私が購入した『神様はじめました』25巻の単行本には「累計520万部」との帯が付いていました。
部数から考えると、本作が狐耳漫画ジャンルの最大ヒット作品ということでほぼ間違いないかと思われます。ケモミミ少女漫画としても最大ヒットかな?

少し気になったので、ケモミミ作品(主役格でケモミミキャラが登場する)の単行本(漫画・小説混交)の累計部数順位をちょこっと調べてみました。
あくまで手元の資料とネットでざっくり調べたところなので、正確性には難があります。異論あればぜひご指摘ください。

※ ※ ※

●1位 『犬夜叉』 累計4500万部
 ケモミミ作品では、この作品が断トツのトップということで間違いないでしょう。
 少年サンデーの歴代漫画で順位をつけても、最上位あたりに入ってきます。


●2位 『神様はじめました』 累計520万部
 狐耳主役作品としてはおそらくトップです。
 狐耳キャラ登場作品というくくりだと、『幽遊白書(約5000万部)』の妖狐蔵馬がいたりします。


●3位 『妖狐×僕SS』 累計500万部
 狐耳と恋愛する漫画として非常によく知られている作品の一つ。
 『神様はじめました』よりごくわずかに累計部数が少ないと思われます。 
妖狐×僕SS(6) (ガンガンコミックスJOKER)
藤原 ここあ
スクウェア・エニックス
2011-12-22


●4位 『狼と香辛料』 累計400万部
 狼耳主役作品ではトップ。
 経営物ラノベの先がけでもあり、ラノベでは珍しいくらい綿密に練られたハイ・ファンタジーでもあります。
狼と香辛料<狼と香辛料> (電撃文庫)
支倉 凍砂
KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
2013-11-11


●5位 『繰繰れ!コックリさん』 累計200万部超?
 狐耳作品にしてケモミミ・ギャグマンガの代表作。
 部数は推測ですが、10巻時点で170万部突破の情報あり。


●6位 『綿の国星』 累計140万部
 猫耳漫画の元祖にして、すべてのケモミミ漫画の原点かもしれない作品。
 全世代にわたってこれくらいは読まれています。
綿の国星 1 (白泉社文庫)
大島弓子
白泉社
2013-08-02


●7位? 『あそびにいくヨ!』 累計100万部超?
 猫耳ラノベの最大ヒット作であると同時に、MF文庫Jの最長級ロングセラーシリーズ。
 累計部数は正確な数字が無いので推測です。
あそびにいくヨ!20<あそびにいくヨ!> (MF文庫J)
神野 オキナ
KADOKAWA / メディアファクトリー
2015-03-25


●8位? 『かのこん』 累計 100万部超?
 狐耳ラノベの最大ヒット作です。
 9巻の時点で累計80万部というデータあり。
かのこん 6 ~ナギサのぱいぱいぷー~<かのこん> (MF文庫J)
西野 かつみ
KADOKAWA / メディアファクトリー
2012-09-01


●9位 『狂乱家族日記』 累計100万部
 伝説の新人賞受賞者・日日日の新人賞受賞作「の一つ」。
 『あそびにいくヨ!』と並ぶ猫耳ラノベのヒット作でもあります。
狂乱家族日記 壱さつめ<狂乱家族日記> (ファミ通文庫)

●10位? 『問題児たちが異世界から来るそうですよ?』 累計 90万部超?
 兎耳ヒロインラノベの金字塔。狐さんや猫さんも登場します。
 アニメ放映時の2013年で85万部突破。


●11位 『我が家のお稲荷さま。』 累計 62万部
 ケモミミ小説がラノベの新人賞を狙えることを証明した記念碑的作品。
 狐耳ラノベでは『かのこん』に次いで二位です。
我が家のお稲荷さま。 (電撃文庫)
柴村 仁
メディアワークス
2004-02




(以下は部数がある程度分かっている作品。他にも同数以上の部数の作品があるかもしれません)

●次点 『百千さん家のあやかし王子』 累計60万部超
 女性向けケモミミ作品では、2016年現在最も勢いがある作品。


●次点 『よろず占い処 陰陽堂へようこそ』 累計50万部超?
 一般読者まで想定したケモミミ小説として最もヒットしている作品。
 ドラマ化もされました。


●次点 『うどんの国の金色毛鞠』 26万部
 長らくマイナーだった狸耳キャラについにスポットの当たったヒット作。
 珍しい香川ネタ漫画でもあります。
うどんの国の金色毛鞠 1巻
篠丸 のどか
新潮社
2013-09-13


※ ※ ※

こうしてみると、やっぱり狐耳勢力の強さが目立ちますね!
あと、やっぱりケモミミ青少年の方が、ケモミミ娘より人気なのかもしれないです。
ケモミミ青年の中で一匹奮闘しているホロは、やはり凄いヒロインなのかもしれませんね。



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