怪物たちの秘密の住処「番外地」に暮らすミイラ娘のダリア。
だけど、実は「番外地」にいてはいけない怪物の天敵「人間」の子供であるということは、友達にも内緒なのです!

やんちゃな怪物の子供たちが大冒険するメルヘン『怪物ビスケット』は4月5日より発売中です!

ダリアは「番外地エッグノック」に暮らすミイラ娘。

口が巧い(軽い?)オオカミ男の子供・モルトと、ちょっと大人っぽい吸血鬼の子供・ロゼッタと(ちょくちょく喧嘩はしていますが)仲良く過ごしています。

しかし、ダリアにはひとつ大きな秘密があるのです。
それは、実は彼女は怪物ではなく、人間の子供であること!
ダリアの父親のミイラ男が、番外地の側の森に捨てられていた赤ん坊のダリアを拾って育ててくれたのです。

普段はミイラの包帯で人間の匂いを消していますが、もし人間だと正体がばれたら番外地に住めなくなるだけでなく、大の人間嫌いであるモルトに嫌われてしまうだろうことを、ダリアは心の奥底で恐れています。

そんなある日、ダリアの父親が番外地の外・・・人間の街で行方不明になります。
いてもたってもいられなくなったダリアは、人間の街に行く決心をしますが・・・!

※ ※ ※

出だしは童話っぽい雰囲気ですが、「人間街」がわりと現代風なので、ちょっと不思議な感覚のファンタジーになっています。

ダリアだけでなく実はほかにも秘密を隠している登場人物がいて、展開から目が離せず、最後まで印象的な場面の多い作品でした。全体として「嘘」がテーマになっている作品なのですね。

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赤ずきん役にあたるダリアの口調が「~だぜ!」だったり、雰囲気もかなりボーイッシュな感じなのが特徴。

近年の漫画において「狼耳少年と赤ずきん少女」という組み合わせだと、狼少年がだいたい赤ずきんからひどい目遭わされる、というパターンが多いのですが( 例1 例2)、本作も甘えたがりなモルトがダリアにぶっ飛ばされたり包帯で縛られたりします。

ただ、モルトは耐久力が高いのかダリアの攻めもあまり通じず、逆に相手をしてもらってることで余計に調子に乗っている様子もあり、全体的に赤ずきんが狼少年に振り回されている感じがしますね。
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『怪物ビスケット』P16(野崎アユ/白泉社)










 

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