楽園のような国、海と薔薇に彩られた欧州の小国・ルベリア。
しかしその実態は、異形の獣人たちを強制労働させ、搾取することで成り立っている、地獄のような場所なのでした!

狼男に噛まれて獣人になってしまった元・日本人の月城ニナは、ルベリア生まれの獣人たちを結集して、支配者層への反抗を図りますが・・・・・・!

『薔薇監獄(アビゲイル)の獣たち』の2巻目が11月16日より発売中です!

狼のような耳が生えた美少年に噛まれてしまったことで、自らの身体にも狼耳と尻尾が生えてきてしまった月城ニナ。

そのせいで海上の小島に作られた監獄アビゲイルに収監されたニナは、その監獄で自分と同じような狼耳と尻尾が生えた少年少女たち・・・・「狼族(ルーガ)」に出会います。

「学園」と称されてはいるものの、実態は狼族をルベリア国民の忠実な奴隷になるように矯正する施設である監獄アビゲイル。
狼族たちは人間の「教官」に反発しながらも、それぞれ「HOME」と呼ばれる小集団を作って、互いに反目しあっている状況です。
ニナも紆余曲折あって、「白薔薇乙女会」という女子力高い男子(?)系のHOMEに入れてもらいます。

そんな中、どのHOMEからもつまはじきにされ、皆から虐められている「オメガ」のポーの姿にいてもたってもいられなくなったニナは、彼をかばうために横暴な教官たちの前に飛び出してしまいます!

ここから、アビゲイルの狼族たちを結集して自由を得るという、ニナの戦いが始まるのでした!

※ ※ ※

よくある創作上の一匹狼ではなく、本物の狼の姿を映した狼獣人たちが描かれるのが特徴の本作。
上位の狼が下位の狼を上から押さえつけるとか、上位と認めた相手にキスをする(顔をなめる)とか、実際の狼の習性に即した(そして、あまり他の狼獣人漫画では出てこない)描写が多く出てくるのが面白いです。

犬みたいに喜ぶと尻尾を振る、という描写もありますが、これは本物の狼もやるらしい。
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『薔薇監獄の獣たち』2巻P124(蒼木スピカ/秋田書店)




ちなみに、本作の狼族たちの尻尾は本当に「尻尾」とのことですが、頭の獣耳は第六感的な「センサー」の役目をするものであって、耳としての機能は無いとのこと。
四つ耳である(人間の耳もある)ことに理由が付いている作品というのも、珍しいかも。



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