズ』)で時々見かける、犬科の獣耳を見ただけで何の動物か判別できる、というシーンが本作にもあります。

源蔵がシグレを初めて目にするシーン。シグレが犬ではなく狼であることを一発で見抜きます。
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『けものみち』1巻P124(まったくモー助・夢唄/原作・暁なつめ/角川書店)











源蔵は狂的な獣好きなので、犬と狼の区別がすぐにできても不思議ではなさそうです。

実際、犬の獣人も登場しますが、狼獣人であるシグレとは耳の形が少し異なるように描かれています。