会社を辞めてネット三昧の自堕落な生活をしている主人公。
こういう物語の例のごとくファンタジーな異世界に召喚されるわけですが、主人公はそもそもインターネットのある現代社会の便利さに骨の髄までどっぷり浸かっているので、文明レベル江戸時代以下の不便なファンタジー世界に憧れなんて一切持ってません。
そこで、主人公を召喚した女神様はネット環境も含めた『部屋ごと』主人公を異世界に転移させるわけですが・・・!

可愛いキツネ娘がナビゲートする異世界実況ファンタジー『俺の部屋ごと異世界へ!ネットとAmozonの力で無双する』が2月26日より発売中です!

霧野ユウは激務で身体と精神をやられて退職し、そのまま5年間ニート生活を続けています。
そろそろ貯金も底を尽きつつありますが、あまりやる気が出てきません。

そんなある日、彼は例のごとく異世界の女神様に召喚されます。
女神様が言うには、ユウは無限の魔力を持つ究極の存在なのだが、ユウの住む地球には魔法が無いためその魔力が全く意味のない状態になっているということ。
魔法のある異世界に来てくれれば、その魔力で世界を救う英雄になれるだろうとのこと。

しかし、ユウは異世界が江戸時代以下の文明レベルであると聞いて、行くのを渋ります。冷暖房、ネット、家電、通販の四点セットが無いような不便極まりない場所では生きていけない、と。

すると、女神様は異世界召喚の特典として「ユウの部屋」ごと転移してくれると、ぶっ飛んだ提案をしてくれます。しかも、現代世界とのネット環境や通販受け取り環境まで維持したまま!

このとてつもなく至れり尽くせりな条件で異世界転移を果たしたユウ。
それだけで飽き足らず、ユウは女神様が遣わした眷属の狐娘マユキを看板娘にして、異世界召喚の状況を動画サイトで実況するという、とんでもないことを始めてしまいますが・・・!

果たしてこの現代社会に染まり切ったユウが、異世界を救うことができるのか??

※ ※ ※

現代技術で無双するタイプのネタでありながら、なかなか絶妙な制限がかかっているのが面白い作品です。
まず、持ち込める現代技術は「通販サイトAmozonで買えるもの」に限られている関係で、本物の現代兵器を買うことはできないこと。
なので、武器として入手できる物は意外と異世界と変わりなかったりして(斧とかナイフとか)、日用品やサバイバル・サバゲ―用品を武器として使えないか考える必要があります。

あと、異世界のお金をAmozonで使えるわけではないので、「Amozonでは貯金残高の50万円以内でしか購入できない」ということ。
やたら高価な道具を大量に購入することはできず、物量で無双するわけにもいかないという点です。
(追加資金はとりあえず動画配信で稼ぐという、これまた微妙な収入源を頼ることになる)

さらに、主人公のユウは長年ニート生活をしていたせいで、まともに冒険する体力も無い、というおまけつき。

ユウの旅する異世界についても「料理が美味しくない(農業・畜産が発達していないため素材が悪い)」という、あまりロマンチックでない一面が出てきたりして、全体的に現実的なネタで攻めるユーモア・ファンタジーとなっています。

※ ※ ※

ケモミミ娘としては、女神様の眷属であり、主人公を手伝うために遣わされた狐娘マユキが登場します。
あまりユウのことを好きでは無いようで、最初はユウに尻尾や耳に触られるのをひどく嫌がっていましたが、中盤くらいからはわりとよく撫でられて気持ちよさそうにしています。

動物のキツネの姿になることもできて(むしろこちらが本性)、その時の描写もなかなかカワイイ!のでオススメです。

キャラデザ的には、片目が隠れた髪型になっているのが特徴ですね。
本作のイラストを担当された冬空実氏は『サラリーマン中二病』でもクールな猫耳娘を描かれていたり、獣耳の描き方講座をされていたりと、ケモミミ描きに定評のある方です。


本作のマユキのような、ややツン気味のケモミミ娘の表現が素晴らしいです!



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