嘘をつくことのできない魔法のかけられた異世界都市に転生した希代の詐欺師。
でも、嘘がつけなくたって、人を騙す方法はある!?
Web小説発の経営ネタファンタジー『異世界詐欺師のなんちゃって経営術(コンサルティング)』2巻目が7月30日より発売中です!

オオバ・ヤシロは悪辣な詐欺組織に対して詐欺を仕掛けることに人生を賭けた、希代の日本人詐欺師でした。
しかし、敵対組織からの復讐によって刺されてしまった彼は、気が付いてみると異世界都市オールブルームに住む青年に転生していました。

オールブルームは「嘘を嫌う」という精霊神の魔法の影響下にある都市。
すべての会話が完全に記録され、いつ誰が何を言ったかがすぐに検索できる「会話記録(カンバセーション・レコード)」や、嘘をついた者をすぐにその場でカエルにすることのできる簡易魔法裁判「精霊の審判」といった力によって、オールブルームでは(表向きは)嘘偽りのない商取引が活発に行われ、獣人を含む多様な種族が共存しています。

商業・工業・農業・漁業と様々な同業者ギルドがしのぎを削るオールブルームで、ほかのギルドの不用品を有効利用することを目的とした「ゴミ回収ギルド」を立ち上げたヤシロは、騙されやすいパートナー(?)の巨乳美少女・ジネットために、ゴミ回収ギルドの力を最大限に活用しようとします。

今回、ジネットの経営する食堂「陽だまり亭」の食材難を解決するため、狩猟ギルドにトラ人族少女・マグダの助力をもらえないか交渉を開始したヤシロ。
十歳になるかならないかくらいの、見るからに子供といった容姿のマグダですが、そのパワーは他の狩猟ギルドメンバーも太刀打ちできないほどで、巨大なマサカリをかついで戦う姿はまさに「女金太郎」といったところ。

しかし、彼女は狩人・・・もとい、狩りを商売とする人間としては最もあってはならない欠点を持っており、ヤシロは彼女の欠点を解消する代わりに、陽だまり亭への獲物(食材)の便宜を図ってもらおうと考えるのですが・・・・・・。

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ケモミミとしては今回、トラ耳少女・マグダがメインで活躍しますが、ほかにも川漁ギルドの長を務める熊耳美女・デリアといったキャラクターが登場します。川漁ギルドとは主に鮭に関する取引で関わり合いになり、「熊といえば鮭」という日本漫画的連想が働いていますね。

マグダは虎の獣人なのですが、立ち振る舞いはほとんど猫です。特に尻尾による感情表現が豊かな娘で、戸惑っている場面ではウネウネ動かしたり、狩猟前で緊張している場面では左右にブンブンと振ったりします。

猫扱いされることを嫌がって、虎であるところを強調する彼女ですが、これは狼耳キャラが犬扱いされるのを嫌うのと似たような構図なのかもしれませんね。



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