猫が好きで好きでたまらない!猫愛しているどころか崇拝している!という猫狂い女子が、呪いで猫耳尻尾の生えてしまった王宮魔術師の助手役に就くことになったのですが・・・。

魔術師はどうにか猫耳尻尾を取ろうとしていて、猫狂い女子にはなぜそんなことをするのか理解できません!

ネコネコしいラブコメディ・ノベル『猫耳魔術師の助手 本日も呪い日和』が9月20日より発売中です!

魔術学院を主席で卒業したシャーロット・ファレルは、あまりにも他人に冷たく、孤高の人を貫いているために他の生徒からは「鉄の魔女」と呼ばれていますが・・・・・・実は彼女は超がつくほどの猫好きで「猫の顔は成長してもわかるけど人間の顔は区別できない」と断言するほどに人間に興味を持たない、猫中心の生活を送っています。

今や誰も信仰しなくなった「猫神」をただ一人崇拝し、壊れてしまった猫神の祠を修理するためのお金が必要だったシャーロットは、高給取りの「王宮魔術師助手」に就職する予定だったのですが・・・・・・突然、師事先の王宮魔術師クライヴ・アーネットから内定取り消しにされてしまいます。

横暴な扱いに直接クライヴのもとに抗議に向かうシャーロット。
使い魔?の黒猫に案内されてクライヴの住む古い屋敷にやってきたシャーロットは、クライヴのいるはずの部屋から猫の悲鳴?を聞きつけて、居てもたっても居られなくなり鍵を魔法で破壊して突撃します!

その部屋の中にいたのは、黒い猫耳尻尾が生えた若い男・・・・・・クライヴ・アーネットその人でした!

半年前に急に生えてきた猫耳尻尾を見られたくなくて人を遠ざける生活を送っていたクライヴですが、シャーロットに見られたからにはと、彼女を専属の助手にした上で、この「獣化」の呪いを解く手伝いをするようにと言いつけます。

猫狂いのシャーロットには、なぜクライヴがそんなに猫耳尻尾を嫌がるのか理解できない・・・・・・むしろ自分に生やしたい!と密かに思いながら、クライヴとの共同生活を送ることになりますが、、、

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かなり感覚のズレている猫狂い女子を主人公にした作品で、彼女の言動は猫好きなら笑えること間違いなしです。
『ねこぐるい美奈子さん』ほどぶっ飛んだノリじゃないですが、流れている血は同じように感じます。


ギャグっぽいノリながらも、シャーロットが徐々にクライヴに心を開いていく流れは(というか、最初の頃はむしろクライヴがシャーロットに引いている感がありますが)、正しくラブコメをしてて好印象です。
あとがきで「戦闘なしのラブコメ」を書くことが本作のルールだったと述べられているのですが、確かにファンタジー小説にしては珍しく戦闘シーンのない作品で、それでも話のテンポが良く、読んでいて楽しいのはなかなかです。

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過去に何度か「ケモミミキャラが普通の人間の姿に戻ることによるジレンマ」という記事を書いていますが、本作は読者の感じている「猫耳のままでいいのに」という気持ちを作中のシャーロットが代弁するという形になっていて、面白いです。



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