タヌキとうどんを組み合わせた、まったく新しい香川漫画!
海と山の幸に恵まれた四国・香川を舞台に、独身30歳のWebデザイナー・宗太と、狸っ子・ポコの日常を描く、『うどんの国の金色毛鞠』の最新9巻目が1月7日より発売中です!

今回の収録話は宗太に仕事を依頼した若い僧侶・俊亮の話がメインです。
狸伝説に詳しい俊亮ですが、それほど狸にこだわるのには、とある理由が・・・・。

これまで通り、香川県の各所を舞台にした話が展開されます。

 ●ポコのお誕生日会! (香川県高松市が拠点の菓子工房ルーヴ)
 ●優秀な兄との考えのすれ違いで傷心の俊亮、狸伝説の寺へ。(高松市・屋島寺)
 ●化け狸、ペンギンと出会う。(新屋島水族館)
 ●風邪をひいた宗太をポコが看病!? (香川の新名物オリーブハマチ)

ケーキとかハマチとか、美味しそうな料理の描写の多い9巻。
ポコはハマチの刺身なんかはわりと大丈夫なようです。

美味しい話の一方で、ポコの正体に関わる物語も少しずつ進んでいます。
ポコは人間に化ける以外にも不思議な力を使えるということが、第50話でかなり明確になってきました。

※ ※ ※

今更なんですが、狐耳キャラは神社と関連づけられるのに対して、狸耳キャラは寺との結びつきが強いんだなあと思ったり。

狸民話をきちんと調べたわけではないのですが、狸伝説があるのは寺が多いような感じ。

いわゆる「日本三大狸伝説」は全て寺が語り継いできた伝説みたいですし。
●太三郎狸 ⇒ 香川の屋島寺
●文福茶釜 ⇒ 群馬の茂林寺
●狸囃子 ⇒ 千葉の證誠寺

日本人と関わり深い二つの信仰・神道と仏教のうち、神道については狐と犬(狛犬)のケモミミが担当できるのに対して、仏教については狸耳キャラが担うことができそうですね。

ケモミミジャンルにおいて、神道ネタ作品は多いのですが、仏教ネタ作品はまだまだ少なめなので、これからの狸耳キャラの活躍と発展に期待できそうです。




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